15-16 UEFAチャンピオンズリーグ GL F 第4節

2015.11.4 アリアンツ アレーナ
5
3-0
1
2-1
レバンドフスキ(10分、チアゴ)
得点
ジルー(69分、アレクシス)
ミュラー(29分、コマン)   
アラバ(44分)   
ロッベン(55分、アラバ)   
ミュラー(89分、コスタ)   
メンバー
1  ノイアー
GK
33 チェフ
 
21  ラーム(C)
17  ボアテング
  (68分 5 ベナティア)
8  ハビ マルティネス
27  アラバ
DF
2 ドゥビュッシー
4 メルテザッカー(C)
5 ガブリエウ
18 モンレアル
 
14 シャビ アロンソ
6  チアゴ

25  ミュラー
11 D.コスタ
29 コマン
  (54分 10  ロッベン)
MF
19 サンティ カソルラ
  (87分 21 チェンバース)
34 コクラン
28 キャンベル
  (59分 3 ギブス)
11 エジル
17 アレクシス サンチェス
 
9 レバンドフスキ
  (71分 23 ビダル)
FW
12 ジルー
  (85分 45 アイウォビ)
   

          ノイアー

ラーム  ボアテン   ハビマル  アラバ

      アロンソ  チアゴ

ミュラー      コスタ       コマン

         レバンドフスキ

布陣

         ツェフ

ドビシ  メルテ   ガブリ  モンレアル

      カソルラ  コクラン

キャンベル    エジル   アレクシス

          ジルー

sub
26 ウルライヒ GK GK 49 マケイ
13  ラフィーニャ DF DF 6 コシエルニー
28 バドシュトゥバー   MF 20 フラミニ
32 キンミッヒ MF   54 アデレイド
イエローカード キャンベル
エジル
レッドカード
出場停止選手
ゲッツェ
リベリ
ロデ
ベルナト
戦線離脱中選手 オスピナ
アルテタ
チェンバレン
ウォルコット
ラムジー
ウィルシェア
ロシツキー
ウェルベック
ベジェリン

異次元の圧勝劇



・スコア通りの力の差
・今回はガナの「神の腕」ゴールは認められず
・SBの有用性が違い過ぎた


って試合でした。

■試合前の状況

バイエルン 6pt
オリンピアコス 6pt
ザグレブ 3pt
アーセナル 3pt

というのがキックオフ前までのグループFのスタンディング。
つまり前節意地の勝利をバイエルン相手に見せたアーセナルですが、依然厳しい状況なのです。

今日は絶対王者バイエルンが無敵の強さをほこるアリアンツが舞台ですから、ガナとしては1ptでも持って帰られたら御の字か。
逆にバイエルンは今日決めたい所でしょう。


■序盤から圧倒するバイエルン

10分足らずで先制点が入った事からも分かる通り、まぁバイエルンが圧倒してましたよ。
ほぼ2バック状態でガナを押し込み、「後はネットを揺らすだけ」って展開が常に続いていました。

先制点にしてもチアゴのクロスからレバンドフスキのヘディングという流れでしたが、ここだけ見てもチアゴはドフリーでロビング上げてるんですよね。
何故あんな危険な位置でドフリーなのか、ってのはそれだけバイエルンが圧倒していた証拠でしょう。
つまりガナは前後左右に揺さぶられてマークなんて付き切れてない状態だったのです。
レバンドフスキが最後フリーになったのは、単純に彼の動き出しの巧さですがね。


■変幻自在のアラバ

ちょっと衝撃的だったのがアラバのポジショニングね。
昨季もペップはSBの位置に色々と工夫してましたが、今日も面白かった。

というのも、左SBのアラバが殆ど1トップ下の位置にいたんですよ。
マイボールになったら、スルスルっと上がって行ってね。
普通はね、SBがオーバーラップするって言ったらサイドを駆け上がるじゃないですか。
でもアラバは違って真ん中を上がるんですよね。
これによりガナDFは揺さぶられて、前述の「チアゴフリー状態」が産まれたとも言える。
勿論単純にタッチラインを駆け上がる場面もあったから、ガナは捕まえきれてなかったな〜。

そんなアラバの良さが最も出たのが前半終了間際の3点目でしょう。
ゴール前で縦パスを受けたアラバ。
一度はボールを奪われるも、そこから奪取して持ち直してミドルをズドン!!

まずね、ゴール前でポスト的な縦パスを受けてるのが、そもそもオカシイですよね(笑)
ここが1つ目の良さ(ポジショニングの妙)。
2つ目の良さはボールを奪う能力ね。
ここではディフェンダーとしての本領が発揮されました。
そして3つ目の良さが得点能力。
このゴール以外でも惜しいミドルあったんですよねー。
これまでも何点も決めてるし、マグレのシュートじゃないよ、って所です。

今日みたいなプレーを見せつけられると、この選手まだまだ大きくなるんだろうなと実感しました。
SBの世界観を変えるような、そんなプレーヤーになるかもしれません。


■飢えたロッベン

前半だけで3-0とし、早々に試合を決めたバイエルン。
でもそんな事で満足しないのがペップ。
ともすれば緩みがちになりそうな展開ですが、怪我上がりのロッベンを登場させ活力を与えます。

で、まぁそんなロッベンがいきなりゴールですからね。
多分ファーストタッチやったと思うねんけど、もうああいうの見せられると力の差を感じざるをえない。
リハビリ出場?と思いきやそれだけに収まらないのがチームの強さよね。
チームにとってもロッベンにとってもメリットがある出場で、もう言う事なしでしょう。

その後もロッベンには立て続けにチャンスありましたね。
GKとの1対1含め、決めないといけないのもありましたが、そこはご愛敬で(苦笑)


■マニータ〆

ジルーにアクロバティックなシュートで1点返されたものの、それも予定調和?ってぐらいに余裕の試合運びを見せたバイエルン。
最後はミュラーとコスタの高速カウンターで5点目を決めてマニータも達成。
ケーキに苺が乗りました、という盤石の勝利。

ノイアーが目立った場面って、カソルラのシュートを止めた場面ぐらいやったような。
それぐらいにDF陣は特に出番もありませんでした。
ポゼッションも7割近かったもんなぁ。

決定的なチャンスも上に書いた以外でもレバンドフスキやミュラーにそれぞれ2回ぐらいあった。
つまり8点9点取ってても別に不思議でも何でもない展開だったんですよね。


■今回は誤審も無し

前回は審判の助けでリードを貰ったアーセナルでしたが、甘い想いは一度きりでした。
今日も「神の腕ゴール」が炸裂したのですが、(今回はジルーじゃなくてエジル)しっかり審判が見てくれてましたね。
カタチとしては完全に崩してはいたけど、流石に二匹目のドジョウは居ませんでしたよ。

まぁ内容的には完敗だったので、たとえラッキーであのゴールが認められてても勝敗は変わらなかったかな?
それぐらいにちょっと大人と子供ぐらいの差がありました。


■戦術の差

具体的にどれぐらい差があったかというと、最初に書いたアラバの件もそうやけどチームとしての戦術の幅が違いすぎたと思う。
ガナはいつもの4-2-3-1で、アレクシス頼りという攻撃。
ただそれだけ。
ジルーに合わせて決めてくれたらメッケモンぐらいのね。

それに比べたらバイエルンは多様やったよね。
ポジションなんてあってないように感じたぐらいに、選手の動きが活発。
コスタもサイド専門職人タイプの選手かと思いきや、今日は殆ど1トップ下でプレーしてましたからね。
そこからのドリブルの仕掛けも効いてたし、勿論サイドに流れた時はそれはそれで毎度お馴染みの突破力を見せてたし。
しかも彼がサイドに流れたらミュラー&ラームとの連携で3人で崩せたりもしてたし。
そんなんガナDF追いつく訳ないよね。
そしてサイドにそれだけ人数かけても中が手薄になる事も無かったし。

複数の選手が複数のポジションを高いレベルでこなせる、ってのが攻撃に奥行きと幅をもたせてる要因だと思います。
だから上に書いた「布陣図」なんて、ほんの一例に過ぎないんですよ。
ガナはあれが全てやけど。
そこの差は大いに感じたな〜。

アロンソはアロンソで上手くバランス取ってチアゴにゲームメイクさせてたしな。
やっぱりペップのフットボールは面白い!そう感じさせる圧勝劇でしたね。
攻撃のパターンが何パターンもあるから観ていて全く飽きませんでした。
今のバルサは(怪我人が多い事もあって)数パターンぐらいしかゴールへの道が見えないですが、そういうのとは全然違ったよ。
※セレッソなんて1パターンも見えないけどねww

他会場でオリンピアコスが勝った事により、今日の結果ではGL突破も敗退も何も決まらず。
ですが、バイエルンは後1ポイントでも上積みすればOKで、ガナの自力突破は無くなりました。