10-11 UEFAチャンピオンズリーグ QF 1st leg

2011.4.6 カンプ ノウ
5
2-0
1
3-1
イニエスタ(2分)
得点
ラキツキ(60分、スルナ)
アウベス(34分、イニエスタ)  
ピケ(53分、チャビ)  
ケイタ(61分、メッシ)  
チャビ(86分、アウベス)  
メンバー
1 バルデス
GK
30 ピアトフ
   
2 D.アウベス
16 セルヒオ ブスケッツ
3 ピケ
21 アドリアーノ
  (77分 19 マクスウェル)
DF
33 スルナ(C)
32 イシュチェンコ
44 ラキツキ
26 ラット
 
 
14 マスチェラーノ
6 チャビ(C)
15 Se.ケイタ
MF
3 ヒュブシュマン
  (82分 11 エドゥアルド ダ シウバ)
20 ドグラス コスタ
22 ムヒタリアン
8 ジャジソン
  (70分 7 フェルナンジーニョ)
10 ウィリアン
  (75分 29 アレックス テイシェイラ)
 
 
10 メッシ
8 イニエスタ
  (90+1分 20 アフェライ)
7 ビジャ
  (70分  17 ペドロ)
FW
9 ルイス アドリアーノ
   
        バルデス

アウベス  ブスケ   ピケ  アドリ

        マスケラノ

    チャビ      ケイタ

         メッシ

    イニ        ビジャ

布陣
         ピアトフ

スルナ   イシュ   ラキツキ   ラット

        ヒュブスマン

コスタ  ムヒタリ  ジャジソン ウィリアン

       ルイスアドリアーノ

sub
31 ルベン ミーニョ GK GK 12 フザモフ
18 G.ミリート DF DF 36 チゾフ
30 チアゴ アルカンタラ MF MF 14 コビン
9 ボヤン FW   15 ステパネンコ
イニエスタ イエローカード ラット
ラキツキ
フェルナンジーニョ
レッドカード
出場停止選手
プジョル
アビダル
ピント
戦線離脱中選手 チグリンスキー

紙一重の勝利

結果だけ見れば「順当にバルサが勝ったんだな〜」って試合。
しかしながら実際は綱渡りのゲームで、大袈裟に聞こえるかもしれませんがスコアが逆でも不思議ではなかった。
それぐらいバルサの守備は非常に危うかったですよ。

ビジャレアル戦もそうでしたが、ピケとブスケのCBコンビは上手くいってないね、どうも。
ってかブスケの鈍足っぷりが(悪い意味で)目立ちまくってる。
ピボーテの位置ならばウィークポイントにならない足の遅さが、セントラルでは致命的な欠陥となってしまうのです。
特にバルサというクラブはDFラインを高く敷きますからね。
ウラのスペースを如何に守るかというのは生命線になってくるので。
これなら普通にミリート先発でやった方が良かったんじゃないかな。
別段ミリートがスピードあるわけじゃないですが(多分ブスケと同じか、むしろ遅いか)、そのスピード不足を補える経験や読みがありますからね。
勿論、結果論ですが。
シャフタールのCFルイス・アドリアーノが「ハズレ」の日で助かったよ。
彼が普通の調子で普通に決めていれば、ハットトリック以上だったでしょうね。
それぐらい決定機多かった。
最後の方でポストに当たって入らなかったシーンなんて、もう笑いしか出てきませんでしたよ。
そこまでツイてないか、と。

逆にバルサには幸運が降り注いでいました。
先制点は厳密に言えば(メッシがビジャに出した時点で)オフサイド(リプレイでじっくり見て判るLVだったので肉眼では非常に難しいのは事実。なので誤審だ!!とは客観的にも言えないですが)だったし、そもそもイニエスタの前にコボレてきたのが幸運。
更にはピケの3点目もGK直前で相手DFに当たってコースが変わったからこそ入った。
ルイス・アドリアーノに1つでも同じような幸運があれば、バルサは前日のインテルの様な目にあってたかもしれません。

まぁそれにしても、よく5点も取ったものです。
冷静に考えればシャフタールの守備は、そんなに良くなかったけどね。
それでも"ノルマ"だった大量得点を達成したんですから流石です。
これでリーガクラシコ前のCL遠征はマドリー、バルサ共に主力を温存出来そうです。
万全なクラシコが観られて何よりだわ。
ただペップはビビリなんで大幅なターンオーバーは仕掛けてこないでしょうが(苦笑)

今回の失点みたいな事もあるしね。
イニエスタが2nd leg休む為にワザと貰ったイエロー。
そしてその直後に失点。
なんか天罰が下ったみたいな感じでチョット申し訳なく思いましたよ。

最後に簡単に得点経過振り返りますか。
先制点は開始直後。
前述したようにメッシがビジャへ出したスルーパスがシャフタールDFに当たってイニの前へ。
これを持ち出したイニがGKとの1対1を落ち着いて決めました。
イニなら絶対にニアを抜く、と思いましたが案の定(^^)

その後、不安定なDFライン、更には危険な位置での不用意なボールロストで再三再四シャフタールに決定機を提供したバルサでしたが2点目で流れを引き寄せます。
イニがシャフタールDFウラへ絶妙のロビングスルーパス。
これを飛び出してきたアウベスがトラップでGKをかわして空のゴールへ流し込みました。
このイニエスタとアウベスの阿吽の呼吸は、これまでも何度もありましたが美しいね、やっぱり。

試合を決定づけた3点目はCKから。
チャビが送ったマイナス気味のクロスをピケ蔵がダイレクトで合わせました。
GKとしては直前でディフレクトしてるから、どうしようもなかったね。
これでピケ蔵はビジャレアル戦に続き2試合連続ゴール。
ダブル裏ピースのゴールパフォーマンスは、えらい気に入ってるみたいやね。
まぁ微笑ましい。

このゴールで2nd legも大丈夫やろう、と安心してイニがイチびった事した途端に失点。
もっと遅くの時間帯でも良かったんちゃうかな〜、って思いましたよ。
相手セットプレーの場面だったし、集中切らしたらアカンからね。

しかししかし、この直後に突き放しゴール。
豪快に決めたのはケイタ。
久々のケイタ豪快弾。
でもその前に無双ドリブルでお膳立てしたメッシが得点の殆どを握ってましたが。

そして仕上げはチャビ・エルナンデス。
アウベスがKING KAZUばりの跨ぎフェイントから送ったグラウンダーのクロスを中央でフリーで決めました。
なんかゴール直後に貴賓席っぽい所が映されてましたが、家族親族関係の人でも来てたんですかね。

これで"ノルマ"のマニータは達成。
マニータが必須ってのも滅茶苦茶な条件ですが、2nd leg4点取られなきゃ負けないので安心です。

後この試合のトピックとしてはペドロ、マクスウェルのリハビリが出来た事ですね。
怪我上がりだったので、貴重な実践調整が出来ましたよ。

それとチグロは残念でしたね。
折角のカンプノウ凱旋、じゃないかリベンジマッチだったのに。