09-10 UEFAチャンピオンズリーグ SF 2nd leg

2010.4.28 カンプ ノウ
1
0-0
0
1-0
ピケ(84分、チャビ)
得点
 
メンバー
1 バルデス
GK
12 ジュリオ セーザル
   
2 D.アウベス
24 トゥーレ ヤヤ
3 ピケ
18 G.ミリート
  (HT 19 マクスウェル)
DF
13 マイコン
6 ルシオ
25 サムエル
4 J・サネッティ(C)
 
 
16 セルヒオ ブスケッ
  (63分 35 ジェフレン
6 チャビ(C)
15 Se.ケイタ
MF
19 カンビアッソ
8 チアゴ モッタ
  (28分 退場)
9 エトー
  (86分 17 マリガ)
10 スナイデル
  (66分 11 ムンタリ
26 キヴ
 
 
9 イブラヒモビッチ
  (63分 11 ボヤン
10 メッシ

17 ペドロ
FW
22 ディエゴ ミリート
  (81分 2 コルドバ)
   
        バルデス

アウベス  ヤヤ   ピケ  ミリト

        ブスケ

     チャビ   ケイタ

 メッシ          ペドロ 

        ズラタン

布陣
         セザル

マイコン  ルシオ   サムエル  サネッティ

      クチュ   モッタ

 エトー    スナイデル    キヴ

         ミリート

sub
13 ピント GK GK 1 トルド
4 マルケス DF DF 23 マテラッツィ
34 チアゴ アルカンタラ MF FW 45 バロテッリ
14 アンリ FW   89 アルナウトビッチ
ペドロ イエローカード チアゴ モッタ(×2)
ジュリオ セーザル
キヴ
ムンタリ
ルシオ
レッドカード チアゴ モッタ(Y×2)
プジョル 出場停止選手 スタンコビッチ
イニエスタ
アビダル
戦線離脱中選手 パンデフ
サントン

「生涯で最も美しい敗戦」だと・・・

え〜、結果も内容も知った上での観戦です。
なのでピケのゴールの瞬間も特に興奮しなかったし、ボヤンの幻のゴールの瞬間も絶叫しませんでした。
しかしながら非常に興味深い試合。
非常に歴史的な試合。
やはりチャンピオンズは重い、と思わせる試合でした。

聞いてはいたけどインテルの引きっぷりには驚かされました。
最後の方なんて最終ラインに7人並んでましたからね。
えげつない事ですよ。
それだけの人数が並ぶとオフサイドなんてかけれなくなるもんですが、なんとエトーが個人でオフサイドトラップをかけたりしてたので驚愕ですよ。
ミリートもエトーもCBの仕事を見事にこなしてましたからね。
彼等の能力の高さって、一体なんなんでしょうか。

ペップが犯した失敗をあえて挙げるならばミリートの左SB先発起用でしょう。
1st legでマクスウェルの所を突かれまくったのでミリートを置いてきたんでしょうが、今回の試合はインテルが攻めてこなかったので全く意味無かったです。
むしろ攻撃面での技量不足を露呈してしまう結果に。
でもこれはガビが悪いんじゃなくてペップが悪い。
ガビにオーバーラップからの切り込みとか絶妙なクロスを求めるのは、おかしいからね。
最終ラインからのフィードには定評がある選手ですが、それはプレッシャーがかかっていない状態からなのであって、相手エリアに入ってからのパス精度とは違うからね。

あとモッタの退場が追い風にならなかったのも痛かった。
折角ブスケが持ち味のマリーシアを発揮したんですが、かえって逆効果になってしまいましたね。
あの退場によってインテルの人数かけて守るやり方はより徹底されてしまったんで。

まぁインテルは単純に人数かけて引いて守ってただけじゃなかったけどね。
そんなやり方のチームを幾度となく崩してきたバルサですから。
今回崩せなかったのは、やはり個々の能力が高いから。
ジュリオセザルのセーブも素晴らしかったし、マイコンは絶対に抜かせなかったし、ルシオ、サムエルは巧妙だったし、カンビアッソは最後までカードを受ける事なく守り通しましたから。
同じ事を他のチームがやっても中々上手くいかないでしょ。
前半途中でパス成功数がバルサ180に対してインテル10でしたからね。
ポゼッションでも80対20。
こんな無茶苦茶な状態でも乗り切れたのは戦術もそうだけど、一級の選手が揃っていたからに他なりませんわ。
殆どピッチの半分側しか使われなかったのに、それでも守り切る精神力って想像するだけで凄まじいですよ。