チェルシー（イングランド　1位）

○は先発フル出場、▽は先発途中交代とその時間、▲は途中投入とその時間、ーはベンチ、空白はベンチ外。青数字はその節のゴール数。HTはハーフタイムの交代。

展望：弱点が見当たらない完璧な陣容です。あらゆるメディアで優勝候補筆頭と言われてますが、異論を挟む余地すらありません。「4冠」ってのも現実的な話です。だってスタメンからベンチまで全員ワールドクラスじゃないですか！しかも特別な選手ばかり。DFラインとウィングを含めた前線は2チーム最強なチームを作れるぐらいです。つまり唯一中盤の3センターの層が薄いかなと。パーカー、チアゴ、ヤロシク、スメルティンと職人達を放出しましたからね。確かにこの4人分の仕事をエッシェンは1人で賄えるだけの能力はあります。マケレレ、ランパードの3人で組む3センターは現在世界最高でしょう。でもこの控えは？ってなるとジョー・コールぐらいで、まぁグジョンセンやジェレミも出来るけど急激に質が落ちてる（全員本来のポジションじゃ無いからね）と言わざるを得ないでしょう。チョット大量放出しすぎかなと。1つのタイトルを狙うだけなら良いけど、過酷なプレミア、カップ戦とかが絡んでくると、どうかな？って思う。まぁでもこんな心配も他のポジションが豪華過ぎるからそう見えるだけやけどね。

GL総括：プレミアでも開幕から圧倒的な強さで勝ち続けるチェルシー。しかも大量得点、無失点で勝ち続けていました。全く穴無し。完璧過ぎる強さ。それがそのままGLでも発揮されました。ベティスの異常な気合いに屈した第四節以外は全てシャットアウト。しかも相手に「得点出来る」と思わせない強固な守備ブロックでした。攻撃も誰が出ても得点出来たし、しかもファインゴール。クレスポ、ドログバは確実に結果を残し、エッシェンも瞬く間にフィットしました。そしてランパード。チームの中心、チームの心臓が昨季よりも更に成長しています。進化を遂げています。こんなチームを止めれるチームはあるのか？？優勝の可能性は限り無く高いです。プレミアの方の優勝を既に手中に収めてると言っても良いのでそっちの負担がかからないのも大きいしね。

総括：冬の補強で「モウリーニョ・チルドレン」の1人であるマニシェをロシアから引き寄せました。上の展望でも書いてある唯一の不安要素である「中盤の控え」の層を更に厚くした格好。もはや全く隙が無くなったチェルシー。プレミアでも独走を続けたまま迎えたR-16。全世界が待ち焦がれた夢のカード、「チェルシー×バルサ」。その期待を裏切らない戦いを魅せてくれました。試合には負けたが、それはそれです。チェルシーの圧倒的な強さはなんら変わる事はありません。バルサが打倒チェルシーを旗印に最高のフットボールを展開した様に、来季チェルシーがこの敗戦を糧に更に強くなって帰って来る予感の方が大です。

出場時間上位11人で組んだらこんな布陣

　　　　　　　　　　ツェフ

Pﾌｪﾚｲﾗ　　Rｶﾙﾊﾞｰﾘｮ　　　テリー　　ギャラス

　　　　　　　　 　マケレレ　　　　

　　　　エッシェン　　　　ランパード　　　

　ロッベン　　 　　　　　　　　ダフ

　　　　　　　　　 ドログバ

チェルシー03-04

チェルシー04-05