14-15 UEFAチャンピオンズリーグ R-16 1st leg |
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2015.2.24 エティハド
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1
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0-2
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2
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1-0
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アグエロ(69分、シルバ) |
得点
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スアレス(16分) | ||
スアレス(30分、アルバ) | ||||
メンバー
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1 ハート |
GK
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1 テア シュテーゲン | ||
5 サバレタ 4 コンパニ(C) 26 デミチェリス 22 クリシー (74分 退場) |
DF
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22 D.アウベス (75分 21 アドリアーノ) 3 ピケ 14 マスチェラーノ 18 ジョルディ アルバ |
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6 フェルナンド 7 ミルナー 8 ナスリ (62分 25 フェルナンジーニョ) 21 D.シルバ (78分 3 サニャ) |
MF
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5 セルヒオ ブスケッツ 4 ラキティッチ (71分 24 マテュー) 8 イニエスタ(C) |
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10 ジェコ (68分 14 ボニー) 16 アグエロ |
FW
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9 ルイス スアレス 10 メッシ 11 ネイマール (80分 7 ペドロ) |
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ハート サバレタ コンパニ デミ クリシ フェルナンド ミルナ ナスリ シルバ ジェコ クン |
布陣
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シュテーゲン ダニ ピケ マスチェ アルバ ブスケ ラキティチ イニ メッシ ネイマール スアレス |
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sub
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13 カバジェロ | GK | GK | 13 ブラボ | |
20 マンガラ | DF | MF | 6 チャビ | |
15 ヘスース ナバス | MF | 12 ラフィーニャ | ||
18 ランパード | 20 セルジ ロベルト | |||
クリシー(×2) フェルナンド |
イエローカード | D.アウベス アドリアーノ ラキティッチ |
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クリシー(Y×2) | レッドカード | |||
トゥーレ ヤヤ | 出場停止選手 | |||
戦線離脱中選手 | ドウグラス ヴェルメーレン |
幸先良し、後味悪し
■試合前の状況
昨季の再戦となった、このカード。
両チーム共に国内リーグでは優勝争いもしてますし、面白い試合になる事でしょう。
R-16屈指の好カードと言っても異論は無い筈。
■バルサのスタメンについて
ほぼ予想通りの11人。
直前のカンプノウでの敗戦を特に気にはしていない様子の11人。
チャビは今日もベンチから。
エンリケ兄貴的には、これが今のベストか!?
■CFの仕事
慣れ親しんだイングランドの地で、眠れるストライカーが仕事をしてくれました。
貴重なアウェイゴールを2発。
先制点のルーズボールへの反応。
2点目のゴール前へ飛び込む嗅覚。
どちらもゴレアドールならでは得点でありました。
そしてスアレスちゃんが、こういう芸当が出来ても全く驚きなんてないのです。
元々ね、彼は出来る子ですから。
■上々の前半
前半はほぼパーフェクトやったな。
ボールも支配し、ゲームも支配。
決定機も何度かあり、逆にシティの決定機は殆ど無し。
ハッキリ言ってシティのプレスはユルユルやった。
ペジェ的には真っ向勝負を挑んだ結果やったんかもしれんけど、あれじゃぁウチは好き放題出来る。
120秒間ボールを回し続けフィニッシュまで行った場面が話題になってるようですが、あれは前半の象徴的な場面やったと思います。
■立ち上がりから押し込まれまくる
完璧やった前半から一転、我慢の立ち上がりとなった後半。
攻められ、CKを与えまくる苦しい展開。
一体何本コーナーを与えた事でしょうか?
セットプレーに弱いバルサが、ジェコを筆頭に高さのある選手を揃えるシティのCKを受ける。
こりゃぁもう失点するのは時間の問題やな、と思いましたよ。
■必然の失点
なので案の定の失点。
そりゃぁいつかはやられるよね、っていう失点。
むしろあれだけ攻められてて25分間もゴールを割らせなかった事を褒めたいぐらい。
2点リードで余裕が出てしまったからなのか、変に受けに回ったのがアカンかったな。
ボール奪ってもトリデンテのカウンター頼りで、キープしようとしなかったし。
トリデンテのカウンターに可能性を感じられた事で、より一層カウンター頼りになってしまったしね。
■クリシー退場で終息
シティが同点に追いつく画は脳内に浮かび上がってたのですが、それはダブルイエローで収まりました。
クリシーのファウルは2つともイエローに値したし、2つとも不必要なファウルでした。
審判としては、あんまり退場者は出したくなかったやろうけど、あれは出さざるを得ない。
ミルナーが一旦左SBに入ったので、攻撃的姿勢を貫くのかと思ったのですがサニャ投入で終戦。
ま、2nd legも含めた180分の試合と考えればここでギャンブルする必要は無いからね。
■メッシのPK失敗
数的優位に立った事で、決定的な3点目を奪うチャンスはバルサの側に増えてきました。
それが結実したのが、ロスタイムのPK獲得。
これもクリシーのファウル同様に完全なるファウル。
疑いようのないPK判定で、そりゃぁサバレタも笛鳴った瞬間から起き上がれなくもなりますわ。
キッカーはPKを獲得したエース・メッシ。
スアレスのハットトリックも懸かってたけど、勝負に拘る以上はレオが蹴って当然のペナルティ。
だったのですが、またも止められちゃいましたよ。
しかもリバウンドを狙ったダイビングヘッドも、枠を捉えられず。
と同時に試合終了のホイッスル、でなんだかシティが勝ったような雰囲気で終了。
スタジアムの雰囲気は「まだやれるぞ!!」って感じでしたね。
う〜む。
今季メッシのPK失敗は、例年より多い気がする。
■チャビまたも出番無し
苦境に立ったマラガ戦でも出番無かったけど、今日もベンチを暖めたチャビ御大。
怪我のダニ⇒アドリアーノ。
そして不調だったネイマール⇒ペドロ。
この2つは理解出来る。
むしろネイマールは、もっと早く代えるべきだったとすら思ってる。
でもね、ラキティッチ⇒マテューが納得出来ない。
シティが押せ押せの時間だったのでディフェンスを厚くしたい、という意図はそりゃぁ解るよ。
これによりマテューがCBに入り、マスチェとブスケがそれぞれ1列ポジションを上げました。
うん、確かに守りは厚くなった。
でもそれってバルサのスタイルですか?
ノックアウトラウンドなので仕方無い面もあるけど、あんまり1点を守るようなフットボールはしてほしくないな〜。
バルサの哲学的には、あそこでラキティッチ⇒チャビやったんちゃうんかな、と。
そして中盤での支配力を高め、自然とシティの攻撃回数を減らす。
そういうスタンスで、今までやってきたんじゃないのかな、と。
色んな意味で残念な采配やったな。
■総括
・前半バルサ、後半シティ
・スアレス貫禄の2ゴール
・結果と違いポジティブなのはシティ?
って試合でした。
バルサとしてはアウェイで2つもゴールを奪い、尚且つ勝利した。
文句のつけようの無い結果なんですが、何故かシティの方が上げ潮ムードっていう不思議。
やっぱりね、試合の流れやわね。
この時系列が全く逆なら、もうカンプノウを落とす気は全くしないんですが。
例えば逆にすると
開始早々メッシがPK失敗
↓
しかもアグエロに先制点を許す
↓
シティが攻めまくり、バルサは単発の攻めに終始
↓
後半は立て直し、バルサがボールもゲームも支配
↓
スアレス2ゴールで逆転勝利
ね、マイナスからプラスに行った素晴らしい試合でしょ。
結果は同じ1-2でも受ける印象が全然違う。
2nd legはヤヤも帰ってくるし、ちょっとバルサやばいんじゃないか、って正直私は思ってますからね。
今日の試合でも中盤に全く迫力が無かったシティですが、あそこにヤヤが入れば話は変わってきますからね。
バルサで良かったのはメッシかな。
右サイドからのドリブルは、誰も止められず幾度もチャンスを構築。
後半もメッシが何度か流れを引き寄せかけるプレーを出してたからね。
結局後が続かなかったけど。
終了間際のPK失敗以外は、ホントにパーフェクトだったと思います。
ピケも今日は悪くなかった。
たまには褒めておこう(゚∀゚)
あ、デミ様も悪くなかったねwww