Milan Associazione Calcio s.p.a.(イタリア 3位(本来は2位。不正により勝ち点剥奪)予備予選3回戦から)

   
試合
分数
ゴール
アシスト
1節
2節
3節
4節
5節
6節
R-16 R-16
QF
QF
SF
SF
F
国籍
生年月日
 
3-0
0-0
1-0
4-1
0-1
0-2
0-0
1-0
2-2
2-0
2-3
3-0
2-0
GK 1 ジーダ
11
1008
▽78
ブラジル
73年10月07日
1 Dida
16 カラッツ
3
192
▲78
オーストラリア
72年12月06日
16 Zeljko Kalac
26 ストラーリ
イタリア 77年01月07日 26 Marco Storari
29 フィオーリ
イタリア 69年04月27日 29 Valerio Fiori
30 ファッキン
イタリア 87年04月29日 30 Davide Facchin
40 オフレッディ
イタリア 88年03月26日 40 Daniel Offredi
 
DF 2 カフー
6
300
1
▲50
▲19
▲87
▲84
ブラジル
70年06月07日
2 Cafu
3 マルディーニ
9
795
1
Y
Y
▽HT
イタリア
68年06月26日
3 Paolo Maldini
4 カラーゼ
7
436
Y
▽63
▲87
▲80
グルジア
78年02月27日
4 Kakha Kaladze
5 コスタクルタ
1
45
▽HT
イタリア
66年04月24日
5 Alessandro Costacurta
13 ネスタ
8
649
▽19
イタリア
76年03月19日
13 Alessandro Nesta
17 シミッチ
4
274
▲116
クロアチア
75年11月12日
17 Dario Simic
19 ファバッリ
3
84
▽79
▲86
▲90+2
イタリア 72年01月08日 19 Giuseppe Favalli
25 ボネーラ
6
419
▽47YY
×
▲63
▲HTY
イタリア 81年05月31日 25 Daniele Bonera
31 アントネッリ
イタリア 87年02月11日 31 Luca Antonelli
36 ダルミアン
イタリア 89年12月02日 36 Matteo Darmiani
44 オッド
7
656
1
▽116
イタリア 76年06月14日 44 Massimo Oddo
 
MF 8 ガットゥーゾ
11
867
▲66Y
▽79
▽87
▽53
▽84Y
Y
イタリア
78年01月09日
8 Gennaro Gattuso
10 セードルフ
12
969
2
5
▲71
▽81
Y
▲HT
▽85
▽801
1
▽90+2
オランダ 76年04月01日 10 Clarence Seedorf
18 ヤンクロフスキ
13
1063
▲79
Y
▲HT
▽87
▽80Y
チェコ
77年05月09日
18 Marek Jankulovski
20 グルキュフ
8
447
1
1
▽66
▲85
▲80
▲84
フランス
86年07月11日
20 Yoann Gourcuff
21 ピルロ
12
1037
1
1
▲73
1
イタリア
79年05月19日
21 Andrea Pirlo
22 カカ
13
1142
10
3
1
1
3
▲54
1
1
2Y
▽861
ブラジル
82年04月22日
22 Kaka
23 アンブロッジーニ
10
819
2
▲75
▽54
○Y
Y
イタリア
77年05月29日
23 Massimo Ambrosini
27 セルジーニョ
1
20
▲70
ブラジル
71年06月27日
27 Serginho
28 グエルチ
イタリア 89年07月31日 28 Alex Guerci
32 ブロッキ
7
387
1
▽75
▲81
▽HT
▲79
▲53
イタリア 76年01月30日 32 Cristian Brocchi
 
FW 7 オリベイラ
6
295
▽71
▽50
▽73
▽70Y
▲72
▲77
ブラジル
80年06月05日
7 Ricardo Oliveira
9 F・インザーギ
10
673
4
1
▲76
▽72
▽73
▲71
▽701
▽67
▽882
イタリア
73年08月09日
9 Filippo Inzaghi
11 ジラルディーノ
9
488
2
▽76
▲72
1Y
▽77Y
▲73
▽71Y
×
▽84
▲671
▲88
イタリア
82年07月05日
11 Alberto Gilardino
15 ボリエッロ
2
92
▲70
▽72
×
×
×
×
×
×
イタリア 82年06月18日 15 Marco Borriello
 
監督 アンチェロッティ

○は先発フル出場、▽は先発途中交代とその時間、▲は途中投入とその時間、ーはベンチ、空白はベンチ外。青数字はその節のゴール数。HTはハーフタイムの交代。

 

展望:ハッキリ言って今季もミランはCLもセリエも優勝は無理です。
セリエに関しては勝ち点マイナス8からのスタートというハンデがありますが、例えそれが無くても勝ち取る事は出来ないでしょう。
相変わらず高齢のままのディフェンスライン、変わらない中盤の顔ぶれ、変わらない戦い方、増えないバリエーション。チームとして成熟した後の完全なる衰退期に入っていると思います。シェヴァやスタムが抜けて更に苦しい陣容になったしね。
でもね、これはミランに対する批判ではないです。実際好きですよ、ミラン。好きな選手一杯いますからね。個人能力も他のCL出場チームと比べても断然上やし。
ただ選手の能力が極端に落ちないので世代交代しにくいってのも、これまた事実。
例えばカフー。衰えたかな?と思った次の瞬間には「世界最高のラテラル」っぷりを披露してくれます。
例えばコスタクルタ。とても40歳とは思えません。
例えばマルディーニ。カラーゼが意外に頑張っててもやはりパオロの安心感は無し。
例えばセルジーニョ。34歳にしてコンバートが成功するなんて誰が想像したでしょう。
例えば中盤。ピルロ、ガットゥーゾ、セードルフ、カカの4人はカカがイタリアに来てから不動。つまりもう4年目になるんです。熟成してる反面、マンネリは否めないが彼等を突き動かす新戦力も無い。それどころかピルロにしてもカカにしても年々成長しておる。抑えられるとそれ以外の選択肢が無いのでイコール死を意味するが、絶対的な能力が高いので下手にいじる事も出来ない。
FW陣にしてもそう。終わったと思われる度に復活するピッポ。そのピッポがあまりにも勝負強過ぎて、ポテンシャルを発揮出来ないジラルディーノ。シェヴァがいなくなってもその状況は変わらないでしょう。かといって出れば結果を残すピッポを外す訳にもいかない・・・。
今季もミランはCLでもセリエでも結構良い所までいくでしょう、これは間違い無いです。でも最後の壁は監督が変わらない限り破れませんよ。イスタンブールで名実共にジエンドを迎えていたと思いますよ。

GL総括:開幕前の予想通りミランは良くなかった。
しかし絶望的に悪いって訳でもない。
正に予想通りな展開です。
GLでは組み合わせに助けられましたが、セリエではそんな配慮も無く勝てない試合が続きました。
勝てない理由はやはり得点力不足で、セリエではローマの半分ぐらいしかゴールを奪えていません。
ピッポまでもが点を取れなくなってるので、前線の迫力不足は深刻です。
それに大量の怪我人が重なる訳ですから・・・。
今後の焦点は冬のメルカートでしょうか?
このままの勢いだとセルティック戦ヤバイですよ。

総括:リバプール同様の"カップ戦の戦い方"を実践し、ファイナルまで登り詰めたミラン。
そしてギリシャの地でレッズへの雪辱を果たし、見事ビッグイヤーを獲得しました。
リーグ戦でイマイチだったのに、CLを制覇出来た理由は前述した様にカップ戦向けの戦い方を徹底出来た事と、セリエを捨てて専念出来た事と、クジ運と、コンディショニングの持って行き方の巧さがありました。
まずCLではカカを前面に押し出した事が結果に繋がりました。
ロナウドが使えない事による苦肉の1トップだと最初は思っていましたが、これが見事にハマりましたね。
セリエの半分以下の試合数にも関わらずセリエ以上のゴールをあげているカカの得点数を見れば、それは一目瞭然だと思います。
次にクジ運ですが、正直ユナイテッド以外はキツイ相手に当たりませんでした。
まぁ今季の優勝候補筆頭であったユナイテッドを倒したので、文句はありませんがね。
そのユナイテッド戦で両者に最も差があった部分はといえば、コンディション。
ミランは恐らくピークをここにもってきてたんでしょうね。
逆に開幕から全力で走り続けていたユナイテッドは、この時点で既に息切れ状態。
故障者を多数抱えてましたからね。
こういう巧さも優勝するうえでは大切ですからね。

出場時間上位11人で組んだらこんなスタメン

        ジーダ

オッド  ネスタ   マルディーニ  ヤンクロフスキ

        ピルロ

 ガットゥーゾ     アンブロジーニ

     カカ    セードルフ

       インザーギ

 

ミラン02-03

ミラン03-04

ミラン04-05

ミラン05-06