08-09 UEFAチャンピオンズリーグ R-16 2nd leg

2009.3.10 アンフィールド
4
2-0
0
2-0
トーレス(16分、カイト)
得点
 
ジェラード(28分、PK)  
ジェラード(47分、バベル)  
ドッセーナ(88分、マスチェラーノ)  
メンバー
25 レイナ
GK
1 カシージャス
   
17 アルベロア
37 シュクルテル
23 キャラガー
12 F・アウレリオ
DF
4 セルヒオ ラモス
3 ペペ
5 F・カンナバロ
  (64分 23 ファン デルファールト)
16 エインセ
 
 
14 シャビアロンソ
  (60分 21 ルーカス)
20 マスチェラーノ
18 カイト

8 ジェラード(C)
  (73分 26 スピアリング
19 バベル
MF
39 L.ディアラ
8 ガゴ
  (77分 14 グティ
11 ロッベン
  (HT 12 マルセロ)
10 スナイデル
20 イグアイン
 
 
9 F・トーレス
  (84分 2 ドッセーナ)
FW
7 ラウル(C)
   
         レイナ

アルベロア  シュクルテル   キャラガー  アウレリオ

     アロンソ  マスケラノ

 カイト    ジェラード   バベル

        トーレス

布陣
      カシージャス

ラモス  ペペ   カンナ  エインセ

     ラス   ガゴ

 ロッベン  スナイデル  イグアイン

       ラウル  

sub
1 ヂエゴ カバリエリ GK GK 25 デュデク
4 ヒーピア DF  DF 21 メッツェルダー
34 ケリー     22 M・トーレス
24 エヌゴグ FW FW 9 サビオラ
ジェラード
マスチェラーノ
ドッセーナ
イエローカード ペペ
エインセ
マルセロ
レッドカード
リエラ 出場停止選手
アッゲル
デゲン
ベナユン
戦線離脱中選手 デ ラ レッド
M・ディアッラ
ニステルローイ
サルガド

いつか見た光景

ベルナベウで勝ったので余裕があるのはリバプール。
日程的にもFA杯負けた事によって、この試合までに1週間の休みがありました。
一方のマドリーはリーグ戦10連勝と勢いにのっていたんですが、直前のリーガは引き分け。
しかもマドリーデルビーというタイミングの悪さで体力も気力も使いまくった事でしょう。
更に中2日で移動もせなアカンときたもんだ。
試合前の状況で言うと、どう考えても劣勢なのはマドリー。
それでも1点を追うマドリーが必死に攻める展開になる、と誰もが考えていたハズ。
そしてそういう展開はレッズにとっては得意とするパターンなので、効率良くレッズが勝利するんじゃないか。
大半の人はそう考えていたと思います。
私も同意見で、マドリーが先制すれば試合自体がオモシロくなるやろうなぁ〜、そうなれへんかなぁ〜って思ってました。

しかしながら蓋を開けてみれば、これがビックリ。
一方的にレッズが攻める展開だったんですよ。
故障明けで万全じゃない筈のトーレスがキレまくりだし、出場停止のリエラの代役のバベルも昨季のパフォーマンスを取り戻していました。
これにキャプテンとマスチェラーノが絡んで怒濤の攻めを展開。
マドリーはひたすらにカシージャス頼り。
カシージャスがパラドンを連発してくれたおかげで0-0のまま時間は推移していきましたが、ネットが揺れるのは時間の問題でした。

先制点の場面は、マドリーとしてはペペへのファウルだろ!!って主張でしょ。
審判によっては取っただろうし、実際得点した後のトーレスの表情も判断待ちみたいな感じだった。
リプレイで観ても、まぁファウルといえばファウル、ペペが派手に倒れただけ、といえばそうかもね、ってプレー。
いずれにしてもトーレスがペペを引き倒したプレーは、「何も無かった」って事でレッズが先手。

更に更に微妙な判定がもう1つ。
今度はエインセがエリア内でハンドを犯しPK、ってシーンなんですが、これはリプレイを観るかぎり完全に肩。
でもエインセは腕を振っちゃってたんで、試合の流れの中で観るとハンドだと思っちゃうのも仕方無い。
このPKをジェラードが決めて2-0。
これでマドリーは3点取らないといけなくなり、事実上この時点で試合は決着しました。

リバプールは攻めまくっていたので「2点」という結果は実に順当なものなんですが、個人的にはスッキリしない感じ。
3点目のバベルの見事な突破からジェラードが難しいバウンドをボレーで合わせた得点なんかはスッキリ度満開なんですが、いかんせん試合が決まった後やからね。
こういうのが先制点で観られたら最高やってんけどね。
まぁ贅沢は言うまい。
レッズとしては大勝で、次のプレミアの大一番に向けてシャビアロンソ、ジェラード、トーレスを休ます事が出来たし、最後はカウンターからドッセーナが予想外の得点も決めたりとかで言うことなしの試合だったでしょうね。

一方のマドリーは結果も内容も惨敗。
最初の2失点にエクスキューズはあるものの、内容自体が悪かった事は否定出来ないでしょうね。
チャンスらしいチャンスが殆ど無かったもんねぇ。
やっぱ最初にも書きましたが疲れてましたよね。
特にガゴの動きのキレの無さが顕著でしたもん。
頑張ってはいましたが、ボール奪えないし、危険なエリアでボール取られるし、持ちすぎてリズムを悪くするし、パスは通らないし、と散々な出来。
スナイデルも独りよがりなプレーばっかりだったしね。
彼等中盤が活きないとキツイよね。
ロッベンは何故か存在感全く無く(ドリブル1回も無かったんちゃうかな??)、前半だけで交代だし、それに対してラフィやグティを投入するタイミングは遅いし。
最近はこのラウンドでの敗退ばかりなので、最早驚きは無いですが寂しいですよね。