05-06UEFAチャンピオンズリーグ グループG 第4節

2005.11.1 マヌエル・ルイス・デ・ロペラ
1
1-0
0
0-0
ダニ(28分、カピ
得点
 
メンバー
1 コントレーラス
GK
1 ツェヒ
   
7 バレーラ
4 ファニート(C)
16 ナノ
  (20分 22 カステッリーニ)
27 メッリ
DF
20  P・フェレイラ
6 R・カルバリョ
26 テリー(C)
13 ギャラス
 
 
18 リベラ
8 アルス
17 ホアキン
14 カピ
  (84分 9 フェルナンド)
24 エドゥ
MF
4 マケレレ
5 エッシェン
8 ランパード
10 ジョー・コール
  (HT  24 S・W=フィリップス)
16 ロッベン
  (65分 11 ダフ)
 
 
12 R・オリベイラ
  (25分 6 ダニ)
FW
22 グジョンセン
  (HT 15 ドログバ)
   
       コントレーラス

バレラ  ファニト   ナノ  メッジ

     リベラ    アルス

 ホアキン    カピ     エドゥ

        オリベイラ

布陣
            ツェフ

フェレイラ  カルバリョ   テリー  ガラス

            マケレレ    

        エシェン    ランパド   

    コール           ロッベン

          グジョンセン

sub
13 ドブラス GK GK 23 クディッチーニ
25 ファンル MF DF 18 ブリッジ
21 シスコ FW   29 フート
26 イスラエル   MF 14 ジェレミ
カピ
バレーラ
メッリ
コントレーラス
ダニ
イエローカード ジョー・コール
ロッベン
ドログバ
S・W=フィリップス
ダフ
レッドカード

出場停止選手
L・フェルナンデス
アスンソン
O・ロペス
リバス
戦線離脱中選手 クレスポ
ジョンソン

観戦レポ

どんなに強いチームであっても年間通じて常に「最強」は維持出来ない。それをこの日のチェルシーが教えてくれました。
この敗戦によってチェルシーの歯車が狂ったり、何かが壊れるとはとても思えません。単純にコンディション的に底であったり、ただただ上手くいかなかったり、運が無かったり。敗戦の原因はそれだけの事で悲観的になる必要は全くありません。そんな黒星でした。
と、まぁこれはチェルシー側から観た場合の見解であって、勝負を分けた一番の大きな要素は、ベティスの気合い。これに尽きます。ベティスにあってチェルシーになかったのは、精神論はあまり好きじゃないですが、ハートの部分でしょ。
ベティスがこの試合にかなりの高いテンションで臨んでくる事は容易に想像出来ましたが、スタンドを含めたその空気感は遥かに予想を凌駕するものでした。
そうなった1つの要素は公式戦4連敗中というベティスの調子の悪さ。大量失点も喰らったりとホントに深刻な状況でしたからね。だからこそ、この試合に懸ける想いが強くなったのでしょう。現在世界でも最強と目されるチェルシーに勝つ事が出来ればこの悪い状況を変える事が出来る、祈る様な想いとそして僅かな期待を込めてベティコはスタジアムを訪れたに違いありません。
その気持ちが爆発したのがダニのゴール。正直スタンドがあそこまで沸騰するとは思いませんでした。年間かなりの数の試合を観てますが、たった1つのゴールであそこまでの一体感が産まれたのはここ数年記憶にございません。優勝を決めた、残留を決めた、それぐらいの勢いでしたよ。
ナノとオリベイラが数分の間に立て続けて負傷退場するというアクシデント、元々の故障者の多さ、代わったダニがゴールを決めた、色々な要素が絡んでの感情の高まりだったのでしょう。この盛り上がりを見て、「ベティス勝った」、と思いたいのは山々だったんですが、そう思えなかったのがベティスの守備の脆さ。この不安は常につきまといますからね。
実際この後、簡単に破られるシーン、呆気なく失点しそうなシーン、ありました。でもねこの日のベティスディフェンスはサポーター以上にテンション高かったし、集中してた。チェルシーのチグハグさに助けられたり、審判に助けられたり、というのも事実だけどそれを含めてベティスの「チカラ」とも言える。
まぁもうホントに全身全霊で勝ち取った3ポイントですよ。
ただ今後の見通しが明るいかと言えばそうでも無い。数字の上ではチェルシーとの勝ち点差はたったの1だけど、チェルシーが次勝ってベティスが負けるともうそれでジエンド。同時に行われてるリバプールがどうなってるかにもよるけど、チェルシーが次のアンデルレヒトに勝つ可能性は限り無く高く、ベティスがアンフィールドでレッズを下す可能性は限り無く低い。チェルシーが勝った場合ベティスはエンパテでも意味無いからね。つまりベティスが生き残る道は勝ち続ける事しか残されていないんです!!最終節のホームでのアンデルレヒト戦は大丈夫だろうから次のレッズ戦、ここで全てが決まります。今日のテンションで臨めば何とかなりますよ!頑張れベティス!!

興奮度:75%

MOM:ダニ