08-09 UEFAチャンピオンズリーグ SF 2nd leg |
||||
2009.5.6 スタンフォード ブリッジ
|
||||
1
|
1-0
|
1
|
||
0-1
|
||||
エッシェン(9分) |
得点
|
イニエスタ(90+3分、メッシ) | ||
メンバー
|
||||
1 ツェフ |
GK
|
1 バルデス | ||
17 ボジングワ 33 アレックス 26 テリー(C) 3 アシュリー コール |
DF
|
20 D・アウベス 24 トゥーレ・ヤヤ 3 ピケ 22 アビダル (66分 退場) |
||
5 エッシェン 13 バラック 39 アネルカ 8 ランパード 15 マルダ |
MF
|
28 セルヒオ ブスケッツ (85分 11 ボヤン) 6 シャビ(C) 15 Se・ケイタ |
||
11 ドログバ (72分 35 ベレッチ) |
FW
|
9 エトー (90+7分 16 シウビーニョ) 10 メッシ 8 イニエスタ (90+6分 7 グジョンセン) |
||
ツェフ
ボジン アレクス テリー コール エシアン バラック アネルカ ランプス マルダ
ドログバ |
布陣
|
バルデス
アウベス ヤヤ ピケ アビダル ブスケ チャビ ケイタ メッシ イニエスタ エトー |
||
sub
|
||||
40 イラリオ | GK | GK | 13 ピント | |
2 イバノビッチ | DF | DF | 2 M.カセレス | |
42 マンシエン | MF | 21 フレブ | ||
12 ミケル | MF | FW | 27 ペドロ | |
9 ディ サント | FW | |||
21 S・カルー | ||||
エッシェン アレックス バラック ドログバ |
イエローカード | D・アウベス エトー イニエスタ |
||
レッドカード | アビダル | |||
出場停止選手 | プジョル | |||
P・フェレイラ ジョー コール R・カルバリョ |
戦線離脱中選手 | G・ミリート V.バスケス マルケス アンリ |
ドン アンドレース!ドン アンドレース!!
あまりの劇的結末に、試合終了後から放心状態でありました。
レポを書く気力すら、沸いてこない。
歓喜で筆も進むかと思っていたのですが、その逆でドッと疲れが出てきました。
衝撃がデカ過ぎるとね、駄目ですわ。
劇薬ですよ、劇薬。
今夜は眠れそうにもありません。
ヤッターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
勝ったーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
と、大声で叫びたい衝動に駆られています。
冷静になってからレポ書きます。
冷静になれそうもありません・・・。
とりあえず書きます。
こんな試合になるなら、1st legに引き続きスポーツバーに生観戦しにいくべきでした。
その日から仕事だったし、不況で金も無いし、2日待とう。
2日待ってバルサTVで観よう、と我慢しない方が良かったかも。
バーは熱狂の渦と化してたんだろうなぁ・・・。
まぁ2日間情報遮断に成功したので、歓喜は味わえました。
これ結果知ってたら興奮度10分の1ぐらいだったろうなぁ〜。
ドンの得点がテポドン級の衝撃になった要因は色々あります。
まずチェルシーが1st legに引き続いて引き籠もってきたので全くチャンスが作れなかった事が1つ。
試合開始直後こそ、ノーマルなゲーム運びをしてきた青油軍団でしたが、9分という早い時間にエッシェンの超絶ゴラッソが決まると、もうドン引き。
いや、判ってたよ、そうしてくるのは判ってた。
1st legの続きですよね、はいそーですね。
って事はチャンスすら作れませんよ、って感じ。
奴等は常に数的有利の状況を作ってきおるんですよ。
そしてゴール前には、人、人、人。
1st legは、まだツェフを脅かすシーンもありましたが、この日は皆無。
劇的ロスタイム弾までの枠内シュートは、なんと0。
オフサイド0、ポゼッション64%っていう数字だけ見ても試合内容想像出来ますよね。
チェルシーのDFがより強固を増した、というよりはバルサが落ちてた。
1st legと比べるとアンリが故障で出られなかったのと、マルケス&プジョルの欠場がやはり痛かった。
アンリ不在でイニエスタを前線で使わなくてはいけなくなり、攻撃の幅が狭くなってしまった。
ヤヤをCB、ドンをFWで起用した事によって、中盤にはブスケツとケイタが補填されましたが、彼等が期待に応えられずチームのパフォーマンスは低下しました。
ブスケツは緊張からか、持ち味を出せず消極的なプレーに終始。
ヤヤはCBで頑張っていたとも見えるけど、自分のミスを自分でカバーしてただけの様にも見えたしね。
以上のような理由で1st legのバルサより2nd legのバルサの方がパフォーマンスは悪かった。
それに加えて数的不利。
リプレーで見る限りアビダルは全く何もして無かった様に見えましたが、主審は赤紙を提示。
EUROの印象?
これでDFラインはより不安定に。
チェルシーに、いつ2点目が入ってもおかしくなかった。
バルデス君の奇跡的なセーブが無かったら・・・・、って思うともう〜。
というような完全な負け試合だったんですよ。
チェルシーの思うツボにハマりまくり、あえぐバルサ。
アウベスは今季最低の出来だったし、エトーは存在感無いし、イニとメッシも人の多さに辟易。
チャビは何とか前線から最終ラインにかけて動いてパス出して、を繰り返すが1人では苦しい。
成長著しいピケがディフェンスからビルドアップ、はたまたオーバーラップまで1人何役もこなしてましたが、そんな全てを完璧にこなせる選手なんていない。
苦しい時のセットプレー、も全く可能性が感じられず。
最早終わった。
やっぱ終盤にターンオーバー出来なかったのが、キツかったよな〜。
カセレスとかシウビーニョをこまめに使ってこなかったから、この大一番でも使えなかったんでしょ?
だから色んな所に皺寄せがきちゃったんでしょ?
プジョルもアウベスもバイエルン戦で休ませとけば、準決勝&決勝を出場停止になる事も無かったし。
スタメンと控えのチカラの差があり過ぎて、この日だってカード切れなかったんでしょ?
でもそんな差を付けてしまったのも監督責任だよね?
絶望的な試合状況にも関わらず、ベンチでカセレスとペドロが爆笑し合ってたけど、そういう画って凄く悲しいよ。
監督から信頼されてない、どうせ出番なんか無い、って思ってたんだろうね。
まぁペップは1年目だし、仕方無いよね。
来季の伸びしろは監督采配かな。
ここでこういう負け方するのも、一興かな。
そんな事を考えていたロスタイムだったのです。
だからこその衝撃。
負けると思っていた。
絶望していた。
そこからの逆転ゴール。
だからこその歓喜。
やっぱCL。
アウェイゴール2倍ルール最高!!!!!!!!
たった1本の枠内シュート、しかもミドルシュートでバルサが勝つ。
なんてバルサらしくない勝利。
普通なら素直に喜べない。
「美しく勝利してこそ、バルサだろ」ってクダ巻いてたかも。
でもこの試合に限っては違う。
是が非でもチェルシーに勝ちたかった。
いや、勝たなくても1点取りたかったんですよ。
180分間守り倒されるなんて、それこそ耐え難い苦痛でした。
なんとしても1点は取れ!!そう思っていたんですよ。
だからこれは嬉しかったねぇ。
チェルシーからしたら2回のハンド(PK)が見逃されたとか、他にも色々ファウルを取ってもらえなかったとか、言い分は色々あるでしょ。
後味悪いジャッジではあるよね、って思ってもいたけど今はそれ以上の歓喜が私を支配しております。
昔ね、ペップがチャビに「イニエスタという少年に我々は直ぐ追い抜かれるぞ」みたいな話をした、っていう有名なエピソードがあるじゃないですか。
そういうの思い出すとホンマに泣けてくるよね。
ビスカ!バルサ!! ビスカ!カタルーニャ!!!
クレで本当に良かったと思えた日でした。
P.S.試合翌日です。まだ鶴瓶の劇的弾を思い出してはニヤケてます(^^)