好ゲーム

結果も知ってたし、内容もある程度は知っていました。
そんな状況で観たんですが、実にオモシロイ試合でありました。
勿論生で観るのがベストやけど、すべらない試合はすべらないね。

基本的にはバイエルンが攻勢をかけていた試合。
リヨンはDF陣の層が薄いですが、ロリスの安定感とクリスの狡猾さで凌いでいってました。
試合の最初の転換点はリベリの退場劇でしょう。
リサンドロを踏みつけてしまいロハ。
リプレイで見ても非常に危険なプレーだったので、赤紙は誤審じゃないですけど意図的に踏んだのではなさそうなので可哀想な退場でありました。

これで少しは楽になったリヨンでしたが、トゥラランがやっちゃってしまって数的有利の時間はそんなに長く続かず。
トゥラランって、そんなに軽率なプレーをする選手ってイメージは無かったんですが2枚の黄紙は共に不必要なファウル。
ロッベンに足出しちゃった1枚目のは気持ちが解らないでもないけど、2枚目の足裏見せたプレーは論外。
しかも直前にイエロー貰ったばっかりやしね。
数年前からビッグなプレーヤーになるなるって思ってたけど中々殻を破れないでいるのは、こういうのが原因なんでしょうか？

数的同数になった事でバイエルンは勝たなくてはいけない試合になりました。
後半からティモシュクを入れる消極的な采配を見せたファンハールもマリゴメを投入して1点を狙いにいきます。

でもマリゴメは全然フィットしてないね。
シーズン前は控え扱いだったミュラーやオリッチにポジション奪われてるのも頷ける出来でした。
実力はどう考えてもゴメスの方が上なのに、やっぱりフットボールってのは連携が大事ですわ。
あと相性ね。

まぁ結果は出なかったけどチャンスには絡めてましたよ。
その動きが少しはロッベンの決勝弾に繋がったのかも知れませんし。
いや、ロッベンのは完全に個人技やわな。
ミュラーに当たって少し変化したとはいえ、ロッベンの間合いで撃ったミドルシュートやからね。
ユナイテッド戦、ヴィオラ戦に続きスーパーなゴールですよ。
この日のピッチ上の22人を鑑みても、やっぱりロッベンは別格な選手やからね。
判定に苦しめられる場面もありましたが、ドリブル、パス、シュート共に冴え渡ってましたから。
この日も間違いなくMVPは彼ですよ。

さて2nd leg。
リヨンは長距離バス移動の後の試合で0-1の敗戦ですから、まぁそんなに悪い結果じゃないでしょう。
この日は大したチャンスも作れずでしたが、次はホームですからリサンドロがいつものように爆発してくれれば問題無し。
相手にはブットとヴァンブイテンという2つの大きな穴がありますし（意外にコンテント君は穴になってなかったなぁ。バイエルンの若手って結構やるやん）、勝利する可能性は結構高いでしょ。
後はアウェイゴールとかの問題になってくるかな。

バイエルンは次リベリーが使えませんね。
プラニッチも使えませんが、プラニッチはともかくリベリーは痛い。
守り切れるとも思えないし、ユーベ戦、ヴィオラ戦、ユナイテッド戦で見せたようなアウェイの戦い方が出来ればベルナベウに行けるでしょうが、さてさてどうなりますか。