04-05UEFAチャンピオンズリーグ QF 2nd leg

2005.4.13 デッレ アルピ
0
0-0
0
0-0
 
得点
 
メンバー
1 ブッフォン
GK
1 デュデク
   
21 テュラム
4 モンテーロ
  (83分 7 ペソット)
28 カンナバロ
19 ザンブロッタ
DF
3 フィナン
23 キャラガー
4 ヒーピア(C)
21 トラオレ
 
 
16 カモラネージ
  (84分 18 アッピアー)
8 エメルソン
24 オリヴェラ
  (HT 25 サラジェッタ
11 ネドヴェド
MF
14 シャビアロンソ
25 ビスカン
18 ヌネス
  (58分 11 スミチェル)
6 リーセ
10 ルイスガルシア
  (85分  13 ルタレック)
 
 
9 イブラヒモビッチ
10 デルピエロ(C)
FW
5 バロシュ
  (75分 9 シセ
   
         ブッフォン

チュラン  モンテロ   カンナ  ザンブロ

     カモラネジ   エメルソン

  オリベラ          ネドベド   

      ズラタン  デルピエロ

布陣
          デュデク

フィナン  カラガー   ヒーピア  トラオレ

     アロンソ     ビスカン

 ヌネス             リーセ

    ルイスガルシア      

            バロス

sub
12 ケメンティ GK GK 20 カーソン
15 ビリンデッリ DF DF 28 ウォーノック
34 マジェッロ   MF 32 ウェルシュ
20 ブラージ MF   34 ポッター
モンテーロ
イブラヒモビッチ
ザンブロッタ
エメルソン
イエローカード シャビアロンソ
フィナン
レッドカード
タッキナルディ 出場停止選手
トレゼゲ
カポ
フェラーラ
ゼビナ
戦線離脱中選手 シナマ=ポンゴユ
ホセミ
カークランド
ハマン
キューウェル
ジェラード
ネイル・メラー

観戦レポ

数字の上では2-1で勝っているレッズが有利な筈なんですが、下馬評ではビアンコネッロの評価が断然高かった。
初戦が終わった段階で、もうユーベが勝ち抜けた様な雰囲気。そこに落とし穴があったのかも知れません。
最近の戦いぶりを見ても、歴史的に見てもこういう状況で「1-0」でユーベが逆転進出ってのは非常に良くあったパターンです。
特に今季はGL戦でも「1-0」ばっかりでしたからね、ユーベは。
そこにある種の油断があったのではなかろうか。普段滅多に満員にならないデッレアルピが満員だったのもサポーターがそんな展開を期待して見に来た、というよりはそんな展開になる筈だと確信して見に来た筈です。
実際私もそうなるだろうと思ってました。
しかしベニーテスは正に勝つ為にトリノにやって来ました。勝つ為だけにね。
エンターテイメント性なんて全く求めていなかった。今季のユーベのフットボールは全くおもしろくないがそのお株を奪ったかの様な戦いっぷりでした。
前半から基本的に守備だけ。バロスとルイスガルシアが単発で攻めるだけやもんね。
ユーベはいつか点取れると思ってた筈です。確かにレッズのディフェンスも堅かったけど、それにしてもカタチを作れなさすぎた。
そして焦りだした後半はそれがより顕著になります。
シュートもジャストミートしないし、クロスもピリッとしない。縦パスばっかりだったり、横パスばっかりだったり。
試行錯誤してる内に90分が経ったって感じです。
ネドベド、エメルソンが故障明けで動きが良くなかったのもあるし、カモラネージとオリヴェーラの位置取りもチグハグだった。
モンテーロが最終ラインで足を引っ張っててチュラン、カンナバーロも落ち着けなかっただろうし、ザンブロッタもいつもの豪快さは影を潜めてた。
チャンスらしいチャンスはむしろカウンターのリバプールの方があったぐらい。
こういう時に頼りになるのがエースですが、ズラタンもアレックスも・・・。
内容から考えると当然の結果に落ち着きました。巡り巡ると1st legの立ち上がりに勝負を懸けたレッズが180分トータルで考えて試合巧者だったという事でしょうか。
守り一辺倒のレッズなんて見たかありませんでしたが、理想よりも現実をとったベニーテスが結果だけは残しました。
ベニーテスも色々考えた末、ジェラードもいないしシャビアロンソも病み上がりだし、ユーベを破るには「現実的に」戦うしか無いと判断したんでしょうな。
いつの日か「スペクタクル」がユーベの様な「現実的な」チームを倒す所を見たいです。それはバルサに期待しましょうか。

満足度:50%

MOM:ヒーピア