05-06 UEFAチャンピオンズリーグ R-16 2nd leg |
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2006.3.7 デッレ アルピ
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2
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0-1
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1
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2-0
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トレゼゲ(65分、ネドベド) |
得点
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ミクー(13分、シュルツ) | ||
エメルソン(88分) | ||||
メンバー
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1 ブッフォン |
GK
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18 ヴィーゼ | ||
27 ゼビナ 21 テュラム(C) 28 カンナバロ 19 ザンブロッタ (70分 14 バルザレッティ) |
DF
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15 オボモイエラ 2 ファーレンホルスト 4 ナウド 27 シュルツ |
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8 エメルソン 4 ビエラ 16 カモラネージ (57分 18 ムトゥ) 11 ネドヴェド |
MF
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6 バウマン(C) (73分 3 パサネン) 22 フリングス 24 ボロウスキ 10 ミクー |
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9 イブラヒモビッチ (57分 10 デルピエロ) 17 トレゼゲ |
FW
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11 クローゼ 17 クラスニッチ (81分 9 アエド・バルデス) |
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ブッフォン
ゼビナ テュラム カンナ ザンブロ エメルソン ビエラ カモラネ ネドベド ズラタン トレゼゲ |
布陣
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ヴィーゼ
オボモイ ファーレンホルスト ナウド シュルツ バウマン フリングス ボロウスキ ミクー クローゼ クラスニッチ |
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sub
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32 アッビアーティ | GK | GK | 33 バンダー | |
3 キエッリーニ | DF | DF | 16 アンドレアセン | |
20 ブラージ | MF | 23 ヴァンダンメ | ||
23 ジャンニケッダ | MF | 7 ヴラニェス | ||
20 D・イェンセン | ||||
ネドヴェド デルピエロ |
イエローカード | ミクー バウマン |
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レッドカード | ||||
出場停止選手 | ||||
ビリンデッリ | 戦線離脱中選手 | ラインケ |
観戦レポ
いや〜、とんでもない衝撃の結末となってしまったこの試合。だからCLはおもしろいんですけど、凄かったよ。
試合に火をつけたのはミクーの先制ゴール。シュルツとのコンビで完全にユーベDFを切り裂いてのゴールは得点以上のインパクトをデッレアルピにもたらしました。1st legで1点リードしているブレーメンですが「守る気などサラサラ無い」って事をこのゴールで証明。その後もオボモイエラ、シュルツは果敢なオーバーラップを披露し、攻め続けるチームスタイルを遂行します。この姿勢ならユーベに勝つ事も可能だ、と感じました。
そして何よりビーゼがあたってた。こういう試合でGKがあたると相手チームにとっては非常に厄介です。ズラタン、エメルソン、ネドベドと悉く決定的なシュートが止められます。
カペッロは苛立つズラタン、存在感希薄のカモラネージを下げ、ムトゥとアレックスを投入。ここから次第にペースを掴むユーベ。ゼビナもようやく試合に慣れて来た。
交代策から8分後、ようやく1点を返します。抜け出したネドベドにトレゼゲが並走し、最後はトレゼゲがゲット。流石のビーゼも2対1じゃ無理です。
さて次の1点を取れば逆転でユーベ勝利。なので勢いにまかせて攻め立てます。が、ビーゼもといブレーメンの壁は厚い。そしてこの状態でも攻撃的姿勢は失わず。それがまたユーベにとってはとっても危険。ユーベが2点目を取るよりもブレーメンの2点目の方が可能性高いかな、なんて考えつつも時計は刻一刻と90分に近づきます。
クローゼが1st legの時の様な輝きを魅せれていれば私の妄想も現実になっていたでしょう。しかしそれは現実では無く、現実に産まれたのはユーベの2点目。
しかもこれがまた歴史に残る様な決勝ゴールです。それまで再三再四好セーブを魅せていたビーゼの考えられない様なファンブル。そのボールは諦めて自陣に帰ろうとしていたエメルソンの目の前に・・・。
ビーゼを責める事なんて出来ません。1点以上は確実に止めてきたんですから。まだ24歳。この経験を糧にしない手は無いでしょう。
タナボタ的なゴールを貰ったユーベイレブンは喜びを爆発させました。ベンチまで総出でね。デッレアルピが一体となるなんて珍しすぎる光景です。ただこれも「ユーベの底力」と形容すると納得させられるだけのモノがユーベにはあります。それは歴史なのか伝統なのか今の強さなのか。カタチとして見えるものは無いですが、なにはともあれユーベ突破。トータル4-4、アウェイゴールの差での突破です。
最後まで自分達のスタイルを貫き通したブレーメンにはエールを送りたいです。また個人的にはブレーメンに突破して欲しかったです。しかし昨季の2-10の敗戦の屈辱から現在セリエでも最強のユーベ相手にここまでの試合を出来たのですから、この成長ぶりは凄まじい。胸を張って帰国しても大丈夫です。特にビーゼはね、皮肉でもなんでもなく紛れも無くこの試合のMOMです。
興奮度:85%
MOM:ビーゼ