Futbol Club Barcelona(スペイン 3位 4シーズン連続19回目の出場)

    試合 分数 ゴール アシスト 1節 2節 3節 4節 5節 6節 R-16 R-16 QF QF SF SF F
国籍
生年月日
 
 
3-1 2-1 5-0 1-1 5-2 2-3 1-1 5-2 4-0 1-1 0-0 1-1 2-0
GK 1 バルデス
12
1080
スペイン
82年01月14日
1 Victor Valdes
13 ピント
スペイン 75年11月08日
13 Jose Pinto
25 ジョルケラ
1
90
スペイン
79年03月03日
25 Albert Jorquera
26 オイエール
スペイン 89年09月14日
26 Oier Olazabal
32 ミーニョ
スペイン 89年01月18日
32 Ruben Mino
 
DF 2 M.カセレス
3
217
▲53 ウルグアイ 87年04月07日
2 Martin Caceres
3 ピケ
12
1080
1 Y 1 Y スペイン 87年02月02日
3 Gerard Pique
4 マルケス
9
735
1 2 1 Y ▽53 Y Y × ▽52
メキシコ
79年02月13日
4 Rafael Marquez
5 プジョル
9
757
▽89 Y Y ▲52Y ×
スペイン
78年04月13日
5 Carles Puyol
16 シウビーニョ
7
452
1 ▲89 1 ▲90+7
ブラジル
74年04月12日
16 Sylvinho
18 G.ミリート
アルゼンチン 80年09月07日
18 Gabriel Milito
20 D.アウベス
10
900
2 Y Y Y × ブラジル 83年05月06日
20 Daniel Alves
22 アビダル
3
246
▽66 × フランス 79年09月11日
22 Eric Abidal
29 V.サンチェス
3
173
▲67 ▽60 スペイン 87年09月08日
29 Victor Sanchez
33 コルコレス
スペイン 85年05月08日
33 David Corcoles
34 チャビ トーレス
スペイン 86年11月21日
34 Xavi Torres
36 アルベルト ボティア
スペイン 89年01月27日
36 Alberto Botia
46 ムニエサ スペイン 92年03月27日
46 Marc Muniesa
 
MF 6 チャビ
12
971
2 7 1 Y ▽571 ▲60 ▽74
スペイン
80年01月25日
6 Xavi Hernandez
8 イニエスタ
9
772
1 2 Y ▽67 ▽90+2 ▽78 ▽90+61Y ▽90+2 スペイン 84年05月11日
8 Andres Iniesta
15 Se.ケイタ
10
519
2 1 ▽81Y ▲74 ▲77 ▲751 ▲74 1 ▲72 マリ 80年01月16日
15 Seydou Keita
21 フレブ
7
376
▲90+2 ▲78 ▲87 ベラルーシ 81年05月01日
21 Aleksandr Hleb
24 トゥーレ ヤヤ
10
802
▲66 ▽67 ▽81 Y
コートジボワール
83年05月13日
24 Yaya Toure
28 セルヒオ ブスケッツ
8
621
2 1 1 Y 1 ▽77Y ▲81 ▽85 スペイン 88年07月16日
28 Sergi Busquets
30 V.バスケス
1
90
スペイン 87年01月20日
30 Victor Vazquez
31 ジェフレン
スペイン 88年01月20日
31 Jeffren Suarez
35 アブラハム
スペイン 85年07月16日
35 Abraham Gonzalez
 
FW 7 グジョンセン
4
114
2 ▲81 ▲76 ▲90+6
アイスランド
78年09月15日
7 Eidur Gudjohnsen
9 エトー
10
780
4 2 ▽661 ▽74 ▲67 ▽871 ▽891 ▽82 ▽90+7Y 1
カメルーン
81年03月10日
9 Samuel Eto'o
10 メッシ
12
927
9 5 ▲602 1 ▲601 ▽571 1 2Y 1
アルゼンチン
87年06月24日
10 Lionel Messi
11 ボヤン
9
318
3 ▲74 2 ▽60 ▲HT1 Y ▲87 ▲89 ▲82 ▲85 スペイン 90年08月28日
11 Bojan Krkic
14 アンリ
9
611
5 3 ▽75 ▽60 ▲57 ▽HT1 1 ▽752 ▽741 ▽87 ▽72 フランス 77年08月17日
14 Thierry Henry
27 ペドロ
4
125
▲75 ▲57 ▽76 ▲90+2 スペイン 87年07月28日
27 Pedrito
 
監督 グァルディオラ

○は先発フル出場、▽は先発途中交代とその時間、▲は途中投入とその時間、ーはベンチ、空白はベンチ外。青数字はその節のゴール数。HTはハーフタイムの交代、Exは延長突入時の交代。移は移籍加入、移籍離脱によるチーム未登録。温はローテーションによる温存

 

展望:「2シーズン連続無冠」という非常事態から脱出すべく、今季は大改革にうってでました。
ロナウジーニョ、デコ、ザンブロッタというギガクラックがチームを去ったのです。
そして攻撃面での大物獲得は0ですからね。
アウベスに法外な金額を払ったツケでしょうか?
フレブはシュツットガルト時代から好きな選手なのですが、残念ながらバルサの歴史に名を残すような選手にはなれないでしょう(好き故の苦言)。
ケイタは良い選手なのですが、ヤヤとプレースタイルが似通ってる気がするので、正直大金を払ってまで獲得する必要があったのか?と思ってしまいます。
なので机上の戦力値で言えば昨季よりは下がっていると思うのですが、そこをペップがどうするか、ですよね。
クレもメディアも過剰に期待しちゃうと悲劇が待ち受けている気がします。
少なくともライカールト初年度の忍耐はもっておかないとね(あの時だって、前半戦はダメダメでしたからね。でもそこで我慢出来たからこそ、後半戦の巻き返し、そして翌年からの常勝期があった)。
そういう訳で、対戦相手に恵まれたGLは格好のウォーミングアップになると思います。
華々しく大勝を飾る、って展開は無いと思いますが、R-16以降に向けてのチーム力UPにはもってこいの相手ではないかと。
頼むよ!!

GL総括:前半の3試合を3連勝で飾り、この時点である程度突破を決めました。
後半3試合が1勝1分1敗と低調だったのは、チカラを注ぎ込まなかったからで、それがリーガでの独走(2位と勝ち点10pt差)に繋がっています。
元々今季のリーガは12月の日程が非常に厳しく(セビージャ、バレンシア、マドリー、ビジャレアルといった強豪との連戦)、当初からGLの後半は消化試合にするぞ!ってのが思い描いていた事やったからね。
まぁここまで順調にいくとはリーガ開幕直後は夢にも思わなかったけど。
でもCLのおかげで勢いがついた、ってのもあるよね。
開幕のスポルティング戦に快勝しましたが、それまではリーガで1分1敗と不味い立ち上がりだったし、シャフタール戦の勝利もリーガでのエスパニョール戦に続くロスタイムでの逆転勝ちだったしね。
バーゼル戦のゴレアーダは、その後のアルメリア、マラガ、バジャドリに対する大量得点に繋がった気もします。
組み分け発表の時点で組み合わせに恵まれたと感じましたが、こうして振り返ってみても色んな意味で幸運でしたよ。
ただラッキーだけで片付けてはペップに対して失礼ですね。
でもペップがここまでチームを激変させるとは正直思っていなかったですよ。
まぁペップが言うように「まだ何も勝ち取っていない」ので浮かれる訳にはいきません。
R-16でコロっと負ける可能性だって充分あるのです。
ぶっちゃけ「リヨンでラッキー」と思ってますが、ベンゼマの出世試合とならない可能性を誰が否定出来るでしょうか。
それに準々決勝以降は勝っても負けてもおかしくない相手ばかりになるのは間違い無いですしね。
では最後に、ここまでのバルサで良かった所をザッと。
・エトーの精神力。夏に戦力外を通告されたにも関わらず、プライドをかなぐり捨てて頑張っております。リーガでは怒濤のゴールラッシュですからね。元々の能力をそのまま出しているだけ、と言えばそれまでなんですがペップの操縦の巧さも感じます。
・メッシの更なる成長。どこまで昇りつめるんでしょうか、この少年は。ロナウジーニョからエースナンバーを引き継いだプレッシャーも何のその、ここまで圧巻のパフォーマンスを披露しています。ドリブルのキレは変わらず、パス、シュートが格段に成長している。そしてピッチ上での存在感も段違い。改めて末恐ろしい。
・アンリのフィット。序盤は簡単に得点を重ねるエトーの影に隠れて外しまくってましたが、イニエスタ負傷後あたりから格段にキレが良くなってきた。ティティ不在の場面で「アンリがいれば・・・」なんて昨季までなら思った事無かったからね
・チャビの王様ぶり。メディアからは「EUROのMVPで自信をつけて成長した」なんて解ったような事を言われてますが、EURO制覇以前の昨季中盤あたりから得点能力が飛躍的に上がってるのよね。それが今季も継続されていて、得点に絡む仕事が非常に多くなってます。そしてそれだけではなく、中盤の組み立て、ディフェンスも変わらずやってますからね。試合毎に凄みを増してます
・ブスケツという発見。彼に関してはペップが監督だったからこそ、すんなりチームに入れたという伏線があると思います。昨季一緒にやっていた部分をアドバンテージとして上手く活かしましたね。それにしても、あの落ち着き、スケールの大きさはどうよ?ブスケツのパス能力の高さに触発されてヤヤのプレーの質も上がってる気さえします。汚いプレー、狡賢いプレーも平気でやるし、ある意味カンテラーノらしくは無いですが、親父譲りといえばそういう気もします。正直ハマってます。
・アウベスという名の戦術。移籍金高過ぎるんちゃう?って思ってましたが、それに見合う選手である事は、もうここまでのプレーだけでも間違い無いです。彼が右サイドにいる事が、最早戦術にまで昇華されてる気さえします。だってプジョルが左SBに入ったり、シウビーニョではなくアビダルが左SBとして重用(GLでは1分も出てませんが、それは怪我とローテーションの問題)されているのはペップが左SBにCBとしての仕事を求めているからでしょ。アウベスがオーバーラップした際に左SBがシフトして3バックの様なカタチで守る為のものだと思います。シウビーニョに関しては怪我もあったけど、基本的には攻撃が特長の選手やからね。左WGで起用された試合があったけど、ペップの意図はそこに反映されていると思います。んでアウベス。攻撃能力が抜群に高いのよね。どうしても昨季までのザンブロッタと比べるからやねんけど、天と地ほどに違う。個人的にはザンブロッタも好きだったし、守備が得意な選手とはいえ攻撃もまぁまぁイケる方だと思っていたのですが、アウベスの前では霞むよね。しかも現時点でメッシと阿吽の呼吸までいってるか?っていうとそうでも無い状態にも関わらずですからね。こんなにバルサにピッタリなラテラルいないんじゃないですかね?マドリー時代のロベカルの様に末永く活躍してほしいもんです。

え〜、他にも書く事一杯ありますが長くなってきたのでこのへんで。

総括:書く事は腐る程ありますが、blogの方にも書いたので、まぁコッチは軽く抑えときます。
バルサ史上は勿論の事、スペインでも初の3冠という偉業を成し遂げた今季のバルサ。
そう全ての成功を勝ち得たのであります。
結果だけで言うならば「バルサ史上最強チーム」「スペイン史上最強チーム」である事に異論は無い訳でして、それだけ凄い事をやったのです。
ピケも言うてましたが、今よりも年数が経てば経つ程どれだけ凄い事をやったのかという実感が湧いてくるのでしょう。
これだけの事をリアルタイムで体験出来たという喜びも今よりも後々の方が実感出来る気がします。
なんにしても有り難うバルサ!
ビスカ バルサ!! ビスカ カタルーニャ!!!

出場時間上位11人で組んだらこんなスタメン

         バルデス
アウベス  マルケス   ピケ  プジョル
          ヤヤ
      チャビ    ブスケツ
 メッシ            イニエスタ
          エトー

          

バルサ 02-03

バルサ 03-04

バルサ 04-05

バルサ 05-06

バルサ 06-07

バルサ 07-08