11-12 UEFAチャンピオンズリーグ グループH 第1節

2011.9.13 カンプ ノウ
2
1-1
2
1-1
ペドロ(36分、メッシ)
得点
パト(1分)
ビジャ(50分、直接FK) チアゴシウバ(90+2分、セードルフ)
メンバー
1 バルデス
GK
32 アッビアーティ
   
2 D.アウベス
14 マスチェラーノ
16 セルヒオ ブスケッツ
22 アビダル
DF
20 アバーテ
13 ネスタ
33 チアゴ シウバ
19 ザンブロッタ
 
 
15 Se.ケイタ
  (67分 5 プジョル)
6 チャビ(C)
8 イニエスタ
  (39分 4 セスク)
MF
4 ファン ボメル
  (78分 18 アクイラーニ)
22 ノチェリーノ
10 セードルフ(C)
27 ボアテング
  (33分 23 アンブロジーニ
 
 
10 メッシ
17 ペドロ

7 ビジャ
  (84分 20 アフェライ)
FW
7 パト
99 カッサーノ
  (62分 28 エマヌエルソン)
   

        バルデス

アウベス  マスケ   ブスケ  アビダル

         ケイタ

     チャビ     イニエスタ

         メッシ

  ペドロ            ビジャ

布陣
       アビアティ

アバテ  ネスタ   チアゴ  ザンブロ

        ボメル

  ノチェリノ     セードルフ

       プリンス

     パト    カッサーノ

sub
13 ピント GK GK 1 アメリア
19 マクスウェル DF DF 25 ボネーラ
11 チアゴ アルカンタラ MF   76 ジェペス
21 アドリアーノ     77 アントニーニ
ビジャ
D.アウベス
プジョル
イエローカード ファン ボメル
ネスタ
レッドカード
出場停止選手 ガットゥーゾ
ピケ
アレクシス サンチェス
戦線離脱中選手 タイウォ
メクセス
フラミニ
F.インザーギ
イブラヒモビッチ
ロビーニョ

これがフットボール

さて、いよいよチャンピオンズ開幕です。
我等がバルセロナにとっては、今大会は前人未踏の2連覇を目指す大会となります。

その開幕戦、オープニングゲームに相応しい好カード、共に偉大なる伝統を持つ両チームが相対しました。
バルサとミラン、幾多の名勝負を演じてきた両者が相まみえます。
ホンマ、やり過ぎやでUEFA。
ズラタンの因縁問題もあるし、もうこの試合だけ「開幕戦」として1試合だけやっても良いぐらいやで。
んでもって、他の試合を水曜と木曜にやって、っていうね。
まぁ仕組まれた抽選会、っていうのも個人的にはアリやと思ってるんで不満は無いです。

では試合の話をしましょか。
開始20秒足らずでね、いきなり先制点を奪ったのはミランでした。
やっぱ3時半起きはキツイよな?って、こちらもまだエンジンかかってない出鼻を完全に挫かれたよ。
パトが自慢のスピードを活かして、ブスケとマスチェラーノの裏のスペースを簡単に攻略しました。
1対1に強いバルデスに希望を託したものの、あっさりと股抜きを喰らってしまう。

もうね、笑うしかないよね。
なかなかオモシロい事してくれるやんけ、っというのが正直な感想でした。
眠気も吹っ飛びましたよ。
ズラタンおらんやん?とか思ってる矢先でしたからね。
ブスケとマスチェラーノのCBコンビを、こういう大舞台でやるか?とか、そういう外野の事を色々考える暇もなく点奪われたので、もうこっからは試合に集中するしかありませんでした。

んで、中々良い試合やったね。
ここからの時間帯は基本バルサの攻撃SHOW。
"リンチ"という言葉が相応しいぐらいに、ハーフコートで攻めたてました。
ミランは引いてたというよりも、前に出たくても出られなかった、っていう感じかな。
真相は知らんけどね。

とにかくバルサが一方的に攻めまくる展開。
だからクレとしてはオモシロかったし、ミランが相手でもここまでの力の差があるんだ、ってのが逆に驚き。
得点が入る入らないは運の部分もありますから、全戦全勝のチームなんて存在しえない。
でも全戦全圧倒のチームは存在するんじゃないか?
少なくともバルサの前半からは、そういう可能性を感じた。
メッシのFKがポストに嫌われようが、イニエスタが怪我しようが、正直「余裕♪余裕♪」ってテンションで観られたからね。

なので逆転は時間の問題と想ってました。
メッシの個人技から最後はペドロがごっつぁんゴールを決めて前半の内に同点とすると、後半にはビジャがFKを直接決めて勝ち越し。

っつうか、ようやくビジャがFK蹴ってくれた。
チャビやメッシが外す度に、常々「ビジャに蹴らせろ」と言い続けてきましたよ、私は。
それがようやく証明されたような感じで、非常に嬉しかった。
バレンシア時代のビジャのFKを知ってる方々なら、誰も驚きはしなかったやろうけどね。
まぁそれにしてもチャビは何故譲ったんでしょうか?
直前のスペイン代表戦でFK決めてたから、しばらくはチャビが蹴るんやろうなぁーって思ってたんで。
元々発言権は一番あるやろうし。
まぁ譲ったのは賢明な判断でしたよ。
ちょっと距離ある時は、これからもグアッヘで!!

さて逆転したバルサ。
逆転してからも、しばらくは怒濤の攻めを披露してましたけど、徐々にペースダウン。
意図的に落としたのか、落ちてしまったのかはワカラン。
どちらの場合だったとしても、まだまだシーズン始まったばかりなので心配はいりません。
願わくば3点目を取ってからペースダウンして欲しかったけど、それは贅沢な話なんかなーって思ってました。
途中でプジョル入れたのも、リハビリというか全員に気合い入れる為やろうなーと。
まぁミランの攻めは全然恐くないし、このまま終了やろうと。

そうマターリと考えていたロスタイムも2分が経過した頃の話です。
これで終わりやろう、というCKでアッサリと実にアッサリと同点ゴールを献上してしまいます。
なんかね、セードルフがボールをセットした瞬間、嫌な感じがしたのよ。
そんでもって、こういう予感は絶対当たって欲しくないのに当たる。
衝撃の同点ゴール!!ではなく、ある程度予想してたから、私のダメージは少なかったけどね。
あんだけリズム落としてたら、取られても仕方無いからね。
直前のラ・レアル戦の失態をまたも繰り返してしまった訳ですが、まぁそんなに悲観する必要は無いでしょ。
終わってからのピッチ上の選手達の顔つきを見ても、全然大丈夫そうやったし。
そりゃぁ勝てるにこした事なかったけど、このグループはバルサとミランでほぼ決まりやし、じっくりやっていけば良いかと思います。

それにしても、ミランは試合の最初と最後にだけチカラを発揮した感じですね。
このへんがThis is Italiaですなぁ。
それ以外の90分間は、ひたすらに守ってただけやからなぁ。

アッレグリは今季もCLとセリエでターンオーバーをするみたいやなぁ。
直前のラツィオ戦から結構メンバー代わってたから。
(怪我人も多いけど)
そしてそれが出来る選手層もあるしね。
ラツィオ戦、そしてバルサ戦と2試合続けて追いついたので、チームに勢いも出そう。
(逆にバルサは2試合連続追いつかれたので・・・)
ラツィオ戦でイマイチだったネスタも、この日は流石の守りを魅せてくれたし。


ただ、バルセロニスタの私が言うのもなんですが、力の差は歴然としていたと思います。
ミランに強さ、やられてしまうかもしれない恐さなんて微塵も感じなかった。
でも結果は引き分け。
むしろアウェイで追いついて勝ち点を拾ったミランの方が得るモノが大きかった引き分け。
これが正にフットボールですわ。

そういう意味では、連覇ってのは改めて難しいもんだなと。
普通に戦ったら勝てる相手ばかりだと思うんですが、それと実際の結果ってのは別やからね。
いやはや、フットボールはオモシロい。