09-10 UEFAチャンピオンズリーグ QF 2nd leg

2010.4.7 オールド トラフォード
3
3-1
2
0-1
ギブソン(3分、ルーニー)
得点
オリッチ(43分、ミュラー)
ナニ(7分、バレンシア) ロッベン(74分、リベリ)
ナニ(41分、バレンシア)  
メンバー
1 ファンデルサール
GK
22 ブット
   
21 R・ダ・シウバ
  (50分 退場)
5 ファーディナンド(C)
15 ヴィディッチ
3 エヴラ
DF
21 ラーム
5 ヴァン ブイテン
6 デミチェリス
28 バトシュトゥバー
 
 
16 キャリック
  (80分 9 ベルバトフ
28 ギブソン
  (81分 11 ギッグス
24 フレッチャー

25 L.バレンシア
17 ナニ
MF
17 ファン ボメル(C)
31 シュヴァインシュタイガー
10 ロッベン
  (76分 8 アルティントップ)
7 リベリー
 
 
10 ルーニー
  (55分 22 オシェイ)
FW
25 ミュラー
  (HT 33 マリオ ゴメス)
11 オリッチ
  (85分 23 プラニッチ)
   
      ファンデルサル

ラファ  リオ   ヴィダ  エヴラ

      キャリック

   ギブソン   フレッチャ

バレンシア           ナニ

       ルーニー

布陣
         ブット

ラーム  ブイテン   デミケリス  バトシュ

    ファンボメル  シュバイニ

 ロッベン           リベリー

      ミュラー  オリッチ

sub
29 クシュチャク GK GK 1 レンシンク
23 エバンス DF DF 26 コントテント
18 スコールズ MF MF 44 ティモシュク
27 マチェダ FW FW 18 クローゼ
R・ダ・シウバ(×2) イエローカード ファン ボメル
バトシュトゥバー
R・ダ・シウバ(Y×2) レッドカード
出場停止選手
ハーグリーブス
オーウェン
ブラウン
アンデルソン
戦線離脱中選手

アップセット

ドイツを代表する盟主としてのバイエルンのプライドを見た試合でした。

いや〜、まさかバイエルンが勝ち上がるとはね。
1st leg、2nd leg共に強さを見せつけたのはユナイテッドでありました。
それでもベスト4の座を勝ち取ったのはバイエルン。
「強い者が勝つ」ではなく「勝った者が強い」ならば、当然バイエルンを褒め称えないといけないんですが、紛れもなくユナイテッドの方が強かった。

この日だって怒濤の3連続得点を見るからにチカラの差は明らかでしたからね。
もう何点入るんだ!?ってぐらいに圧倒してましたから。
プレミアでチェルシーに負け、1st legで余裕かまして最後に負けてしまった反省からか鬼気迫る感じでしたからね。
バレンシアとナニのサイド攻撃は冴え渡り、怪我からの強行出場だったルーニーも中央で別格の存在感。
ちょっとバイエルンじゃ相手にならないな、そう思いましたよ。
しかもユナイテッドが2点リードした状況でバイエルンに決定機があったんですよ。
これをオリッチがトラップミスして(ファンデルサールの出足も良かった)決められず、直後にナニの3点目となる得点が決まりましたからね。
こういう展開の試合って十中八九決まりじゃないですか。

でも1%に懸けるのがバイエルンなんですよね。
1st leg同様ユナイテッドの緊張感が緩んだ隙を見逃しませんでしたよ。
3失点目の直後に1点を返して反撃ムードに。
そして後半にはラファエウの退場からくる数的有利(&ルーニー交代)という追い風に乗ってユナイテッドを攻め立てました。

そしてロッベンのゴラッソですよ。
(ヴィオラ戦も2nd legで突破に繋がる超絶ゴラッソ決めてますよね、ロッベンは)
あんなボレー決められちゃね。
あれはしゃーない。
だからといって、それ以外で取り返せなかったのが運のツキですわ。
3-2とされてからも、結局チャンスらしいチャンスも作れませんでしたからね。

マドリーもリヨンを圧倒しながら勝てなかった、っていうのがR-16でありましたが同じ様な感じでしょうか。
あちらさんも相性の悪さがありましたが、ユナイテッドだってバイエルンには「カンプノウの奇跡」以外勝ってませんからね。
今回はこの試合に限っては"勝利"やけど、その実態は敗北やからね。

いや〜、CLはやっぱり簡単じゃないね。
ユナイテッドの3季連続決勝進出は既定路線、って組み合わせ抽選会の後は思いましたが甘くないです。
CLになってから連覇したチームが未だに出ていない理由が解らない、って人はこの試合を観てみては如何でしょうか。
これもフットボール、ですわ。