展望：遂にデシマを達成した昨季のマドリー。
10回目の優勝というのは、まぁ敵ながら天晴れですわ。

今季の目標としては、まずは失ったLigaの覇権奪回。
そして前人未踏のCL連覇でしょう。

ただ正直道のりは険しいと思います。
というのもね、バランスが悪いんですよ。
クロースとハメスが加入し、見た目だけは強力になりましたけどね。
でも誰が中盤で守るのか！？ってハナシで。
シャビアロンソとディマリアというバランサーを失い、さてどこで誰がボールを取るのかと。
ウイイレなら独走優勝出来そうなチームですが、現実はそうではないですからね。
※クロースやモドリッチに汗をかかせまくっても、彼等本来の良さは出ないでしょう

現実主義者のアンチェロッティが、どんなリアリティをピッチに持ち込むのか、ってのはチョット楽しみやけど。

GL総括：6戦全勝。
圧倒的な強さでGLを突破しました。
リバポが足踏みしちゃったので、GL内に敵は居なかったという感じでしたね。

ベンゼマとCR7が揃って5ゴールってのも、マドリディスタからすれば気分の良い話でしょう。

Ligaでも首位やしな。
アンチェロッティ体制2年目は、攻撃力が爆発しておりますよ。
クロースとハメスが加入し、守備のバランスの悪さが指摘されておりましたが、
それを上回る攻撃力を見せてますわな。
「攻撃は最大の防御なり」ってか！？
まぁクロースは良くやってるよ。
持ってたポテンシャルが、海外に出る事によって更に開いた気がする。

ベンゼマ、ベイル、CR7の3トップは手が付けられないしな～。
イスコも何気に好調やし・・・。

R-16はシャルケとか。
一方的なゲームになるやろうな。

総括：途中までは良かったんですよね。
シャルケ相手にもアウェイの1st legで勝負を決めたわけで。
2nd legで負けた事をとやかく言うメディアもありましたが、あんなんは所詮消化試合なのでね。
続くマドリーデルビーもスコアは1-0でしたが、内容では圧倒しておりました。

で、何故ユーベに負けたのか。
これはもう単純にガス欠ですよ。
あそこまではハイペースで行ってたんですが、そのツケが来ましたよね。
22連勝の反動と怪我人発生のタイミングが重なってしまった運の無さ。
ツキと取るか、マネージメント能力の欠如と取るかは人によりけりかな。
モドリッチの怪我により一気にバランスが崩れたのでね。

バルサが3冠を達成したという事は、イコール他のスペインのクラブは無冠だったという事です。
プライドの高いマドリーフロントがそんな状態を許すわけもなく、アンチェロッティは解任。
これがトカゲの尻尾切りである事は誰の目にも明らかですが、それが常態化してるのがマドリーのフロントであり、バルサのフロントにも同じ事が言える。
つまりビッグクラブの宿命ってやつですわ。
※健全なフロントが居るビッグクラブもあるけどね

来季はラファ・ベニテスか～。
繋ぎの印象が拭えませんが、さてどうなりますやら。