04-05UEFAチャンピオンズリーグ グループG第6節 

2004.12.7 メスタージャ
0
0-0
2
0-2
 
得点
バルデス(83分、イスマエル
  バルデス(90+2分、ボロウスキ
メンバー
1 カニサレス
GK
1 ラインケ
   
23 クーロ・トーレス
17 D・ナバーロ
12 カネイラ
24 モレッティ
DF
3 パサネン
25 イスマエル
6 バウマン(C)
7 スタルテリ
 
 
5 マルチェナ
8 バラハ(C)
10 アングロ
  (90分 退場)
21 アイマール
  (61分 11 ディ バイオ
18 シスコ
  (61分 14 ヴィセンテ)
MF
4 エルンスト
20 D・イェンセン
  (44分 23 マニャン)
24 ボロウスキ
10 ミクー
 
 
20 ミスタ
  (61分 9 コラーディ)
FW
11 クローゼ
  (90分 17 クラスニッチ)
9 ハリステアス
  (81分 38 アエド・バルデス)
   
        カニサレス

トーレス  ナバロ   カネイラ  モレティ

    マルチェナ    バラハ

アングロ    アイマール     シスコ

         ミスタ

布陣
          ラインケ

パサネン  イスマエル  バウマン  スタルテリ

          エルンスト

    イェンセン      ボロウスキ

           ミクー

      クローゼ     ハリステアス

sub
13 パロップ GK GK 16 ボレル
15 カルボーニ DF DF 2 ファーレンホルスト
7 フィオーレ MF   27 シュルツ
16 シソッコ   MF 5 ウミト・ダバラ
マルチェナ
カニサレス
コラーディ
D・ナバーロ
ヴィセンテ
イエローカード バウマン
エルンスト
イスマエル
ボロウスキ
アングロ レッドカード
出場停止選手
ビュテル
アジャラ
ルフェテ
アルベルダ
戦線離脱中選手 リステシュ
グスタボ・ネーリ

観戦レポ

CLというのが、どれほどに重く、崇高な大会なのか、改めて知らされた試合でした。
まずは試合前の状況から。
バレンシアは勝てば突破が決まります。が、ただ勝つだけでは駄目で1-0以上の良い結果じゃないといけません。
ブレーメンは、それ以外の条件で突破決定。1点取りさえすれば3失点されなきゃOK。
条件的に厳しかったのは、どっちなんでしょうね?結果論で言うとバレンシアですが。
やっぱアウェイゴールってのがミソやね。大会をおもしろくします。
前半の0-0がそれを象徴してます。
引き分けでOKのブレーメンは、勿論若干引き気味で狙い通りの0-0。バレンシアも失点を喰らうと途端に大量点を奪わなくてはいけないので、こちらも慎重な戦い。0-0での折り返しも計算の範疇って感じでした。
両チームの勝負は後半。
だったんですが、結局はバレンシアの最終ラインがビビってました。
ライン低過ぎでしょ!
バルサの試合を見た後で観戦したから特に感じたかもしれませんが、あれだけ前線と最終ラインの距離が長過ぎでは効果的な分厚い攻めが出来る筈もありません。
ブレーメンのラインの方が高いってどういう事よ。
アイマールが頼りの攻撃でしたが、いかんせんそのアイマールも病み上がりなので出場出来る時間は最初から決まっていた様です。
61分ラニエリは一気に3人代えます。
シスコとミスタは解るけど、アイマールは残しときたかったね。結果論やけど。60分間の出来が凄く良かったから。
でもラニエリは伊達に監督歴長くないですよ。
私が書いた問題点を直ぐに解決に導きました。
低いラインでも点取れるやりかたもあるねんぞ、ってね。
カニサレスのロングキックからコラーディが競り勝って落としたボールをディバイオがボレー。
これがバーに当たる訳なんですが、決まってりゃ完全に試合も決まったでしょうね。
ダビ・ナバーロ、カネイラに最終ラインの上げ上げが期待出来ないならば、コラーディの高さ狙いのロングボールとディバイオのスピードで攻めるぞ、と。
非常に古典的ですが、成り振り構ってられませんからね。
でも結局この作戦はオフサイドの笛にも阻まれて最後まで実を結びませんでしたがね。
ではもう1人の投入選手ビセンテは?
彼に期待するのは酷ですよ。だって滅茶苦茶久しぶりの実戦じゃないですか。いきなり無理でしょ。
クロスの質は流石に高く、シスコよりは全然いけてたけど、いつものドリブルはやはり見れず終い。いや、しゃ〜ないで。
さてさてそんな手詰まり状態で試合は終盤にさしかかって行きます。
こういう状況だとカウンターからアウェイチームが先制ってのはよくあるパターンでして、まぁそんな悪い予感がし始めたラスト10分。
予想通り決められちゃいました。
しかも予想通りのロングボール1発で。
残り7分で、3点取らなきゃいけなくなったバレンシア。この時点で終戦ですわ。
スタンド含めて全員が負けを悟ったので、こっからが大変でした。
大荒れ。
事の発端は、得点したアエドが挑発する様なパフォーマンスをやっちゃったからなんですよね。
で、苛々番長アングロがタックルでアエドを倒してロハっちゃうわ。イスマエルは喧嘩売ってくるわ、ビセンテは応じちゃうわ、ボロウスキはサポを挑発するわ、挙げ句の果てにはアエドに2点目決められるわ、で散々。
特に2点目は乱闘騒ぎの後で誰も集中してなくて、誰もアエードを見てなかった。
いや〜もう後味悪過ぎでしょ。普通の試合でここまでなりますか?CLで敗退ってのが凄くショックで、かなり苛々してたんでしょうな。
でもそんな真剣な場で、いらないパフォーマンスをやっちゃったバルデス君が悪いよ。
ひとりだけ大人で常に皆を止めようとしてたスタルテリに、この試合のMVPを捧げたいと思います。

満足度:60%

MOM:スタルテリ