06-07 UEFA チャンピオンズリーグ SF 2nd leg

2007.5.2 サンシーロ
3
2-0
0
1-0
カカ(11分、セードルフ
得点
 
セードルフ(30分)  
ジラルディーノ(78分、アンブロジーニ  
メンバー
1 ジーダ
GK
1 ファンデルサール
   
44 オッド
13 ネスタ
4 カラーゼ
18 ヤンクロフスキ
DF
22 オシェイ
  (77分 9 サア
6 ブラウン
15 ヴィディッチ
4 エインセ
 
 
21 ピルロ
8 ガットゥーゾ
  (84分 2 カフー)
23 アンブロッジーニ(C)
22 カカ
  (86分 19 ファバッリ)
10 セードルフ
MF
24 フレッチャー
16 キャリック
18 スコールズ
 
 
9 F・インザーギ
  (67分 11 ジラルディーノ
FW
8 ルーニー
11 ギッグス(C)
7 C・ロナウド
   
        ジーダ

オッド  ネスタ   カラゼ  ヤンクロ

        ピルロ

 ガッツーゾ       アンブロジニ

     カカ    セードルフ

        ピッポ

布陣
       ファンデルサール

オセイ  ブラウン   エインセ  エヴラ

        キャリック

    フレチャー   スコールズ

ロナウド             ギッグス

         ルーニー

sub
16 カラッツ GK GK 29 クシュチャク
25 ボネーラ DF DF 5 ファーディナンド
27 セルジーニョ MF MF 23 リチャードソン
32 ブロッキ     33 イーグルス
FW 14 スミス
  20 スールシャール
アンブロッジーニ
ガットゥーゾ
イエローカード C・ロナウド
レッドカード
ボリエッロ 出場停止選手 エヴラ
コスタクルタ
オリベイラ
マルディーニ
戦線離脱中選手 朴 智星
G・ネヴィル
シルベストル

まだまだこれから

豪雨のサンシーロ。
立ち上がりから試合を優位に進めたのはミランでした。
もう試合前からカカは、とんでもなく気合いの入った表情を見せてましたからね。
そのカカが試合のリズムを作ります。
いつも通りに1.5列目から鋭く飛び出してのシュート。
これがユナイテッドDFの脅威となりました。
解っていても止めれないのが今季のカカ。
先制ゴールもやはりこの男の右足から産まれました。
セードルフが頭で上手く落としたボールを右足一閃。
雨でスリッピーだったピッチによってシュートは加速し、ファンデルサールに為す術はありませんでした。
雨は更にミランを救います。
30分、スリッピーなピッチに足を取られてビディッチがクリアミス。
このボールを拾い、繋いで最終的にはセードルフの弾丸シュートで2点目であります。
冷静にボールを浮かしてDFをかわし、シュートもしっかりと地面に1バウンドさせたセードルフの技術と、クリアすらままならなかったユナイテッドDFの技術。
この差はデカかった。
またこういう大きな試合でミスしてしまうとキツイ。
ミランの圧倒的な勢いの前に、ユナイテッドのキーマンであるルーニー、栗坊は全く仕事が出来ないまま後半へ。

さて2点を返さないといけないユナイテッド。
前半は全く攻撃の形を作れませんでしたが、サーはハーフタイムに手を打ってきませんでした。
1st legも1人の選手交代も行わなかったサー。
行いたくても仕事が出来る選手がいないのか、それとも単純に動けないのか、動かなくても良いと判断してるのか。
これはチョット判断つきませんが、とりあえず何の変化も無いまま後半開始であります。
必然か偶然か、後半も前半と同じ様な展開。
ミランのブ厚い守りの前にカタチを作れないユナイテッド。
逆にミランは前掛かりになったユナイテッドのウラを突いて、カカとピッポ、セードルフが効果的に攻めます。
どんな劣勢のチームにもリズムを奪える時間帯ってのがフットボールにはありまして、この試合でも勿論ユナイテッドの時間帯ってのはあった訳なんですが、その時間帯にも決定的なシュートを放つ事は出来ませんでした。
もうアンブロジーニ、ガットゥーゾによる中盤の守備が抜群でしたからね。
そして狙い通りガラ空きになったユナイテッドDFのウラを突き、カウンター1発でジラルディーノがオイシイ得点を奪い3-0。
ユナイテッドは怪我上がりのサアを投入して、「これから!」って時だっただけにこの失点は痛かった。
2点奪わないといけない状況に変わりはありませんでしたが、ダメポだったジラにまでゴールが産まれたのでサンシーロはお祭り騒ぎ。
この完全なるアウェイ状況で、この日のユナイテッドに逆転するチカラは残されていませんでした。
直前のプレミアでは0-2から4点奪って逆転勝ちしたユナイテッド。
それだけのパワーを持ってるチームではあるのですが、エバートンとミランじゃ勝手が違いますわな。
結局終始ミランペースのままホイッスル。

ここにきてセリエでも5連勝するなど昇り調子だったミランが勢いそのままに勝った印象。
ではユナイテッドが下り坂だったかというとそういう訳でも無いので、これはやはりミランの勝負強さを讃えるしかないでしょう。
CL1本に専念出来たのも大きいかな。
ユナイテッドは今季良い成績を残してますが、個人的にはこのチームのピークはまだ先だと思っていたのですよ。
だってルーニーも栗坊もまだまだ伸びる年齢でしょ?
だからこの日の敗戦も未来に繋がる敗戦だと思いますよ。

興奮度:80%

MOM:アンブロジーニ