10-11 UEFAチャンピオンズリーグ SF 2nd leg

2011.5.3 カンプ ノウ
1
0-0
1
1-1
ペドロ(54分、イニエスタ)
得点
マルセロ(64分、ディマリア)
メンバー
1 バルデス
GK
1 カシージャス(C)
   
2 D.アウベス
14 マスチェラーノ
3 ピケ
5 プジョル(C)
  (90分 22 アビダル)
DF
17 アルベロア
2 R.カルバーリョ
18 アルビオル
12 マルセロ
 
 
16 セルヒオ ブスケッツ
6 チャビ
8 イニエスタ
MF
10 L.ディアラ
14 シャビ アロンソ
22 ディ マリア
8 カカ
  (60分 23 エジル)
7 C.ロナウド
 
 
10 メッシ
17 ペドロ
  (90+2分 20 アフェライ)

7 ビジャ
  (74分 15 Se.ケイタ)
FW
20 イグアイン
  (55分 28 アデバヨル)
   

        バルデス

アウベス  マスケ   ピケ  プジョ

        ブスケ

    チャビ     イニエスタ

        メッシ

ペドロ             ビジャ

布陣
         カシジャス

アルベロア  リッキー   ラウル  マルセロ

        ラス  アロンソ

ディマリア    カカ      ロナウド

        イグアイン

sub
38 オイエル GK GK 25 デュデク
11 ジェフレン MF DF 19 ガライ
26 フォンタス     35 ナチョ
30 チアゴ アルカンタラ   MF 11 グラネロ
FW 9 ベンゼマ
ペドロ イエローカード R.カルバーリョ
マルセロ
L.ディアラ
シャビ アロンソ
アデバヨル
レッドカード
ピント 出場停止選手 セルヒオ ラモス
ペペ
G.ミリート
ボヤン
マクスウェル
アドリアーノ
モントーヤ
戦線離脱中選手 ケディラ
ガゴ

リベンジ完了

いよいよ、やってまいりましたクワトロクラシコ最終章。
もう場外戦だけで、こちとら疲れましたよ。
そしてそれはモウリーニョの作戦通りなわけで・・・。

世界中のメディアが試合内容ではなく判定について議論した1週間でありました。
日本の馬鹿な某民放フ○TVなんて、完全にモウに肩入れする始末になっちゃったし。
本来ならレオの超絶ゴラッソが語られるべき1週間やったのにね、モウの(ある意味での)上手さには脱帽ですわ。
普通の監督なら試合後に審判に意義を唱えても「あ〜、視線をそらしてるだけや〜」って馬鹿にされるだけなんですけどね。
今回モウが巧かったのは、UEFAやユニセフまで巻き込んで批判した事でしょう。
これでメディアも報道せざるを得なくなったから。
マドリーがどれだけ不味いプレーをしたかなんて、そういう解りにくく主観が必要な事象はさておきね。

まぁ何にしても、この1試合で終わりです。
しかもこっちがリードしてる状態でのカンプノウ決戦だから随分と気も楽です。
今回のクラシコ4試合、試合前の私の緊張度は、CLベルナベウ>国王杯>リーガベルナベウ>CLカンプノウ、というような感じになりました。
つまり今回が一番余裕を持って観てられます。

そしてバルサイレブンもそれは同様だったみたいです。
180分の前後半戦と考えるならば、2点リードで迎えた後半ですからね。
全く無理する必要がないんですよ、バルサからすれば。
なのでバルサは70%ぐらいのチカラで常に戦ってましたよね、この試合は。
アウベスも無理くり上がろうとしてなかったし、メッシもエゴむぎだしにこじ開けようみたいな事も無かった。
全体的にガツガツしてなかったし。

この戦い方には賛否両論あるかな。
突破の事だけを考えれば、むしろもっとペースを落として戦っても良いぐらい。
イニエスタを怪我明けでスタメンに抜擢したり、プジョルを休ませても良かったかもしれない。
今後残ってる大事な試合はウェンブリーぐらいのもんですが、そこには万全で臨みたいじゃないですか。
もうこれ以上怪我人は増やしたくない。
そこを考えるとクラシコは怪我のリスクが非常に高い試合なんでね。
メンバーを落としても良かったんじゃないかと。

しかし否定派の方からすれば、1st legでリードを奪ってるとはいえクラシコはクラシコ。
この試合と前の試合は別物なので、絶対に勝てーーーーーーーーーーー!!!!!!!
もっとガツガツいけーーーーーーーーーーー!!!!!!!
という感じでしょう。

どちらが正解でも不正解でもないと思いますが、私は賛成派なので今回の結果、内容共に満足しております。
否定派の方からすれば物足りない試合だったとは思いますが、怪我人も出なかったし、突破も出来たし、負けなかったし、アビダルも復帰したし、万々歳じゃないでしょうか、って思うのです。
でも否定派の人も肯定派の人も、あのイニエスタのパスには痺れたでしょ。
ペドロの動き出しも良かったけど、やっぱイニのアシストが絶妙やったで、あのゴールは。

カンプノウが熱く煮えたぎる、血湧き肉躍るような試合じゃなかったけど、もう4試合目ですからね。
毎回コパデルレイみたいなテンションの試合やってたら、バルサイレブン潰れちゃいますわ。
なのでベルナベウでの0-2は非常に大きかったよ、改めて。

さて、マドリーにも触れておきますか。
過去3試合「戦術はペペ」的な戦い方をしてきたので、今回マドリーがどう出てくるのか、ってのは大きな注目点でした。
ペペが出場停止やからね。
で、予想通り「普通の」戦い方を選んできましたね。
4-2-3-1で、リーガでバルサ以外の相手と対戦する時のような感じで。
これでやってマニータ喰らっちゃったから、モウはペペ作戦を採用したんでしょうが、今回それは使えないし、もう破れかぶれでも前に行かないといけない状態なのでね。
これしか策は残ってなかったでしょう。

結果この作戦がどうだったか、というのは単純には言えません。
というのも前述したようにバルサがフルスロットルで来なかったから。
ある程度ボールも保持出来たしチャンスも作ってたマドリーでしたが、だからといって過去3試合と比べて「良かった」とは単純に言えませんわ。
もしバルサが「なにがなんでも大量点取るぞ〜」みたいなテンションだったら、またマニータ炸裂してたかもしれんし。

ただカカは良くなかったな〜。
先日のバレンシア戦で素晴らしい働きをしてたので、ようやく怪我から復活かと思ってたんですがね。
エジルとの交代は必然でしょうな。
もっと早い時間でも良かったんじゃないかと思うぐらい。
そのへんはカランカが温情かけちゃったか!?

マドリディスタはイグアインのゴールが「取り消された」、「また審判買収だ」とか騒いでますが、あれが入ってても正直どうだったかとは思いますよ。
確かにこのプレーはクレの私から観ても誤審だったとは思いますが、それならカルバーリョ、ラス、アデバヨル、マルセロが退場しなかったのも誤審だと主張したい。
明らかに審判は(もうこれ以上ゴチャゴチャ言われたくないだろうから)2枚目の黄紙に気を遣ってましたわな。
まだカードを貰ってない選手に対しては躊躇する事なくイエロー提示してたのに、1枚出した選手に対しては判定甘々。
さっきのがカードなら、これもでしょ?って何回も思いましたよ。
でもモウリーニョじゃないんで、陰謀だとかそんなんは言いませんよ(苦笑)

つまり私が言いたいのはプラマイゼロやったよ、って事ですよ。
マドリー不利の判定だけピックアップしてギャーギャー騒ぐのは非常に情けない。
アデバヨルとかマルセロの乱暴なプレーには相変わらず辟易したけど、こっちもペドロが危うく退場になりかけたので、まぁ帳尻だと考えて文句は言いませんよ。

まぁとにもかくにもバルサはめでたくファイナル進出です!!!!!!
ロンドンだ!ウェンブリーだ!!伝説のウェンブリーだ!!!あの頃とはスタジアム変わっちゃったけど、伝説に変わりはないさ!!!!

最後のアビダル復帰で雰囲気も最高潮に達したし、今週末にはリーガ優勝を決めてくれるでしょう。
その後は前回のローマ決戦の時みたく、主力は休ませまくってファイナルに備えましょう。
そしてリベンジに燃えるユナイテッドを返り討ちに!!
彼等とは変な舌戦とか起きないやろうから、気が楽やわ。
これぞスポーツ!って試合を見せて欲しいね、試合前後ふくめてね。
って、こんだけ言っててシャルケが上がってきたらどうしよう((((;゚Д゚)))