13-14 UEFAチャンピオンズリーグ グループD 第2節

2013.10.2 シティ オブ マンチェスター
1
0-1
3
1-2
ネグレド(79分、シルバ)
得点
リベリ(7分、ラフィーニャ)
  ミュラー(56分、ダンテ)
  ロッベン(59分、クロース)
メンバー
1  ハート
GK
1  ノイアー
   
2  リチャーズ
4  コンパニ(C)
33  ナスタシッチ
22  クリシー
DF
13  ラフィーニャ
17  ボアテング
  (88分 
退場
4  ダンテ
27  アラバ
   
25  フェルナンジーニョ
42  トゥーレ ヤヤ
15  ヘスース ナバス
8  ナスリ
  (70分 
7  ミルナー
MF
21  ラーム(C)
31  シュヴァインシュタイガー
  (76分 15  キルヒホフ
39  クロース
10  ロッベン
  (78分 
11  シャキリ
7  リベリ
  (82分 
19  ゲッツェ
   
10  ジェコ
  (57分 
9 ネグ レド
16 アグエロ
  (70分 
21  D.シルバ
FW
25  ミュラー
   
          ハート

マイカ  コンパニ   ナスタ  クリシ

      フェルナン ヤヤ

ナバス               ナスリ

       ジェコ  クン

布陣

          ノイアー

ラファ  ボアテン   ダンテ  アラバ

          ラーム

ロッベン シュバイニ クロース リベリ

          ミュラー

sub
30  パンティリモン GK GK 22  シュタルケ
5  サバレタ DF DF 5  ヴァン ブイテン
6  レスコット     26  コンテント
14  ハビ ガルシア MF FW 9  マンジュキッチ
ナスリ
ミルナー
アグエロ
イエローカード クロース
レッドカード ボアテング
出場停止選手
デミチェリス 戦線離脱中選手 バドシュトゥバー
ハビ マルティネス
チアゴ

圧倒的なバイエルン

■明確となった力の差


もっと競った試合になると思ってました。
まさか1時間でバイエルンが試合を決めるとはね。
いやー、強かったバイエルン。

ネグレドが個人技で1点返してからの残り10分は、ボアテングの退場なんかもあってチョットばたばたしたけど。
それでも試合トータルで見れば圧倒でしたよ。
うん、終盤のドタバタはらしくなかったけど、圧倒には変わりなかったな。

とにかくボールが回り人も動くバイエルン。
ペジェが作るチームも決してポゼッションは低くないんですが、4対6ぐらいで負けてましたもんね。
しかもシティのホームで、ですよ。
チャンスの数もシュートの数もバイエルンが上回り、特に前半はほぼワンサイドゲームの形相でした。

一番分かりやすかったのは、SBの上がる数かな。
バイエルンのラフィーニャとアラバはドンドン上がってましたけど、シティのリチャーズとクリシーが上がってたのは記憶に無いぐらい。
これはもう、両SB個人個人の力の差じゃなくて、チームとしての力の差ですわ。


■ロッベリーは今季も健在


試合を決めるチカラを発揮したのは、やはりロッベリー。
リベリの先制ミドルしかり、ロッベンのドリブルからの3点目しかり。
抜きんでた能力を見せつけましたよ。

ロッベンはゴールシーン以外でも、右サイドから得意のドリブルを幾度となく披露。
カットインしてシュート、ってパターンは分かってても止められませんな。


■シティの何が悪かったのか


シティが悪かったというよりは、バイエルンが良かったと言った方が正しいかな。
そりゃぁミュラーに決められたシーンでのクリシーの怠慢守備とか、ミスを挙げればあるのはあるけど。

まぁシルバが入ってから攻撃のリズムは格段に良くなったので、スタートから使っていれば・・・という想いはあるけどね。
なんでベンチスタートやったんかなー?
バーに嫌われたシルバの直接FK、あれ決まってたらホントに試合わからなくなった可能性もあったからね。

ま、そういう事言うとミュラーのポストに嫌われた4点目が決まっていれば・・・っていう話になるので言いませんが。


■バイエルンのシステム変遷


ペップはね、バルサ時代から非常に興味深い配置をしてきますよね。
この日も色々と変わったので、ちょっと備忘録的に残しておきます。

スタートは↑の図。
最初の交代で、シュバイニに代わりキルヒホフが入ります。
キルヒホフはピボーテの位置へ、そしてラームが1列前のシュバイニの位置へ。

次のロッベン→シャキリはそのままの交代。
んで、リベリ→ゲッツェでどう代わるのかと楽しみに見ていたんですが、ここでボアテングが退場しちゃうんですよね。

その影響を受けて、キルヒホフがCBに入り、ラームはクロースと共に中盤の底へ。
2列目は右からシャキリ、ゲッツェ、ミュラーとなりました。
ゲッツェが「偽9番」になるような4-2-3-0へと最終的には移行。

この最後の段階も、これはこれでオモシロかったよね。
左に入ったミュラーの中へ切れ込む動きも良かったし。
ゲッツェも嫌らしい働きをしていた。

ゲッツェはまだスタメンでは無理な感じなんかな?
ゲッツェが中盤に入れれば、ラームを本来のSBに戻せて、それが一番スムーズやと思うねんけど。

やっぱラームの中盤はねー、正直効いてるとは思えんのよ。
特別悪い動きしてるわけじゃないけど、効果的やとは全く思えない。
それでもこの内容、そして結果を出してるので、批判する要素は無いんですが・・・。