09-10 UEFAチャンピオンズリーグ グループF 第5節

2009.11.24 カンプ ノウ
2
2-0
0
0-0
ピケ(10分、アンリ)
得点
 
ペドロ(26分、アウベス)  
メンバー
1 バルデス
GK
12 ジュリオ セーザル
   
2 D.アウベス
3 ピケ
5 プジョル(C)
22 アビダル
  (89分 19 マクスウェル)
DF
13 マイコン
6 ルシオ
25 サムエル
26 キヴ
 
 
16 セルヒオ ブスケッツ
6 チャビ
15 Se.ケイタ
MF
19 カンビアッソ
  (HT 11 ムンタリ
4 J・サネッティ(C)
8 チアゴ モッタ
5 スタンコビッチ
  (71分 45 バロテッリ)
 
 
14 アンリ
8 イニエスタ
  (90+4分 28 ジョナタン ドス サントス)
17 ペドロ
  (85分 11 ボヤン
FW
9 エトー
22 ディエゴ ミリート
  (81分 7 クァレスマ
   
        バルデス

アウベス  ピケ   プヨル  アビダル

        ブスケ

     チャビ    ケイタ

イニエスタ            ペドロ

        アンリ

布陣
         セザル

マイコン  ルシオ   サムエル  キヴ

        カンビアッソ

  サネティ         モッタ 

          デキ

     エトー    ミリート 

sub
13 ピント GK GK 1 トルド
4 マルケス DF DF 2 コルドバ
9 イブラヒモビッチ FW   23 マテラッツィ
10 メッシ   MF 14 ビエラ
プジョル
ペドロ
イエローカード チアゴ モッタ
キヴ
J・サネッティ
レッドカード
出場停止選手
G.ミリート
トゥーレ ヤヤ
戦線離脱中選手 スナイデル

これがバルサだ!!!

完璧な試合でした。
試合前の最悪な状況とは真逆のね。
なにせメッシ、ズラタンが故障で使えない。
リーガでもスッキリと勝てない試合(特にアウェイ戦)が続き、首位からも転落。
チャンピオンズでもルビンに苦しめられたせいで、生きるか死ぬかの戦いをしなくてはいけない。
更にこの試合の後にはクラシコが待っています。

もうこの2連戦で連敗なんてしようもんなら一気にクライシス突入ですよ。
抽選会の時点では、このインテル戦は「せいぜい1位突破を決めるぐらいの試合になる」と勝手に思っていたのですが、現実はそうそう甘くありませんでした。

と、そんな中でパーフェクトな試合を見せつけた我がバルサ。
ホントに良かった。
クレである事を誇りに思うような試合でした。

特に前半(いやむしろ前半だけやねんけどね)。
前線からハイプレッシャーをかけまくり、インテルに何もさせませんでした。
カルチョで順調に首位を快走する、今季も強さを証明しているインテル相手にですよ。
驚きましたね〜。
開幕戦でもインテル相手にはチカラの差を見せつけましたけど、あの時はまだインテルが「完成してないな」って印象でしたし、バルサも実力の全てを出し切った訳ではなかった。
あの時も驚きましたが、今回はそれ以上のもんを見せましたからね。
いや〜、素晴らしい。

今回の圧勝劇の要因を考えた際に、まぁ色々あるとは思うんですけどメッシとズラタンがいなかった事も1つの要因かな、と。
その理由は危機感です。
彼等みたいな超絶クラックがいない事によって、皆が頑張らないとホントにヤバイ!!!って空気になったと思うんですよ。
個人的にはバルサはメッシのチームでもなくズラタンのチームでもないので、大丈夫とは思っていたんですが、外野はやかましいですからね。
なので危機感が全員の足を動かしたんじゃないか、と。

それとイニエスタのポジショニングですかね。
4-3-3の右ウィングというか、殆ど中盤でプレーしてましたからね。
こういう曖昧なポジショニングは昨季もクラシコやCLファイナルでメッシが見せて成功しましたが、今回も例に漏れず。
ただ最近はメッシが同様の事をしても、あんまり上手くいってなかったのも事実。
今回ドンがやったから上手くいったのか、メッシでも上手くいってたのかは結果論でしか語れませんが、とにかく今回は上手くいった。
勿論ドンが素晴らしかったのは言うまでもありません。
2点目の完全にインテルを崩したファンタスティックなゴールなんて、最後のダニとペドロの所も素晴らしかったけど、その前のチャビとドンの崩しが最高でしたからね。

いや〜、素晴らしかった。
前半トバし過ぎたせいで後半はガス欠気味でしたが、無理をする必要も無かったですからね。
のらりくらりとボールをキープするだけで充分だったんですから、そうしたまでであります。

さてこのグループの行く末ですが、この勝利でバルサは首位に立ちました。
次のキエフでの最終戦がこれで少しは楽に。
ただ"少し"です。
相手もGL突破の可能性を残してるので必死でしょうし、気候も相手の味方になる筈。
ただバルサは引き分けでも、例え負けても0-2以内なら他会場の結果に関係無く突破決定。
0-2以上の惨敗を喫しても他会場の結果が引き分けなら突破決定。
勿論勝てば無条件で首位通過であります。
と、まぁ結構余裕になりましたね。
ただ余裕かますとダメなのは皆解ってる筈。
この日の試合の様に危機感を持って臨まないとね。

P.S.この試合の最大のサプライズはアビダルの先発起用でしょう。
怪我でクラシコにも間に合わないんじゃないかと言われていたアビダル。
しかも怪我してる間にインフルにもかかったらしいので絶対に無理と思っていました。
この先発起用にはチームメイトも驚いたらしいですしね。
ホントにギリッギリでプレー許可が下りたそう。
そしていつもよりも(笑)良いパフォーマンスを試合で披露してくれたアビダル。
いや〜アビダルの株は確実に上がりましたね。
対してマクスウェルはどんだけ信用されてないねん!って話ですが・・・。
怪我上がりのアビダルなのに交代は終了間際やったしね。
後半は余裕やったから、もっと早めの交代でも良かったと思うのですが、信用されてないねんなぁ〜。

P.S.その2
カンプノウに戻って来たエトーさんですが、どうやら選手紹介の際に暖かい拍手を受けたようです。
試合中はブーイングもあった気がするんですが、インテルに対してのブーイングと聞き分けがつかなかったですから。
モッタ、クァレスマはどうやったんかなwww