10-11 UEFAチャンピオンズリーグ グループA 第3節

2010.10.20 ジュゼッペ メアッツァ
4
3-0
3
1-0
サネッティ(2分、エトー)
得点
ベイル(52分、クラウチ)
エトー(11分、PK) ベイル(90分、ジーナス)
スタンコビッチ(14分、エトー) ベイル(90+1分、レノン)
エトー(35分、コウチーニョ)  
メンバー
1 ジュリオ セーザル
GK
1 ゴメス
  (8分 退場)
   
13 マイコン
6 ルシオ
25 サムエル
26 キヴ
  (61分 27 パンデフ)
DF
2 ハットン
13 ギャラス
19 バソン
32 アス=エコット
 
 
4 J.サネッティ(C)
5 スタンコビッチ
  (50分 39 サントン)
88 ビアビアニー
  (75分 2 コルドバ)
10 スナイデル
29 コウチーニョ
MF
8 ジーナス
6 ハドルストーン(C)
  (80分 12 パラシオス)
7 レノン
14 モドリッチ
  (11分 23 クディッチーニ)
3 ベイル
 
 
9 エトー
FW
15 クラウチ
  (67分 10 ロビー キーン)
   
       ジュリオセザル

マイコン  ルシオ   サムエル  キヴ

    サネッティ   デキ

ビアビアニ   スナイデル  コウチニョ

         エトー

布陣
         ゴメス

ハットン  ガラス   バソン  エコト

     ジェナス   ハドル

 レノン    モドリチ    ベイル

        クラウチ

sub
12 カステラッツィ GK DF 4 カブール
23 マテラッツィ DF MF 5 ベントリー
11 ムンタリ MF   21 クラニツァル
19 カンビアッソ   FW 9 パブリュチェンコ
キヴ イエローカード パラシオス
レッドカード
出場停止選手 ファン デル ファールト
ディエゴ ミリート
チアゴ モッタ
戦線離脱中選手 ドーソン
レドリー キング
デフォー

ハチャメチャな試合

なんか書く事が一杯の試合(苦笑)
え〜、試合展開をおさらいしていきますか。

まずは開始15分までにインテルが3点連取しました。
もうこの時には試合が決まった、って思ったんですけどね。
いやはやそれはさておき、インテルの攻撃は見事でしたよ。
特に1点目と3点目は流れるようなパスワークからのゴールで実に美しかった。
サネッティとデキという3列目の選手が得点している事からも判るように、選手間のコンビネーションが抜群でした。
余談ですが鉄人はCL最年長ゴール記録更新(37歳71日)らしいです。
前はブランがユナイテッド時代に決めたのがレコードでしたが、打ち破りましたよ。
鉄人らしからぬ怪我発生で今季は欠場している試合もありましたが、この日の動きを見る限り全然まだまだいけますわ。
どちらかと言えばスパーズ寄りで試合観戦してたんですが、やっぱサネッティが決めるとテンション上がっちゃいましたね。

大量リードのインテルは残り時間をテキトーに流して過ごしていました。
しかも数的有利やしね。
そうそう退場者が出たんですわ、PK判定のせいで。
PK自体の判定も微妙やったと思うんですが、退場までプラスやからねぇ。
あれで一気に試合が傾いたもんね〜。
スナイデルのスルーパスからのビアビアニーの鋭い飛び出し、これは見事でしたよ。
しかもビアビアニーの抜群のスピードがありますからね。
でもゴメスは倒す気あんまり無かったと思うんですがねぇ、衝突しちゃっただけのような・・・。
これでモドリッチを交代させなくちゃいけなくなったんで、スパーズの攻撃力は激減ですよ。
4-4-1にしたのは正しい判断だと思いますが、2点(PKが決まるもんとして想定)を追いかけなきゃいけない事を考えるとモドリッチがいないのはキツいでしょ。
ジェナスかCBのどちらか1枚(ハドルストーンをCBに)かアスエコット(ベイルを左SBに)を選択して欲しかったんですけどね。
まぁしゃぁないか。

数の上でもアドバンテージを背負ったインテルは前半の内に更にもう1点追加します。
コウチーニョの完璧なスルーパスをエトーがいつも通りニアに決めて4-0。
最近の個人的なお気に入りコウチーニョ君は、この日も色々と魅せてくれました。
やっぱり楽しいプレーヤーです。

前半終わって4点差、もう試合は完全に決まりました。
後半開始早々にデキが負傷交代しますが、まぁそんなんも全然問題無しでしょって思ってました。
ベイルが素晴らしい独走ドリブルを披露して弾丸の様なシュートを突き刺し1点返しますが、焼け石に水だろって思ってました。
ラファの意味不明な采配が出ても余裕過ぎて色々試してるんだろうと思ってました。
(デキの交代要員として何故かサントンが出てくる。
これによって左SBだったキヴは左WGへポジションを上げ、その位置にいたコウチーニョがデキの務めていたボランチへ移動。
でも気に食わなかったのかキヴはパンデフと交代となる。
パンデフはそのまま左WGに入るがそれなら元々デキとパンデフ代えたら良かったんじゃないの?
でもコウチーニョ君にも気に食わなかったのか、最終的にはスナイデルがポジションを下げてデキの位置へ。
んでコウチーニョ君は2列目に。まぁこれはどっちでも良いかって感じですので、あとはコルドバの投入かな。
大量リードしているにも関わらず何故か守備固めでコルドバが投入されます。
しかもビアビアニーに代えてだから完全に守備固めですよ。コルドバは右SBに入り、マイコンがビアビアニーの位置へ。
ラファは悪い予感がして守備固めに走ったのか、それともラファの謎采配が失点を呼んだのか・・・。
その話は後述。。。)

基本的に後半はマッタリモード。
もう試合の興味はエトーが2節連続トリプレッタを達成するのか、のみと言っても過言じゃなかったでしょう。
元インテルのロビー・キーンが投入されても拍手で迎えるぐらいサンシーロのティフォージ達にも余裕がありました。
インテルで何にもしてないキーノなんですけどね。
そんな緩やかムードが一変したのが終了間際でした。
ベイルにまたしても独走ドリブルを許し1点返されます。
でもまだ2点差、しかももう残すはロスタイムのみ、まだサンシーロには余裕がありました。
しかししかし続けざまにベイルが3度左足を振り抜きます。
予想もしていなかったベイルのトリプレッタ。エトーではなくまさかのベイルが達成。
残り時間は1分あるかないか、ですがスパーズがボールを持っただけで猛烈なブーイングを浴びせるサンシーロ。
いや〜、おもしろかったね。
あれだけ空気がガラッと変わる瞬間なんて、そんなに無いですからね。
スパーズも可能性が出てきたので急ぎまくります。
あれだけ途中の時間帯ダラダラしてたのに、ここに来てそんなに急いでも遅いよ、って思ってたら試合終了のホイッスル。
もっと早い時間帯から諦めずに奮闘してたら追いつけたかもしれんのにね、ってハナシ。

まぁインテル的には余裕かまし過ぎちゃったってトコかな。
結局コルドバを入れた右サイドが混乱しちゃってる様にも見えましたが(コルドバが悪いって話ではなく)、結果論ですからね。
もうベイルを褒めるのがベターかと。
ベイルは昨季突如攻撃力がアップした印象でしたが、このハットトリックで世界中にその名を広めましたね。
ベイルの確変がどこまで続くのか楽しみであります。