10-11 UEFAチャンピオンズリーグ グループG 第4節

2010.11.3 ジュゼッペ メアッツァ
2
0-1
2
2-1
インザーギ(68分)
得点
イグアイン(45分、ディマリア)
インザーギ(78分、ガットゥーゾ) P.レオン(90+4分、ベンゼマ)
メンバー
32 アッビアーティ
GK
1 カシージャス(C)
   
20 アバテ
13 ネスタ
33 チアゴ シウバ
19 ザンブロッタ
DF
4 セルヒオ ラモス
3 ペペ
  (80分 21 ペドロ レオン)
2 R.カルバーリョ
12 マルセロ
 
 
21 ピルロ
8 ガットゥーゾ(C)
  (84分 10 セードルフ)
27 ボアテング
MF
14 シャビ アロンソ
24 ケディラ
22 ディ マリア
23 エジル
  (90+3分 18 アルビオル)
7 C.ロナウド
 
 
11 イブラヒモビッチ
7 パト
  (72分 23 アンブロッジーニ
80 ロナウジーニョ
  (60分 9 F.インザーギ
FW
20 イグアイン
  (74分 9 ベンゼマ
   
        アビアティ

アバテ  ネスタ   シウバ  ザンビー

         ピルロ

     リンギオ   プリンス 

パト              ガウショ

         ズラタン

布陣
       カシジャス

ラモス  ペペ   リッキー  マルセロ

     アロンソ  ケディラ

ディマリア   エジル      ロナウド

       イグアイン

sub
1 アメリア GK GK 25 デュデク
76 ジェペス DF DF 17 アルベロア
77 アントニーニ   MF 6 M.ディアッラ
70 ロビーニョ FW   11 グラネロ
ガットゥーゾ
イブラヒモビッチ
アバテ
ボアテング
イエローカード ペペ
R.カルバーリョ
レッドカード
出場停止選手
ヤンクロフスキ
ボネーラ
戦線離脱中選手 カカ
ガライ
ガゴ

スーペル・ピッポ

序盤は、それぞれのリーグ戦での調子がそのまま出たような試合。
ゴレアーダで勢いづくマドリーが先制し、ユーベにサンシーロで敗れたミランが沈黙する格好。
マドリーのゴールが前半終了間際だったのも心憎い。
マドリーからは、そんなに力強さを感じなかったのでミランが弱いっつう事です。
特に3トップが機能してないのよね。
ガウショからは良いパスは何本か出てましたが、中盤から後ろとの連携が希薄。
それにガウショ自身も、かつてセルヒオラモスをチンチンにした頃の彼ではないですし。
後半はほぼ消えちゃってしまってました。

だからといって、ガウショをピッポに代えるのはどうなん?って思いましたよ。
右パトで中央と左サイドをズラタンとピッポが交互に入るようなカタチ。
ロビーニョみたいなタイプなら解るけど、微妙やなぁと思ってたらピッポが2得点で逆転。
わからんもんです・・・。
しかもパトに代えてアンブロジーニ投入という意味不明な交代もしてますし。
4-4-2にするのは良いけど、得点が必要な状況で何故セードルフじゃないのか?
ガットゥーゾ、ボアテング、アンブロジーニと3枚もハードワーカーを並べる状況ですか、と。
でも結果的には逆転ですよ。
流れを引き戻した、って感じは無かったんですが2得点。
まぁどちらも幸運と言えば幸運。

まず同点ゴールは2つの考えられないミスから。
1つ目がペペのクリアミス。
このプレーまでパーフェクトなパフォーマンスでミランCFを封じてきたペペでしたが、クリアミスでズラタンの独走を許してしまいました。
そして2つ目のミスはカシージャス。
ズラタンのクロスをキャッチも大きく弾く事も出来ずゴール方向へクリアミス。
これをワンタッチゴーラー・スーペルピッポが逃す筈も無く、無人のゴールへ押し込みました。
いずれも予想もしてなかったミスであります。

2点目に関しての幸運は、まぁミスジャッジ。
完全なオフサイドでしたからね。
ガットゥーゾのピルロばりのループスルーパスは見事にオフサイド。
しかし線審もリンギオだった事に油断してたのか、これをあっさりと見逃してしまいます。
抜け出したピッポのカシージャスの動きを見極めた冷静なフィニッシュは見事ではありましたが、マドリー側としては納得のいかない失点でしょう。

まぁとにもかくにも逆転したミラン。
これがサンシーロの魔力か、はたまた名門の底力なのか。
残り5分になってセードルフを入れるという謎采配がまたまた発動しましたが、このまま逃げ切るだろうと思ってました。
しかしながらロスタイムに追いつかれてしまいます。
ベンゼマのスルーパスにペドロ・レオンが抜け出して右足を一閃。
祝勝ムードから一転、奈落の底へ。

最初の失点(ディマリア→イグアイン)もそうやねんけど、ミランDFはフリーにさせ過ぎでしょ。
ペナルティエリア内という一番危険な所にも関わらずね。
ピルロの2回連続奇跡的クリアなんかもあって失点免れてましたが、何回も起こらないのが奇跡やからね。
ザンブロッタの衰えも隠せないし、DFラインの整備はホントに急務ですよ。

マドリーは土壇場のエンパテ持ち込み劇で、他会場の結果に関係無くGL突破決定。
まさかの伏兵ペドロ・レオンの活躍にはモウリーニョもしてやったりでしょうな。
確かベンゼマと彼はモウに刃向かったか何かで少し冷遇されてたらしいんで、それも含めてモウ的にはニンマリかな。
これでクラシコ前のアムステルダム遠征には主力を連れて行かなくても大丈夫になったのでバルサ的には嫌な感じ・・・。
でもアヤックス的に考えると勝算は増したので、う〜ん良かったような悪かったような。

P.S.ちなみにピッポは今日のゴールで大会最年長得点記録(37歳86日)を更新。
約2週間前にサネッティが打ち立てたばかりだったんですけどね。