14-15 UEFAチャンピオンズリーグ SF 2nd leg |
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2015.05.13 サンチャゴ ベルナベウ
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1
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1-0
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1
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0-1
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ロナウド(23分、PK) |
得点
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モラタ(57分、ポグバ) | ||
メンバー
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1 カシージャス(C) |
GK
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1 ブッフォン(C) | ||
15 カルバハル 2 ヴァラン 4 セルヒオ ラモス 12 マルセロ |
DF
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26 リヒトシュタイナー 19 ボヌッチ 3 キエッリーニ 33 エヴラ |
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8 トニ クロース 10 ハメス ロドリゲス 23 イスコ |
MF
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21 ピルロ (79分 15 バルザーリ) 8 マルキージオ 6 ポグバ (89分 37 ペレイラ) 23 ビダル |
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9 ベンゼマ (67分 14 チチャリート) 11 ベイル 7 C.ロナウド |
FW
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10 テベス 9 モラタ (84分 14 F.ジョレンテ) |
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カシジャス カルバ バラン ラモス マルセロ クロース ハメス イスコ ベイル ロナウド ベンゼマ |
布陣
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ブッフォン リヒト ボヌチ キエリニ エヴラ ピルロ マルキ ポグバ ビダル テベス モラタ |
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sub
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13 ナバス | GK | GK | 30 ストラーリ | |
3 ペペ | DF | MF | 20 パドイン | |
5 F.コエントラン | 27 ストゥラーロ | |||
17 アルベロア | FW | 11 コマン | ||
24 イジャラメンディ | MF | |||
20 ヘセ ロドリゲス | FW | |||
ハメス ロドリゲス イスコ |
イエローカード | リヒトシュタイナー テベス |
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レッドカード | ||||
出場停止選手 | ||||
モドリッチ ケディラ |
戦線離脱中選手 | アサモア カセレス マッローネ ロムロ |
歴史は繰り返す
・攻めきれなかったマドリー
・モラタの恩返し弾その2
・内容的にはスコア通り互角
って試合でした。
■試合前の状況
イダはユーベが2-1で勝利。
つまりユーベは今回引き分けでもベルリンへの道が開けます。
ではマドリーは不利な状況なのか?というとそうでもなく。
1-0で勝てば突破なので、それほど条件としては厳しいものではありません。
ホームやしね。
つまりキックオフ前の状態としては、五分五分と言っても差し支えない感じでした。
■イカサマPK
試合も五分五分な感じで進んでいきました。
独特の緊張感の中、一進一退の攻防が繰り広げられておりました。
ユーベがややボール保持してたかな?
と言ってもそれほど上回ってたわけでもないけど。
そんな中、先制はマドリー。
「やっぱり」って感じのPKでしたね。
これぞ政治力!!
あれがPKの基準やったら、この試合何本PKが産まれるのか・・・。
確かに足は当たってたとは思うけど、ハメスがあそこまで飛ぶほどの接触ではなかったでしょ。。
試合後も議論の対象になるであろう、色々な思惑が渦巻く中、ロナウドが真ん中に決めてマドリーが先制です。
直前のバレンシア戦ではPKを止められていたロナウド。
ブッフォンは失敗した時と同じコースに飛びましたが、ロナウドはその誘いには乗りませんでした。
確かにロナウドぐらいの選手になると、失敗したコースにもう1回決めるってパターン多いもんね。
■2トップが封じられたユーベ
マドリーはこのスコアのまま行けばファイナルへ進めます。
つまりここからは攻めるユーベ、守るマドリーの構図。
でもテベスとモラタの2トップに良いボールが行かなかったのよね。
前半の彼等は沈黙したまま終わりました。
チャンスはあったけど、いずれも中盤より後ろの選手によるもの。
ヴァランとセルヒオラモスが格別良かったって訳でもないけど、ここまではマドリーに軍配が上がる展開でした。
■得意のセットプレーから
ユーベが息を吹き返したのは、後半も15分頃になってから。
高さと強さでネットを揺らしましたね。
ポグバを筆頭とした屈強な男達がハイボールに競り勝ち、最後はモラタが叩きつけるシュート。
あの至近距離からではカシージャスもどうする事も出来ず。
あれはDFが寄せなアカンプレーやったな。
これでモラタは2試合連続弾。
かつてのモリエンテスよろしく「9番」が古巣相手に恩返しする展開となりました。
このままいけば、あの時の再現VTRの様な感じになりますな〜。
勿論あの時のモリエンテスと今のモラタじゃ全然立場は違いますけどね。
当時のモリエンテスはモナコの主力というかエースFWであり、スペイン代表やマドリーでの実績から考えても一目置かれる存在ではありました。
今のモラタはそこまではいってないからね。
まだまだ「期待の若手」枠で、ネームバリューもそこまででもない。
マドリーで一時代を築いたわけでもないので、マドリディスタからしてもそこまでの愛憎も無いでしょう。
でもね、「歴史は繰り返す」なんですよ。
■100億円超え男達の意地
同点にされた事により、絶対に後1点が必要となったマドリー。
ここからは高額移籍金選手達が己の存在価値を見せつける時間となりました。
ハメスもベイルも中距離砲をガンガン撃って迫力ありましたね。
やはりモノが違いますよ、モノが。
特にハメスが放ったブッフォンが一歩も動けなかったミドルはエグかった。
バーをかすめて外れていきましたが、あれが入ってたらムンディアルのウルグアイ戦以上のゴラッソでしたよ。
■両監督の戦術
惜しいチャンスはあったものの、ネットは揺らせないマドリー。
そんな中アンチェロッティの打つ手は、ベンゼマ⇒チチャリートのみでした。
怪我上がりのベンゼマがフルタイムで使えなかったのは理解出来るけど、う〜ん苦しい。
ヘセも一緒に入れるとか、何かもうちょっと変化はつけられなかったか。
ここに来てアンチェロッティの攻撃戦術不足が露呈してきた気もする。
そんなマドリーに対して、ユーベは多少の余裕もあった気がする。
なんせ1点取られても延長に入るだけやからね。
マドリーは1点取らないと負けるけど、ユーベは1点取られても負けない。
つまりユーベには2点分の精神的アドバンテージがあったとも言えるのです。
アッレグリは当然のように5バックにシフトチェンジし守りを固めてきましたしね。
ここからカテナチオの国のチームが2点取られるとは考えにくい状況でしたよ。
ってなると「守ってカウンター」のチームの方が強いよね。
実際ビッグチャンス2回(マルキージオとポグバ)あったし。
カシージャスのパラドンがなければ、もっと早々に試合は終わってましたよ。
■カシージャスと共に去りぬ
でもそんなカシージャスが敗退の象徴的な感じになってしまったのは残念。
ロスタイムも3分を過ぎた頃。
ほぼ全員攻撃でユーベ陣内へ攻め込んでいたマドリー。
こういう場合はGKもかなり前に居て、それこそ前目のFKやスローインなんかもGKがやる事が多いんです。
とにかく時間が無いからね。
でも残念な事に、そんなスローインをイケルはミスっちゃった。
ファウルスローって・・・。
で、こっからユーベボールになり、ユーベはボール保持して時間稼ぎ。
そしてそのままタイムアップ。
マドリーは最後の最後の総攻撃ってやつを出来ず、なんだかイケルの悪いイメージのまま終わっちゃいました。
今日でCL150試合出場を達成した生ける伝説でもある選手なんですが、最近またマドリディスタからもブーイング受けてるし、なんだかなぁ。
だからある意味今季を象徴する幕切れになったかもなんやけど、敵ながらカシージャスは認めてる部分も多いので何とも言えない気持ちです。
■いざベルリン!
という事でユーベが粘り勝ち。
後半はほぼ一方的に攻められ、スタッツ的には圧倒されたけどね。
ブッフォン中心に良く戦ってましたよ。
客観的に考えても、恐らくマドリーはユーベ相手に10回戦ったら7回ぐらいは勝てたと思います。
今季の両者の戦いぶりを観るにつけ、それぐらいの差はあった。
でもCLの準決勝という舞台で、色々な駆け引きが入れば、こういう結果になる事もあるという事です。
マドリーは直前のバレンシア戦にも勝てなかったし、ここにきてパフォーマンス落ちてるしなぁ。
これが長いシーズンを戦ったツケ、そして「CL2連覇は不可能」というジンクスの呪いなんでしょう。
なんだかんだでカルチョを独走出来たユーベにはチームとしての残体力に余裕があった。
という事で、決勝は我らがバルサとユーベの対戦となりました。
遂にサラジェタの雪辱を果たす時が来た。
ハッキリ言ってユーベは勝てる相手。
でも今回のマドリーみたいになる事もある。
油断は禁物やし、このチャンスは絶対に逃すわけにはいかない。
ベルリンで勝って、日本に来てくれバルサ!!!!!!!!!!