14-15 UEFAチャンピオンズリーグ グループF 第2節

2014.9.30 パルク デ プランス
3
2-1
2
1-1
ダビヂルイス(10分、ルーカス)
得点
メッシ(12分、イニエスタ)
ヴェラッティ(26分、モッタ)  ネイマール(56分、アウベス) 
マテュイディ(54分、ヴィール)   
メンバー
30 シリグ
GK
1 テア シュテーゲン
23 ファン デル ヴィール
5 マルキーニョス
32 ダビヂ ルイス
17 マクスウェル
DF
22  D.アウベス
  (83分 29 サンドロ)
14  マスチェラーノ
24 マテュー
18  ジョルディ アルバ
8 モッタ(C)
24 ヴェッラッティ
  (71分 4 キャバイエ)
14 マテュイディ
7 ルーカス
  (90+1分 15 バエベック)
27 パストーレ
  (86分 20 シャントーム)
MF
5  セルヒオ ブスケッツ
4 ラキティッチ
  (69分 6  チャビ)
8  イニエスタ(C)
9 カバーニ
FW
10  メッシ
7  ペドロ
  (62分 31 ムニル)
11  ネイマール
   
          シリグ

ビール  マルキ   ルイス  マクス

          モッタ
     ベラティ    マトイディ
ルーカス    パストレ

         カバーニ
布陣

       シュテーゲン

ダニ  マスチェ   マテュ  アルバ

         ブスケ

   ラキティチ      イニ

          メッシ

 ペドロ            ネイマル

sub
1 ドゥシェズ GK GK 13 ブラボ
6 カマラ DF DF 3  ピケ
19 オーリエ     21  アドリアーノ
21 ディーニュ   MF 20  セルジ ロベルト
マテュイディ
ファン デル ヴィール
ヴェッラッティ
イエローカード D.アウベス
レッドカード
出場停止選手 ルイス スアレス
イブラヒモビッチ
ラベッシ
チアゴ シウバ
戦線離脱中選手 マシップ
ドウグラス
ラフィーニャ

初失点からの初黒星

■試合前の状況

国内リーグでは3勝5分のPSG。
「無敗」と言えば聞こえは良いけど、勝ち切れてない試合も多いんかな。
観てないから何とも、やけど。

一方のバルサは5勝1分で首位に立っております。
直前のグラナダ戦も6-0で大勝。
良い感じでパリに乗り込めたと思います。


■バルサのスタメンについて

そのグラナダ戦からの変更箇所は4つ。
まずポルテーロがシュテーゲンに。
DFラインはターンオーバーでアドリアーノ→アルバ。
中盤も同じくチャビ→イニエスタ。
3トップも同様にムニル→ペドロとなりました。
各ポジションで満遍なく1人ずつ変更してますね。

その一方でグラナダ戦をスタンド観戦して"温存"されていたピケは、ベンチからのスタート。
マスチェラーノ&マテューコンビが継続してCBを組みます。
つまりピケは温存ではなかったという事ですかね。


■失点すぐさま同点

立ち上がりフワッと入ってしまったバルサ。
まぁバルサによくあるパターンですわ。

んで、FKから先制点を許します。
ダヴィヂ・ルイスがトラップから振り向きざまシュート。
シュテーゲンは1歩も動けませんでしたが、あれはGKノーチャンスでしたわ。
ディフェンスが競った時点でブロックせなアカンかったわな。

で、直後にバルサは返します。
ネイマール→メッシ→イニ→メッシと華麗にワンタッチで繋いでゴール。
バルサらしい崩しでパリDFを手玉に取りました。
美しかったね。
ああいうのが出来たら、何処が相手でもゴール出来ると思います。

ちなみに、このゴールがバルサの欧州カップ戦500点目なんだそうです。
記念ゴールは、やはりレオでしたな。


■またもセットプレーから

バルサがボールと試合を支配する展開が続きましたが、勝ち越しゴールはPSG。
今季も苦手であり、課題である事は変わらないセットプレーからやられます。
ま、2失点目に関してはバルサのセットプレーの弱さではなくシュテーゲンのミスでしたが。
そのシュテーゲンも含めて「バルサのセットプレーの弱さ」とも言えるけどね。

不用意に飛び出し、ボールに触れずヘディングシュートを喰らう。
単純な判断ミスですわ。
こういうのがあると「試合勘が・・・」って話になっちゃいますよ。
元々は正GK候補として入団したのに怪我で出遅れている間にブラボに取って替わられてますからね。
立場を逆転する為には、こういうプレーを無くしていかんとな・・・。


■失点すぐさま追撃弾

前半はPSGが1点リードで折り返し。
そして後半。
PSGが流れの中から追加点をゲットします。
右サイドからのクロスに(アウベス間に合わず)マトゥイディが合わせました。

勝利を確信したかのように盛り上がるPSGサポーター。
でもここから前半のVTRの様な流れとなります。

またも得点直後の時間を乗り越えられなかったPSG。
メッシの4人のマークが集中する中、ポッカリと空いたネイマールがポストに当てながらも流し込んで再び1点差。
ブランもえらい怒ってたけど、そらそうやろな。
得点直後の時間帯は集中しろ、なんて言葉何十年も言われてる訳ですから。


■押し込めど

ここからの時間帯はバルサが攻め、PSGがカウンターを狙う、という展開。
チャビの投入もリズム向上に役立ち、ムニルもポスト直撃シュートを放ったりと惜しい場面はあった。
イニエスタの絶好機とかな。
相変わらずシュートだけは入らんな、イニ。

途中投入選手もフィットしてたし、入る予感はあってんけどな〜。
最終的には2バック気味で前掛かりで攻めましたが同点ゴールは奪えず。
アルバが放ったシュートをマルキーニョスが間一髪ブロックしたのが、一番惜しかったかな。
う〜ん、残念でした。


■総括

今季公式戦初黒星。
でも全く悲観する必要は無いよ。
このGLでの最大のライバル相手に、2つのアウェイゴールを持って帰ってこれた、と考えればね。

まだシーズン立ち上がりの時期やし、今の内容でも全く問題無い。
攻撃のカタチも出来てるし、守備の課題も明確になったわけやからね。

PSGは、ズラタン、チアゴ・シウバという2大看板に加えて、要所で仕事をするラベッシも負傷欠場。
苦しい陣容でしたが層の厚さを見せつけましたね。

例えば前線。
ズラタン&ラベッシの代わりにパストーレとルーカスが出てたんですが、彼等とてワールドクラスですからね。
ルーカスは右サイドで起点となり続け、パストーレも1トップ下で縦横無尽に躍動しておりました。
パストーレは、やっぱり天才やな〜。
ドリブルもパスもシュートも一級品。
PSGのベンチ要員ではなく、どこかのチームのエースとして常時観ておきたいレベルの選手ですわ。

CFに入ったカバーニも活き活きしてたな。
いつもはズラタンがおるから、多少黒子の役回りなんでしょう。
シュートのツメは甘かったけど、やっぱり世界有数のFWでした。

チアゴ・シウバの穴もマルキーニョスがしっかりと埋めておりました。
前述のアルバのシュートブロックとかね、アツかったよ。

まぁ力が拮抗しててオモロい試合やったわ。
こういう試合を重ねれば、選手のレベルも上がるでしょう。
シュテーゲンも良い経験になったやろうし。

P.S.チャビが今日でCL通算143試合出場の新記録達成。
今までの記録はラウルの142だったらしいんですが、「スペインの至宝」を抜いてトップに立ちました。
3位以下は、ギグス141、カシージャス140、セードルフ125だそうです。
流石に重鎮が並ぶランキングですな。
いずれはイケルがトップに立つんかな。