06-07 UEFAチャンピオンズリーグ グループH 第4節

2006.11.1 ジュゼッペ メアッツァ
4
2-0
1
2-1
カカ(6分、PK
得点
ユハス(61分、セルハト
カカ(22分、カフー  
カカ(56分、セードルフ  
ジラルディーノ(88分、ブロッキ  
メンバー
1 ジーダ
GK
1 ジトカ
   
17 シミッチ
13 ネスタ
  (19分 2 カフー)
3 マルディーニ(C)
18 ヤンクロフスキ
DF
23 ユハス
31 ドゥマン
3 デシャフト
 
 
32 ブロッキ
20 グルキュフ
  (66分 8 ガットゥーゾ)
10 セードルフ
22 カカ
MF
37 ヴァンデンボーレ
  (85分 36 レゲアール
5 ビーリア
4 ヴァンデルヘーゲ
  (39分 24 セルハト
14 ホール(C)
 
 
11 ジラルディーノ
7 オリベイラ
  (73分 21 ピルロ)
FW
7 チテ
11 ブスファ
  (80分 9 ムボ ムペンザ
10 ハッサン
   
         ヂダ

シミチ  ネスタ   パオロ  ヤンクロ

        ブロッキ  

   グルキュフ     セドルフ

         カカ

     ジラ     オリベイラ

布陣
           ジトカ

     ユハス   デマン   デシャフト

バンデンボレ  ビーリア  バンデルハグ  ホール

     ブスファ      ハッサン

           チテ

sub
16 カラッツ GK GK 22 スコレン
9 F・インザーギ FW DF 6 ヴァンダメ
15 ボリエッロ   MF 8 レイバ
FW 17 エンボカニ
ガットゥーゾ
ジラルディーノ
イエローカード ビーリア
ハッサン
レッドカード
ボネーラ 出場停止選手
カラーゼ
セルジーニョ
ファバッリ
アンブロッジーニ
戦線離脱中選手 パレハ
プロト
フルトス

SUPER KAKA

ミラノデルビーで大熱戦を演じた直後のこの一戦。セリエでは思う様に勝ち点を稼げていないミランですが、このグループHに於いては断然優位な状況に立っています。
なのでアンチェロッティはカフー、ガットゥーゾ、ピルロ、ピッポをベンチに温存し余裕をかまして試合に臨んできました。
余裕をかましたとはいってもカカは先発です。今のミランはこのカカが絶好調な訳なんです。そんな絶好調ぶりをこの試合でも魅せてくれました。カカさえいれば何とかなる、そんな雰囲気すらあります。

「ミランのエース」である事を証明するハットトリック。

強烈なスピードでGKの手の届かない所に蹴り込んだPK、カフーとのワンツーから冷静に浮かせて決めた2点目、ミドルレンジから豪快に叩き込んだ3点目、とバリエーションも豊富でした。
いや〜、圧倒的なまでの存在感。オリベイラ、カフーといった同胞がお膳立てをしてくれたおかげもあるけど、それにしても圧巻。

アンデルレヒトの失敗はね、こんなカカ率いるミランにガチンコ対決をしてしまった事。
自分達のスタイルであるポゼッションフットボールをサンシーロでやるなんて難易度高過ぎなんですよ。
ミランとしてはガツガツ来られたり、ロングボール攻めをされたり、カウンターを狙われたりする方が戦いにくい。
逆に自分達と同じ志向のチーム相手だと単純なチカラの差でねじ伏せれるのでやり易い。真正直に戦い過ぎた結果が後半序盤で3点を叩き込まれるという結果に繋がってしまいました。
でもアンデルレヒトの選択は個人的には好感持てるのよね。他所行きのスタイルで惨敗する(もしくは偶然にも勝利を得る)よりは、自分達の可能性を試してみる方が結果がどうであれ、よっぽど良いし未来にも繋がると思います。
3点を取って「楽勝ムード」に浸っていたミランからとはいえ、1点返してからの時間帯は充分に健闘していたよ。

逆にミランはこの試合でも「セットプレーからの失点」という課題を改善出来なかった。余裕を持っていた時間帯とはいえ、どうせならシャットアウトで気分良く終えたかった所でしょう。
試合前にカラーゼが突然負傷したり、試合序盤でネスタが負傷したり、とCB2枚を欠く展開だったとはいえ課題は課題です。
デルビーで超久々のゴールを決めたジラルディーノがこの日もゴールを決めたり、グルキュフ君が復帰出来たり、ってのは明るい話題でしたが。

興奮度:65%

MOM:カカ