14-15 UEFAチャンピオンズリーグ SF 2nd leg

2015.05.12 アリアンツ アレーナ
3
1-2
2
2-0
ベナティア(7分、アロンソ)
得点
ネイマール(15分、スアレス)
レバンドフスキ(59分、シュバイニ)  ネイマール(29分、スアレス) 
ミュラー(74分、シュバイニ)   
メンバー
1  ノイアー
GK
1 テア シュテーゲン
   
13  ラフィーニャ
17  ボアテング
5 ベナティア
18 ベルナト
DF
22  D.アウベス
3  ピケ
14  マスチェラーノ
18  ジョルディ アルバ
   
6  チアゴ
3 シャビ アロンソ
21  ラーム(C)
  (68分 20 ロデ)
25  ミュラー
  (87分 19  ゲッツェ)
31  シュヴァインシュタイガー
  (87分 8  ハビ マルティネス)
MF
5  セルヒオ ブスケッツ
4 ラキティッチ
  (72分 24 マテュー)
8  イニエスタ
(C)
  (75分 6  チャビ)
   
9 レバンドフスキ
FW
9  ルイス スアレス
  (HT 7  ペドロ)
10  メッシ
11  ネイマール
   

          ノイアー

ラファ  ボアテン   ベナテア  ベルナト

      チアゴ   アロンソ

 ラーム     ミュラー  シュバイニ

        レバンドフスキ

布陣

      シュテーゲン

ダニ  ピケ   マスチェ  アルバ

       ブスケ

  ラキティチ    イニ

メッシ           ネイマル

      スアレス

sub
23 レイナ GK GK 13 ブラボ
4  ダンテ DF DF 15  バルトラ
30  ウェイザー MF   21  アドリアーノ
14  ピサーロ FW MF 12 ラフィーニャ
チアゴ
シャビ アロンソ
ラフィーニャ
レバンドフスキ
ロデ
イエローカード ラキティッチ
ペドロ
レッドカード
出場停止選手
バトシュトゥバー
アラバ
ロッベン
リベリ
戦線離脱中選手

Hallo Berlin

・ネイマールの決定力で決着
・バイエルンは見事な最後の意地
・主役は両GK


って試合でした。


■試合前の状況

イダはバルサが3-0で勝利。
スコアだけ見ればバルサが絶対的に優位な状況と言えます。

でもねー、相手はバイエルンやからね〜。
「3-0で勝利して延長戦突入」なんて全然ありえる。
「4-0で逆転突破」なんて事が起きても奇跡でも何でもない。
それがバイエルン、それがペップです。

なので油断は全く出来ないよ。
気合いの生観戦するしかないよ。


■バルサのスタメンについて

イダと全く同じ11人を並べてきました。
バイエルンも同様に全く同じ11人。
まぁウチはシステム同じやけど、バイエルンは当然変えてきました。
そこは変えたけどメンバーは鉄板の11人。
準決勝ぐらいまで来たらそうなりますわな。

結局「ロッベリー」が間に合わなかったのは敵ですが残念。


■逆転劇の始まり?

先制点は早かった。
開始わずか7分でベナティアがCKからヘッド一発。
ポルト戦の逆転劇が再び?と満員のアリアンツに期待させる一撃でした。

もうね、CK蹴る前からベナティアがカベッサ放った時まで、ずーーとフリーでしたからね。
誰がマークやったのかは知らんけど、苦笑いですわ。
相変わらずバルサはセットプレーに弱いな、と。

ところが実はルーチョバルサ的には初の「CKからの失点」だそうです。
へーー、あったような気もするけど実は無かってんな〜。
こっちの勝手なイメージでしたね、失礼しました。

でも結局この後もCKでは散々競り負けてたんですよ。
ベナティアも何本かシュート放つ事に成功してたし。
ああいうシーンの印象が強くて、「CKに弱い」ってイメージが確立されたんでしょうな(言い訳)


■メッシ⇒スアレス⇒ネイマール

「前半の内にバイエルンに2点目決められようもんなら、かなりヤバくなるぞ。」
とハラハラしていた失点後。
そんな気持ちを鎮めてくれたのはトリデンテでした。

メッシのパスにスアレスが抜け出し、引きつけてからのパスをネイマールが決める、ってパターンで2得点。
一気に逆転し、試合自体も決めました。
流石のバイエルンも残り約60分で5点奪取は厳しいやろう、と。

いや〜、それにしてもメッシですよメッシ。
やっぱりキーは彼のパスです。
特に1点目のスアレスへのスルーパスね。
バイエルンもDFの枚数は揃ってただけに、メッシのパス精度とスアレスの抜け出しにやられてしまった格好。
ネイマールは押し込むだけやったからね。

2点目はベナティアのミスでしょう。
自陣からのハイボールをヘッドで擦らしたメッシ。
これに対してベナティアが中途半端にポジションを上げてしまい、スアレスをフリーにしてしまいました。
メッシと競る訳でもなく、スアレスにつく訳でもなく。
あのポジショニングは完全なるミス。

ただ2点目で称賛されるべきはネイマールのシュート精度ね。
ノイアーのニアを正確に抜いたんですが、あれは簡単なシュートじゃないですよ。
この日も(立ち上がりの)ラキティッチとの1対1を制して力を誇示していたノイアーでしたからね。
そんなノイアーの牙城を崩した素晴らしいシュートでした。

これで公式戦7試合連続ゴールか、ネイマールは。
元々の素質に好調さも加われば、これぐらいの結果は出ますよね。


■バイエルンのプライド

以降のバルサは流石に緩くなっていた。
後半なんてチャンスは1回しか無かったと思う。
それぐらいに「ぼんやり」していましたよ。

そんなバルサ相手に、おめおめとやられるバイエルンではありません。
レバンドフスキとミュラーの華麗なゴールで(この試合だけのスコアは)逆転。
意地を見せましたね。

レバンドフスキのシュートを止められなかったマスチェラーノがピッチを叩いて悔しがっておりましたが、彼のような魂を11人全員が持ってなかった事が後半の出来に繋がりましたね。
ただ個人的には後半はあれでも良かったと思ってる側の人間です。
常にフルスロットルで試合なんて出来るわけがないですからね。
集中力切らせる所は切らしても別に良いかな、と。

だからエンリケ兄貴はもっと早く選手交代とかしても良かったと思うんですけどね。
ハーフタイムでスアレス下げた時は「やるやん」って思ったけど、スアレスが怪我っぽかったっていう理由だったので、これはノーカウント。
※スアレスは軽傷だったようで安心

チャビは、もっと長く観たかったな。


■チャビ150試合

そんなチャビ御大ですが、今日の試合でCL150ゲーム出場を達成。
もちろん前人未踏の記録です。

2位は149試合のカシージャスなんで、明日にでも並ばれそうやけどね(^_^;)


■シュテーゲンのパラドン祭り

この試合バイエルンの得点が「わずか」3つだけに終わった要因はテアのパラドンがあったからです。
素晴らしかったよ。
少なくとも3つは失点防いでました。

つまりその3つが決まってりゃトータルスコアでも逆転されてた訳で・・・。

特に凄かったのは、レバンドフスキの至近距離シュートを片手1本で止めたやつね。
体は完全に逆方向やったのに。
そして、そこからのコボレ球をダッシュでライン上ギリギリから掻き出し。
うん、ファンタスティックでした。

ネイマールも良かったけど、今日のバルサ的なMOMはシュテーゲンかな。


■バイエルンの戦い方

イダでは3バックで驚かせたペップ。
今日は奇策はありませんでしたが、それでも色々と楽しませてくれました。

システムは↑に書きましたが、これだけが正解って訳ではありませんでした。
ラームとミュラーが同時に右サイドに居る事もあったし、バスティーは中央でプレーしてる時間も長かった。
後半は4-3-3みたいな感じで両WGはミュラーとチアゴになってたし。

あ、チアゴの技巧は素晴らしかったね。
バルサ時代も見せてたけど、ブラジリアンらしいリズムでDFを翻弄してからの決定的スルーパス。
シュテーゲンのパラドンが無ければ、チアゴも紙面を飾る1人になってた事でしょう。
そこそこは成長してるな、チアゴ。


■いざベルリンへ

なにはともあれ、バイエルンとの決戦を制しベルリン行きを決めたルーチョバルサ。
正直ロッベリーとアラバが居たらスコア逆になってた可能性も非常に高いな、と思った2試合でした。
ボールポゼッションでは2試合とも負けてたからね、ロッベリーが居なくても。
そんな状況に決定的な仕事が出来るロッベリーがプラスされてたら、と思うと勝てた気はしませんよね。

ま、運が良かったという事です。
そして運も味方につけないとCLを制するのは難しい。
運が来てる今の内にビッグイヤーゲットしちゃいましょう。

ここ10年では4回目のファイナル進出か。
過去3回は、いずれも栄冠を勝ち取ってますので個人的には「決勝での敗北」っていうイメージは湧かないんですよね。
なので今は楽しみな気持ちしかない!!!!!
バモ!バルサ!!!
Hallo Berlin!!!