06-07 UEFA チャンピオンズリーグ FINAL

2007.5.23 スピロス ルイス
2
1-0
1
1-1
インザーギ(44分、ピルロ
得点
カイト(89分、アッゲル
インザーギ(82分、カカ  
メンバー
1 ジーダ
GK
25 レイナ
   
44 オッド
13 ネスタ
3 マルディーニ
18 ヤンクロフスキ
  (80分 4 カラーゼ)
DF
3 フィナン
  (88分 2 アルベロア)
23 キャラガー
5 アッゲル
6 リーセ
 
 
21 ピルロ
8 ガットゥーゾ
23 アンブロッジーニ(C)
22 カカ
10 セードルフ
  (90+2分 19 ファバッリ)
MF
14 シャビアロンソ
20 マスチェラーノ
  (78分 15 クラウチ
16 ペナント
8 ジェラード(C)
32 ゼンデン
  (59分 7 キューウェル)
 
 
9 F・インザーギ
  (88分 11 ジラルディーノ
FW
18 カイト
   
        ジーダ

オッド  ネスタ   パオロ  ヤンクロ

        ピルロ

 ガッツーゾ       アンブロジニ

     カカ    セードルフ

        ピッポ

布陣
          レイナ

フィナン  カラガー   アッガー  リーセ

      アロンソ   マスケラノ

ペナント     ジェラード    ゼンデン

          カイト

sub
16 カラッツ GK GK 1 デュデク
2 カフー DF DF 4 ヒーピア
27 セルジーニョ MF MF 11 マルク ゴンサレス
32 ブロッキ   FW 17 ベラミー
ガットゥーゾ
ヤンクロフスキ
イエローカード マスチェラーノ
キャラガー
レッドカード
出場停止選手
戦線離脱中選手 ルイスガルシア
F・アウレリオ
シソコ

リベンジ

あぁ去年の今頃はパリで我がブラウグラーナが・・・・。
な〜んてことを考えると物悲しくなってしまうCL決勝。
今季は所詮は他人の喧嘩です。
しかしながらミランもリバプールも両方ともに気になるチームである事もこれまた変わらない事実です。
なので気合いの早朝観戦であります。

いや〜、重い試合やったね。
激重。
これは確実に2シーズン前のアノ決勝があったからでしょう。
もはやこれは単なる今季のファイナルではなかった。
こういう風に時間が繋がっていくのもフットボルの醍醐味の1つであります。
ミランが全然ミランらしくなかったもんね。
最終ラインでの危なっかしいパス交換を奪われて何度もピンチを招いたり、普段は一番落ち着いているセードルフの動きがカタかったり。
対するレッズはサイドチェンジを上手く使った綺麗な攻め。
今回も最後に笑うのはレッズなのか!?

そんな妄想を打ち砕いた1人の伊達男。
その名をフィリッポ・インザーギと申します。

試合前。スタメンにピッポの名前があった時からこんな予感はしていました。
恐らくこんな予感がしていたのは私だけでは無いでしょう。
そういう星の下に産まれた男なのです、ピッポという漢は。
脅迫でもされてんか?ってぐらいジラルディーノの起用に固執していたアンチェロッティですが、この大一番を前にようやくピッポの偉大さに気付いたようです。
長い時間はかかったけど気付いて良かったね、アンチェロッティ。
若干レッズ寄りで試合を観ていた私でありますが、ピッポが活躍してくれるんであればミランが勝ってもOKなんです。
だからピッポの1点目も2点目も単純に燃えた。

ハンドっぽい"当たっちゃった"先制ゴールも、スルーパスに抜け出して泥臭く流し込んだ2点目も、どちらも「これぞインザーギ!!」というもの。
そして2年間の呪縛を解く為にはゴールこそ最も必要なものだったのでした。
集中力と気合い、そして執念で守るミランディフェンスの前ではレッズのアタックはとても貧弱に見えました。
カイトとピッポを比べるのは酷だけど、やっぱりオーラが違いすぎる。
そんなカイトも終了間際にゲットゴールして可能性を繋げたけどね。
ただやはり2季前の再現はならず。
滅多に起こらないからこその奇跡やからねぇ。

試合としては最高におもしろい!ってものではなかった。
それはやっぱり色々な「負けられない」要素が絡んでいるものだから仕方ありません。
ただこの試合は2シーズン前の試合とセットで確実に歴史に残ります。
こうしてCLの歴史は重みを増して続いていくんですねぇ〜。
さて、ミランはリベンジを果たしました。
来季はバルサの番ですよ!
ただその前の目の前の3つのファイナルを制しないといけませんがね・・・。

興奮度:60%

MOM:インザーギ