14-15 UEFAチャンピオンズリーグ QF 2nd leg

2015.04.22 サンチャゴ ベルナベウ
1
0-0
0
1-0
チチャリート(88分、ロナウド)
得点
メンバー
1 カシージャス(C)
GK
13 オブラク
15 カルバハル
3 ペペ
2 ヴァラン
5 F.コエントラン
  (90+1分 17 アルベロア)
DF
20 ファンフラン
23 ミランダ
2 ゴディン(C)
18 ヘスース ガメス
4 セルヒオ ラモス
8 トニ クロース
10 ハメス ロドリゲス
23 イスコ
  (90+3分 24 イジャラメンディ)
MF
6 コケ
5 チアゴ
  (86分 24 ホセ ヒメネス)
10 アルダ トゥラン
  (76分 退場)
17 サウール ニゲス
  (HT 14 ガビ)
14 チチャリート
  (90+2分 20 ヘセ ロドリゲス)
7 C.ロナウド
FW
7 グリーズマン
  (65分 8 ラウル ガルシア)
9 マンジュキッチ
   

        カシジャス

カルバ  ペペ   バラン  コエント

      ラモス  クロース

 ハメス            イスコ

      チチャ   ロナウド

布陣
         オブラク
ファン  ミランダ   ゴディン  ガメス
        コケ  チアゴ
 アルダ             サウル
     グリズマン   マンジュ
sub
13 ナバス GK GK 1 モジャ
18 ナチョ DF DF 3 シケイラ
6 ケディラ MF FW 11 ラウル ヒメネス
16 ルーカス シウバ     19 F.トーレス
ペペ
アルベロア
イエローカード コケ
アルダ(×2)
ラウル ガルシア
レッドカード アルダ(Y×2)
マルセロ 出場停止選手 マリオ スアレス
モドリッチ
ベイル
ベンゼマ
戦線離脱中選手

遂にアトレティコから勝利

■試合前の状況

1st legは0-0のエンパテ。
終始マドリーが押してた展開ではありましたが、決着は2nd legに委ねられました。

まぁここまで来れば何が起こってもおかしくないですよ。
劣勢のアトレティコですが、アウェイゴール奪っちゃえば途端に優位に立てますし。


■意外なスタメン

マドリーのメンバーを見た時は驚きました。
なんか新鮮なメンバーやな、と。
アンチェロッティ奇策に出たのか、と。
でもよくよく調べてみると、ベンゼマ、ベイル、モドリッチが怪我で出られなかっただけなんですね。
で、その代わりがチチャリートとイスコとペペ。

厳密に言うと、モドリッチの代わりにセルヒオラモスを中盤起用して、ペペを最終ラインへ。
単純にイジャラメンディやケディラ、ルーカスシルバを入れるのではなかったのは、よっぽど彼等への信頼が無い証拠か。
本職の中盤の選手よりも「セルヒオラモスの中盤」の方がマシって判断やろうからね。


■マドリーペースではあったが・・・

予想通りにマドリーがボールを支配して試合は進みました。
でも1st legほど圧倒的ではなかった。
前述した主力3人欠場の影響もあったかもですがね。
ボールは握れどチャンスは少し。

決定的なのって、終了間際のロナウドがGKと1対1になったやつぐらいじゃないですかね?
これもオブラクがパラドンやったし。

ま、アトレティコはもっとチャンス少なかったけどね。
シュートの記憶も無いぐらい。
でもガンガンに押し込まれてたわけでもない。

って事を考えると、ある程度シメオネのゲームプラン通りに進んでいった前半だったのかな?とも。


■後半も神経戦

エンドが変わって後半。
流れというか展開は変わらず。

空回りしてたサウルに代えてカピタン・ガビが入ったアトレティコにむしろ落ち着きが増したか?
この交代はシメオネ正解やったと思うけど、グリーズマン→ラウガルは意味不明やった。
アトレティコで一番得点の臭いがしてたのがグリーズマンやったのに、なんで代えたのかねぇ。
ラウガル入れて一層フィジカル勝負にしたかったのかもやけど、それならアルダチェンジでも良かった。
結果論やけど、イエロー貰って退場のリスクがあった選手やからね。
そして実際に2枚目のイエローで退場。
ここからのアトレティコは守って守ってPK戦へ、というプランのみで働くことになりました。


■遂に決壊

防波堤が決壊したのは終了間際。
ロナウドとハメスの100億円超えコンビで切り崩し、最後はチチャリートが無人のゴールへ流し込み。
ここまで目立った動きが出来てなかったチチャですが、最後の最後で大仕事出来ましたね。

その後アンチェロッティはロスタイムに3人交代させる時間稼ぎまで披露し、タイムアップ。
そういえば誰も代えてなかったんやね。
1点が欲しい展開やったけど、信頼出来るベンチメンバーが誰も居なかったって事か。

ま、でも代えりゃイイってもんでもない。
シメオネは直前にヒメネス投入してましたが、意図がよくわかりませんでした。
5バックにしたかったんかな?
う〜ん。。。


■総括
・内容は五分五分
・どちらも「2点」は取れなかったであろう試合
・MOMは該当者無し

って試合でした。

マドリーもそんなに良くなかったので、アトレティコは一噛みするチャンスあったよなー。
セルヒオラモスのボランチも大して効いてなかったし。
もっと前に人数かけて1点取りにいく感じでやっても良かったかも。
終盤そういうプランやったかもやけど、アルダの退場で消えたかな?
アルダのプレーは微妙やったけど、審判によってはイエロー出すプレーだったので「誤審」ってほどではなかった。

マドリーは両CBが頑張ってたかな。
あんまりペペは認めたくないけど(苦笑)

とはいえ、両チームに際立ったプレーをした選手はおらず、MOMは居なかったと思います。
なんとなくマドリーが勝った、っていう試合でしたね。
まぁこのステージまで来れば、そんなもんか。