10-11 UEFAチャンピオンズリーグ R-16 1st leg

2011.2.15 ジュゼッペ メアッツァ
0
0-0
1
0-1
 
得点
クラウチ(80分、レノン)
メンバー
32 アッビアーティ
  (18分 1 アメリア)
GK
1 ゴメス
   
20 アバテ
13 ネスタ
76 ジェペス
77 アントニーニ
DF
22 チョルルカ
  (59分 39 ウッドゲイト)
13 ギャラス
20 ドーソン(C)
32 アス=エコット
 
 
33 チアゴ シウバ
8 ガットゥーゾ(C)
16 フラミニ
10 セードルフ
  (HT 7 パト
MF
30 サンドロ
12 パラシオス
7 レノン
11 ファン デル ファールト
  (62分  14 モドリッチ)
40 ピーナール
  (76分 21 クラニツァル)
 
 
11 イブラヒモビッチ
70 ロビーニョ
FW
15 クラウチ
   
        アビアティ

アバテ  ネスタ   ジェペス  アントニニ

         シウバ

     リンギオ   フラミニ

        セードルフ

     ズラタン   ロビーニョ

布陣
        ゴメス

チョルルカ  ガラス   ドーソン  エコト

    サンドロ   パラシオス

 レノン    ラフィ    ピーナール

        クラウチ

sub
15 パパスタソプーロス DF GK 23 クディッチーニ
17 オッド   DF 19 バソン
18 ヤンクロフスキ   FW 9 パブリュチェンコ
66 レグロッタリエ     18 デフォー
52 メルケル MF
イエローカード
レッドカード
出場停止選手
F.インザーギ
アンブロッジーニ
ピルロ
戦線離脱中選手 レドリー キング
ベイル
ハドルストーン
カブール

意外とあった差

遂にCL再開であります。
ここからはノックアウトラウンドなんで、正に生きるか死ぬかの戦い。
本日はスペインとイタリアの地で2試合が行われました。
こういう分散開催は非常に有り難いですよね。
昔はR-16でも1日で4試合、2日で8試合やってましたから。
2週4日間に分けるアイディアはGOODであります。
日本人的には、裏でやってるもう1つのカード(バレンシア×シャルケ)の方が内田が出るかもしれないので注目でしょうが、普通は断然コッチでしょ。
普通、って言ったのは一般的なフットボールフリークの目から見れば、って意味です。
なにせミランとスパーズですよ。
スパーズはGLでもインテルを(トータルスコアで)血祭りにあげてるので、連続ミラノ狩りが行われるのか注目です。

そのインテル戦で大活躍し、一気に世界的名声を勝ち得たベイルは欠場。
ってかベイルに限らず結構主力メンバーがいてませんが、チョット情報不足で怪我なのか出場停止なのか、よく判りません。
ただこの時点でのベストメンバーで両チーム共に挑んでいる事だけは間違いないです。

さて雨のサンシーロ、前半はミランにとって文字通り冷たい雨となりました。
あんまり内容良く無かったよね。
スパーズの攻めの方が目立ってたし。
アッビアーティの負傷退場というアクシデントはあったにせよ、ミラニスタにとっては物足りない前半だったでしょう。
セードルフが攻撃のタクトを振る事が出来ず、前線任せの単調な攻めでした。
と言ってもセードルフだけに責任があるんじゃないけどね。
全体的に攻撃へのビジョンが不鮮明なのよ。
新加入のピーナールがフィットし、ラフィも元気だったスパーズに比べたら駄目駄目。
スパーズにはレノンという飛び道具もあるしね。

って事で、アッレグリは当然の様にハーフタイムに動きました。
パト投入でセードルフOUT。
まぁ妥当な選択かな。
フラミニもしくはチアゴシウバorジェペスあたりと代えてパトを投入する方が攻撃面を考えると良いとは思いますが、そこまでリスク冒す筈もないしね。
これにて前線はズラタンとパトの2トップでロビーニョが若干引き気味、って感じに。
う〜ん、多少は改善されましたがそれでも人数やっぱり少ないよ。
アバーテとアントニーニのオーバーラップはそれなりに効果的やったとは思いますが、中盤に創造性が皆無やからね。
チアゴシウバを底に置き、左右にフラミニ、ガットゥーゾって布陣でしたが、全員働き蜂タイプですから。
ここからクリエイティビティなパスを期待するのは無理です。
って監督はそんな事は百も承知でやってるんでしょうけどね。
攻撃は前線の個人技とセットプレーで何とかし、後はファイター達が守る、って作戦でしょうから。
で、まぁこういう現実的な戦い方が勝率を高めるのは当然の事ですよ。
今季ここまではそうやって勝ち点積み重ねてきたんでしょうからね。
この日だってセットプレーからのジェペスのヘッド(決定的なの2発!!!)が入っていれば、ミランが2-0で勝っていたでしょう。
ゴメスのパラドンさえ無かったらね。
でもフットボールってのは時にこういうミラクルが起こるから楽しいのです。

ゴメスがMOMかな〜、やっぱり2つのあのファインセーブはデカかったからね〜。
あれがあったからこそ、クラウチのカウンターからの決勝点が産まれた訳ですし。
決勝点に関して言えばクラウチっていうよりもスピード溢れるドリブルで切り裂いたレノンが得点の9割9分持っていると言っても過言ではないです。
ラフィ、ピーナールと攻撃面で目立っていた選手を次々と代えたレドナップ采配に途中まで疑問を持っていたのですが、レノンを残しておいた事だけは大正解でした。

ラフィ、ピーナールで思い出したけど、ズラタンも含めると「あの頃」のアヤックスメンバーが3人もサンシーロのピッチに立っております。
非常に感慨深い。
ラフィとズラタンの仲は直ったんかなぁ??
え〜、余談でした。

余談と言えばウッディを久々に見た気がする。
怪我なのか戦力外なのか、よくわからん感じで全然試合にも出てなかったでしょ。
全然普通にプレーしてたので安心しました。
怪我のチョルルカの代わりに急遽入ったわりには落ち着いてましたね。
流石にそのまま右SBに入る事はなかったし(ギャラスがCBから右SBに移動。やっぱりこういう時にギャラスは便利)、CBが一番似合ってますからね。

さて、次は2nd leg。
ミランにとっては非常に苦しくなりました。
ロンドンに乗り込まなくてはいけませんからね。
敗色濃厚とは正にこの事です。
ロスタイムのズラタンのオーバーヘッドゴール(残念ながら明らかにオフサイド)に見た夢をミラニスタはもう1度、と願ってるでしょうが、今のままだと上手くいきそうには全然ありません。