06-07 UEFA チャンピオンズリーグ グループA 第5節

2006.11.22 スタディオン バシル レフスキ
0
0-1
2
0-1
 
得点
ジュリ(5分)
  イニエスタ(65分)
メンバー
1 ペトコフ
GK
1 V・バルデス
   
3 ミラノフ
11 トプザコフ(C)
4 トマシッチ
25 ワグネル
DF
11 ザンブロッタ
4 マルケス
  (63分 23 オレゲル)
5 プジョル(C)
16 シウビーニョ
 
 
6 エロモイグベ
7 ボリミロフ
27 バルドン
MF
3 モッタ
24 イニエスタ
  (81分 18 エスケーロ
20 デコ
 
 
17 ドモフチスキ
  (57分 9 G・イバノフ)
20 S・アンゲロフ
  (58分 21 テルキスキー)
10 ヨボフ
  (73分 16 オグニアノフ)
FW
7 グジョンセン
8 ジュリ

  (58分 6 シャビ)
10 ロナウジーニョ
   
           ペトコフ

ミラノフ  トプザコフ   トマシッチ  ワグネル

          エロモイグベ

      ポリミロフ    バルドン

 Sアンゲロフ              ヨボフ

          ドモフチスキ

布陣
          バルデス

ザンブロ  マルケス   プジョル  シウビ

          モッタ 

     イニエスタ    デコ

  ジュリ            ガウショ

         グジョンセン

sub
12 ミトレフ GK GK 25 ジョルケラ
14 ミネフ DF DF 12 ファンブロンクホルスト
18 M・イバノフ MF   15 エヂミウソン
24 ディミトロフ FW   21 テュラム
ミラノフ
ボリミロフ
イエローカード
レッドカード
出場停止選手
戦線離脱中選手 ベレッチ
サビオラ
エトー
メッシ

レフスキに広がる無限の可能性

バルサは結構ヤバイです。なにせこの試合を引き分け以下の結果で終えてしまって、ブレーメンがチェルシーに勝つような事があるとその時点でGL敗退が決定してしまいます。
つまり相手がここまで4戦全敗のレフスキとはいえ、緊張感を持って戦わなくてはいけないのです。そういう緊張感が無くなると付け入る隙を与えてしまいます。
この日は正にそんな試合でした。
まずは前半5分、あっさりと先制。ザンブロッタのクロスにグジョンセンが潰れて、そのコボレ球をジュリが押し込みました。
この先制点により、バルサから緊張感が消えました。
早い時間に、しかも簡単にゴール出来てしまった事がその要因です。前半終了までの40分間、主導権を握ったのはレフスキでした。
相変わらずレフスキの姿勢は素晴らしい。
もうGL突破の可能性はゼロなのに、凄くひたむきでした。自分達のスタイルのフットボールがどこまで通用するのか?そんな純粋なスポーツ精神に溢れていました。レフスキのスタイルはバルサと酷似していて、いわゆるショートパスを繋ぐポゼッションサッカーです。サイドも広く使うし、中盤も大切にします。
レフスキが伸び伸びと自分達のスタイルを披露するのとは対照的に、バルサは簡単にボールを失う場面、軽いプレー、運動量の少なさが目立ちました。
レフスキがゴールを奪っていてもおかしくない雰囲気で前半は終わります。
ただレフスキの敗因は、前半の内に得点を奪えなかった事とも言えます。とても90分持たないペースでレフスキはガンガン飛ばしてたんですよ。だから前半で決めれなかったら後半は苦しくなるのは明白です。それに良い所なしだったバルサもハーフタイムという休息を取る事によってネジを巻き直せます。
予想通りカツを入れられたバルサは後半頭からチャンピオンに相応しい内容を披露します。そんなチャンピオンの攻勢プラス前半の疲労がレフスキを襲いました。
これでは失点も時間の問題だった訳です。そして2点差をつけられるとジエンドです。バルサから3点取れる程の実力は元々持ち合わせていませんからね。
後半20分、デコのミドルのリバウンドをイニエスタが詰めて、勝負アリでした。
結果としてはバルサの順当な勝利。しかし、この日輝いていたのは紛れもなくレフスキだったのです。自らのサポーターにより多くの夢を与えれたのもレフスキでした。
私から見ても、レフスキの戦いぶりは「敵ながら天晴」って感じでしたからね。目指している方向性は間違ってないと思いますので来季以降が楽しみなチームだと思います。

バルデス:チームとしてのピンチは多かったが、シュートはあまり浴びなかったので見せ場あまり無し
ザンブロッタ:果敢なオーバーラップも披露し、総合能力の高さを見せ付けた
マルケス:負傷で途中交代。これ以上の怪我人はヤバイ
プジョル:体を張る場面も多く、フル稼働
シウビーニョ:前半は低調だったが、後半は抜群。試合を読むチカラは流石
モッタ:ウィークポイントとしてレフスキから狙われまくり。そんな評価を払拭する事も出来ず
イニエスタ:輝き続けています。右FWにポジションチェンジしてからはキッチリ1得点
デコ:中盤で格の違いを見せ付けた
グジョンセン:アンラッキーな日と言えるでしょう。動きは良かったが巡り合わせが悪かった
ジュリ:得点という結果は残したがマジョルカ戦に続き低調な内容
ガウショ:キレが戻りつつある。ドリブルにも冴えが!!!

チャビ:ポゼッション率のアップに貢献。ひたすらリズムを作り続けた
オレゲル:急な出番にも問題無く対応
エスケーロ:出場出来る事が楽しくてしょうがない様子

興奮度:70%

MOM:デコ