04-05UEFAチャンピオンズリーグ グループG第5節 

2004.11.24 ベザー シュタディオン
1
0-0
1
1-1
イスマエル(49分、PK
得点
マルティンス(55分、スタンコビッチ
メンバー
1 ラインケ
GK
1 トルド
   
3 パサネン
25 イスマエル
6 バウマン(C)
7 スタルテリ
  (83分 9 ハリステアス)
DF
4 J・サネッティ(C)
2 コルドバ
11 ミハイロビッチ
16 ファバッリ
 
 
4 エルンスト
24 ボロウスキ
  (67分 20 D・イェンセン)
23 マニャン
10 ミクー
MF
7 ファンデルメイデ
25 スタンコビッチ
  (65分 21 カラグニース)
19 カンビアッソ
8 ダービッツ
  (81分 6 C・ザネッティ)
 
 
11 クローゼ
17 クラスニッチ
  (HT 38 アエド・バルデス)
FW
32 ビエリ
9 フリオ・クルス
  (52分 30 マルティンス
   
          ラインケ

パサネン  イスマエ   バウマン  スタルテリ

  ボロウスキ  エルンスト  マニャン

          ミクー

     クローゼ    クラスニッチ

布陣
          トルド

サネティ  コルドバ   ミハイロ  ファバリ

アンディ   デキ    カンビア  ダビッツ     

       ビエリ    クルス    

sub
16 ボレル GK GK 12 フォンタナ
27 シュルツ DF DF 3 ブルディッソ
5 ウミト・ダバラ MF   13 ゼ マリア
15 ラゲルブロム     23 マテラッツィ
バウマン イエローカード コルドバ
フリオ・クルス
カンビアッソ
レッドカード
出場停止選手 アドリアーノ
リステシュ
グスタボ・ネーリ
ファーレンホルスト
戦線離脱中選手 ガマラ
ココ
キリー
エムレ

観戦レポ

ブレーメンにとっては、ここが勝負所です。
というのも、この試合にさえ勝てばバレンシアの結果に関係無く突破が決まるんですよ。
しかし引き分け以下だと最終節、生死を懸けた戦いをメスタージャでしなくてはいけません。
だからこそ、今日勝って決めたい。
相手はインテル。未だ無敗伝説進行中(っつっても引き分けばっかやけど)のインテルです。
しかしそのインテルにとっては既に消化試合。
次のセリエがユーベとのイタリアダービーなんで変な負け方して嫌なムードにはしたく無いやろうけど、かと言って死に物狂いで勝ちに行く試合でも無いです。
それはマンチーニの選手選考にも表れてると思いますね。
出場停止のアドリアーノは別として、レギュラー半分サブ半分みたいな11人。
上に記した様な意図が見え隠れするでしょ?

まぁ両チームそんな状況でキックオフですわ。
トリプルボランチを敷いた様な感じの4-3-1-2のブレーメンのキーはその「3」の所でしたね。
ボロウスキとマニャンが運動量豊富に良く頑張ってましたよ。
ディフェンス時にはボランチ然として構えボール奪取に貢献、そしてオフェンス時にはサイドに大きく開く、またはミクーのフォローとして目立たないながらも献身的に働いてました。
ミクーが結構フリーで持ててる時間が多かったのも、彼等の働きでは無いか?と思われ。
そのミクーを起点に数々のチャンスを作り出したブレーメン。
シュート数も20本を越えていたのでラッキーPKの1点だけじゃ少し寂しいですね。
でも誰が悪いとか誰が外したとかじゃ無くて、皆決め切れて無かったよ。
ミクーにしても作り出すチャンスと同じ数ぐらいシュート外してたからね。

トルドを筆頭に組織的では無いながらも個人能力は非常に高いインテルに「守りのリズム」を掴まれては中々ゴールを割るのは難しいよね。
さてそのインテルは、デキの不運なPKで先制されながらも直ぐに追い付いたのが大きかった。
マルティンスというジョーカーを取り敢えずベンチに置いておいて最適なタイミングでカードを切ったマンチーニの采配はお見事。
それまでのビエリ、クルスの2トップは前線で溜めも作れないし、シュートも打てないしで全然脅威じゃ無かったんですが、(これは2人だけの責任じゃ無くて、チーム全体としても悪かったからね)そこに段違いのスピードのマルティンスが入って来たんで、これは戸惑ったんでしょう。
結果的にはマルティンスのゴールでしたが、90%以上はデキのポスト直撃ループシュートで決まってたからね。

そんなインテルにとって、この日のドローは、正に妥当。
フラットな感じの中盤の構成でしたが、殆どアンディ君は絡めて無かったし、デキもループ以外はイマイチ。
カンビアッソは攻守に大貢献で、ダービッツも唯一の流れを変えれる人物で相変わらずの上下動は凄まじかったですが、結局トータル11人のバランスがなんか悪かったわなぁ。
それがず〜と攻め込まれてた要因やろうけど。
でも別に消化試合やし、ええんちゃうか?

で、そんな悠長な話はしてられないのがブレーメン。
引き分けた事によって、最終節は大変な試合をしなくちゃいけなくなりました。
ハリステアス投入が遅かった気もしますが、インテルのアタック陣は油断出来ないってのもこれまた事実やからね。
あのタイミングしか無かったんかなぁ〜。
まぁバレンシアも調子は全く良く無いし、最悪90分間引きまくってドローに持ち込めば突破出来るんで有利といえば有利ですからね。

満足度:55%

MOM:イスマエル