危なげなく白星スタート

■試合前の状況

Ligaでは開幕から3連勝と順調な滑り出しをみせたバルサ。
3試合連続完封勝利というのも良い感じ。
そんな中でCL開幕です。

チャンピオンズが始まるという事は、日程が更に過密になるという事です。
そこを考慮してか、エンリケ兄貴は大胆なローテーションを敢行しました。
直前のLigaでのスタメンから9人を入れ替え。
メッシとムニルのみが連続スタメン。

怪我上がりのシュテーゲン、そしてバルサB期待の若手サンペール君はバルサでの公式戦デビューとなりました。


■終始バルサペース

アポエルは基本的に引いて守るスタイル。
野心的に攻めてくる事もなく。

となれば、ボールも試合もバルサが支配するのは必然の展開。
チャビが中盤に入る事で、やはりボールは収まる。
そこからじわじわ攻める「伝統的」なスタイルでアポエルを締め上げていきました。
チャビがネイマールに出したピンポイントスルーパス、あれは見事やったな〜。


■FKからピケ

先制点は珍しくセットプレーから。
レオのFKをピケ蔵がドンピシャカベッサ。
控え目に喜ぶ姿がピケらしくなかったけど、彼なりに現状を鑑みてるという事か。
つまり「絶対的なレギュラー」ではないという立場を。

ま、そういう意識があるんなら、まだまだ可能性はあるよ。
今の状態で危機感を覚えていないようならハッキリ言って終わりや！！


■安定感抜群のサンペール

この試合の注目は、やっぱりサンペール君でしょ。
Bでも評判が高い子やけど、果たしてトップチームでどうなのか。
公式戦デビューで、いきなりCLのスタメンとはルーチョも中々ドSやわww

って中でしたが、悪くなかったと思う。
安定感あったよ。
ボールを持てば正確に繋いでたし、DFにも積極的やった。
90分間走れた事は今後の自信に繋がると思います。
現状ブスケの控えは明確には不在のチーム状況ですから、このままトップに定着ってのも無い話では無いでしょう。
ブスケがデビューした時も「慣れてるな」って思ったけど、今回も同様の感想です。


■攻勢も追加点ならず

内容的には一方的だったので、スコアでも突き放したかったバルサ。
だがしかし、メッシもネイマールもムニルも決める事は出来ず。
ムニルは少し元気無くなってきたか？
途中から入ったサンドロの方が、まだ活力あったよ。

イニが超絶技巧でスタジアムを湧かせたり、得点の気配は充分あってんけどね。


■シュテーゲンのパラドンで1点死守

そんな展開だと、押されてるチームがカンター1発で得点するなんてのは良くある話。
実際ロスタイムに結構ヤバいシーンがあった。
アポエルの攻撃シーンなんて数える程やったのに、こういうの決められたらやるせないよね。

ってトコだったんですが、ポルテーロのパラドンで何とか凌ぎました。
殆ど見せ場無い試合やったのに、最後までよく集中力保ってたよ。
天晴れ！！！


■総括

ま、とりあえず白星スタートは良い結果ですよ。
良くを言えば、もう少し点数欲しかったけどね。
でも病み上がりの選手の調整にもなったし、直前の試合でスタメンだった選手は休ませる事が出来たし。
経験が少ない選手にも場を与える事が出来たし。
収穫の多い試合だったと思います。