Chelsea Football Club（イングランド　1位）

○は先発フル出場、▽は先発途中交代とその時間、▲は途中投入とその時間、ーはベンチ、空白はベンチ外。青数字はその節のゴール数。HTはハーフタイムの交代。

展望：昨季は完璧な強さでしたよ。
まぁ昨季はっつうか、一昨季もやねんけど。
つまりモウリーニョが就任してからプレミア2連覇という結果以上の強さを見せているブルーズ。
でも今季はチョット心配。補強が無計画過ぎやしないかい？？「リアルさかつく」をやってるアブラモビッチですが、昨季までは結構まともな補強をしてました。ただの遊びじゃないぞ、って所を。
でも今季は少し違う気が。バラックとシェヴァはいらんでしょ。どちらも世界最高のプレーヤーすぎて、チームのバランスが取れなくなるんじゃないのかな。
最初に書いた様に昨季完璧に強かったんですから、わざわざ補強する必然性が解らない。
いやクレスポがイタリアに帰りたがってたから仕方無い？確かにそれはある。クレスポの穴を埋めないといけないからシェヴァを獲ったと。まぁそれは解るけど、シェヴァじゃなくてもエエやん。わざわざドログバの地位を危うくする選手を60億円も出して獲る意味があるのか？自前で若手CFを育てる気は無いのか？？
バラックは更に不必要。マケレレ、エッシェン、ランパードという盤石のトライアングルが出来ていたんですから。この3人にプラスでバラックとなると必然的に中盤は4枚。中盤を4枚にすると昨季機能していたサイドアタック重視の3トップが使えなくなるんですよね。で、2トップは年棒通りのシェヴァとドログバ。となると世界でも指折りのロッベンやJ・コールやSWPがオプション？勿体無い話ですよね。
しかも4-4-2が上手くいくとも限らない。じゃぁ元の4-3-3に戻すとなると、今度はエッシェンやドログバがオプションになり、これはこれで勿体無い話。不協和音が出ないとは思えません。ダフの移籍の決断は正しいかも。
で、前線や中盤がこれだけ溢れてるのに、最終ラインは何とも淋しい。ガラスとフートの移籍の影響でCBの控えはボラルーズのみ。それでいて左SBはブリッジが控えというやりきれない状況。ツェフにフェレイラにテリーにカルバーリョにコールに、とスタメンは最強のラインナップなんですけど、シーズン通してやるには人数が少ない気が。
グジョンセンやガラスといったユーティリティプレーヤーが去ったのがシーズン終盤にどう影響するか見物です。

GL総括：なんだかんだと外野の雑音は大きかったですが、結果だけはキッチリと残し、首位通過を果たしました。
やはり予想通りバラックとシェヴァは機能せず。
まぁ時間が足りないので仕方ありません。
必然的に彼等が加わった4-4-2も昨季の4-3-3ほどの完成度・破壊力は出せませんでした。
それでも、です。それでも開幕から3連勝を果たしグループ内での地位を確固たるものにしたチェルシー。
突破が決定したのは第5節でしたが、事実上カンプノウで勝ち点を得た時に決まっていたとも言えます。
チームのコンディションもこれからがピークって感じなので、まだまだ伸びしろを感じます。
プレミアでも首位のユナイテッドに肉薄していますし、今季もチェルシー中心に世界が回るのは確実でしょう。
個人的にはシステム変更の都合でロッベンやフェレイラが使われなくなったのが痛い。
見たいぞ！！！

総括：またしてもベスト4の壁は破れず！！
因縁のリバプールに返り討ちにあう、という散々な結末でヨーロッパ戦に別れを告げなければなりませんでした。
最終的には国内のカップ戦を2つ獲得するのみに終わった今季のチェルシー。
私はチェルシーサポではありませんが、何だかやりきれないシーズンでしたよね。
というのも、どう考えても昨季以前の方が強かったから。
補強の失敗というか方向性の転換の失敗というか、そういうのが明白すぎて何だかやりきれません。
昨季以前の強いチェルシーが見たかったですよ。
エッシェンやドログバの様にパフォーマンスが向上した選手もいましたが、殆どの選手が怪我を含めてマイナスやったからね〜。。。

出場時間上位11人で組んだらこんな布陣

　　　　　　　　　　　　ツェフ

エッシェン　　カルバリョ　　　テリー　　コール

　　　　　　　　　　　マケレレ

　　　　　ミケル　　　　　　　　　ランパード

　　　　　　　　　　　バラック

　　　　　シェフチェンコ　　　ドログバ

↑最後まで日替わりだった右SB（ブラルーズ、ディアラ、フェレイラ、ジェレミ）は、やっぱり該当者無し。となるとエッシェンだわな

チェルシー 03-04

チェルシー 04-05

チェルシー 05-06