07-08 UEFAチャンピオンズリーグ SF 2nd leg |
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2008.4.29 オールド トラフォード
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1
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1-0
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0
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0-0
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スコールズ(14分) |
得点
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メンバー
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1 ファンデルサール |
GK
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1 バルデス | ||
4 ハーグリーブス 5 ファーディナンド(C) 6 ブラウン 3 エヴラ (90+3分 27 シルベストル) |
DF
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11 ザンブロッタ 5 プジョル(C) 3 G・ミリート 22 アビダル |
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16 キャリック 18 スコールズ (77分 24 フレッチャー) 17 ナニ (77分 11 ギッグス) 13 朴 智星 |
MF
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24 トゥーレ・ヤヤ (88分 7 グジョンセン) 20 デコ 6 シャビ |
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7 C・ロナウド 32 テベス |
FW
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9 エトー (72分 27 ボヤン) 19 メッシ 8 イニエスタ (61分 14 アンリ) |
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ファンデルサル
ハグリブス リオ ブラウン エヴラ キャリック スコールズ ナニ 朴智星 ロナウド テベス |
布陣
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バルデス
ザンブロ プジョル ミリート アビダル トゥレ デコ チャビ メッシ イニエスタ エトー |
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sub
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29 クシュチャク | GK | GK | 13 ピント | |
22 オシェイ | DF | DF | 15 エヂミウソン | |
8 アンデルソン | MF | 16 シウビーニョ | ||
47 ウェルベック | 21 テュラム | |||
キャリック C・ロナウド |
イエローカード | ザンブロッタ デコ トゥーレ・ヤヤ |
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レッドカード | ||||
出場停止選手 | マルケス | |||
G・ネヴィル ヴィディッチ ルーニー |
戦線離脱中選手 | ジョルケラ オレゲル ロナウジーニョ |
終焉
さぁ決戦です。
負ければ、07-08バルサの最終戦となってしまう試合です。
もうリーガは残り全て消化試合やからね。
なので、これはもう是非とも生観戦したい。
最後の姿を個人的にも悔いの無いカタチで観たい。
引越て以来、ケーブルTV生活となってしまったので、火曜深夜のこの試合を金曜深夜のバルサTV放送まで本来は待たなければなりません。
でもこの興奮を、3日後まで待てるのか。
情報遮断してても入ってくるんじゃないのか?
だってゴールデンウィークですよ??
という訳で、行ってきましたスタジアムカフェ。
こういう店で試合観戦するの初めてです。
難波駅すぐ近くやから、チャリで行けるしね。
午前3:10頃、店到着。
もう結構人が入っている。
皆試合前の興奮を抑えきれず、楽しそう。
観戦料は\1500(2ドリンク代込み)。
予想していた通りドリンクは大したこと無かったが、大型TVで皆とワイワイ観戦する、ってのもアリやなぁと感じた。
皆で観るといっても、こっちは1人隅っこでポツンと観てたんですけどね。
試合直前になると、もう人は一杯一杯。
エエ感じです。
ユニ着てる人多いかな、と思ったのですが誰もいませんでした。
店員はトマソン(デンマーク代表仕様)を着てたけどね。
バルサユニ着ていこうか迷ったけど、普通の服で行って正解でした。
さて、運命の一戦のキックオフです。
オールドトラフォードも最高の雰囲気。
「BELIEVE」の人文字もキレイだった。
そう、ユナイテッドサポとしては信じたい気持ちで一杯だろうね。
こっちの心境としては、信じてるというか、"幸運よ味方してくれ!!"って感じですが。
もうね、泥臭いゴールでも超絶ゴラッソでもラッキーゴールでも事故的なゴールでも1点は1点なんですよ。
バルサが欲しいのは、とにかく1点、アウェイゴール。
1点入れば局面は大きく動きます。
試合開始からペースを握ったのは、カンプノウ同様バルサでした。
ユナイテッドはカンプノウほど守り倒す、引き籠もりまくる事はしませんでしたが、相変わらずテベスを筆頭に前線からの守備意識は高い。
ルーニー、ヴィディッチが怪我でベンチ入りもままならない状態で、ラッキーと思ってましたが、やはり彼等無しでも強い。
試合が動いたのは前半14分。
ザンブロッタの中途半端なクリアボールをスコールズが拾ってミドルシュートを突き刺しました。
沸点に達する夢の劇場。
こちらスタジアムカフェでも一気に沸き上がる歓声。
おお〜、この一体感はイイね。
今回の様にユナイテッドサポ、バルササポが混在している試合ではなく、例えば日本代表戦の様な試合だと本当に店全体が一体となるやもしれませんね。
さて、この失点ですが、バルサが攻めながらも決定的な場面を作れていない中での失点でした。
ちょっと嬉しかったのは、ザンブロッタが繋ごうとした事。
ミスはミスなんですけど、バルサ加入前の伊達男であったならば簡単に大きくクリアしていたシーンでしょう。
ところが、この日の彼はあくまでも攻撃の為にパスを繋ごうとした。
結果的にはコレが致命的なミスを産んだ訳ですが、姿勢は評価したい。
今季終了後に移籍するんじゃないか、と散々言われてますが個人的には残ってほしい。
この日も現在世界最高の選手であるロナウドを完璧に抑え込んだしね。
みすみす世界トップクラスのラテラルを手放す必要は無いですよ。
まぁそれにしてもスコールズのゴールは美しかった。
アウトにかけて狙い通り右上隅を狙った得点。
彼のこういうミドルはもう幾度となく観てきましたが、いつ観ても嬉しいものです。
たとえ今回の試合であっても、純粋に嬉しかった。
さて先制されたバルサですが、1失点までならOK。
1-1なら勝ち抜けやからね。どのみち1点は取らなアカンし。
なのですが、この得点でやはりユナイテッドは活気づき、バルサは決定的な2失点目を恐れる展開となってしまいました。
前半で3-0とかの一方的な展開になっちゃうと、払った観戦料が勿体ないので祈るように観戦。
この時間帯をなんとか凌ぎきってくれた事が、最後まで試合の興味を持て、興奮した状態で観られた要因でしょう。
ユナイテッドは続けざまに2点目を奪えず、バルサに流れを引き戻されてしまうと、もう1st legの繰り返しを行ってきました。
テベス、ナニ、朴智星が前から前からプレスをかけ、コボレ球をキャリック、スコールズが拾い前線のロナウドへ展開するパターンです。
中盤を突破されても、ハーグリーヴス、リオ、ブラウン、エヴラで構成する4バックがこれまた安定してるからね。
バルサはかなり苦労しましたね。
それでなくても連動性が近頃の試合では、まるで無かったですから。
この試合に関しては、大一番って事もあって高い集中力を保ち、皆が真剣に懸命にプレーし、近頃の試合では無かった見応えを感じましたが、それでも難しかった。
エトーに元気が無いと尚更その傾向は顕著になってしまいますからね。
ライカーがエトーに見切りをつけて交代させるなんて、ホントに珍しい事ですよ。
つまりそれぐらいイケてなかった、という事か。
結局目立っていたのはメッシの個人技とデコのミドルシュートという事に、簡単に書いてしまえばなってしまいます。
こういう試合ではセットプレーも大きな鍵を握りますが、バルサは元々セットプレーに全然チカラを入れていないチームだから可能性すら感じなかったし。
ただ、それでも1点ぐらいは入るんじゃないかと。
滅茶苦茶チカラの離れているチーム同士の戦いでも1点ぐらいは入っちゃうケース多々ありますからね。
だから時間が経てば経つ程、観てるコチラとしては焦りと共に期待が高まっていきました。
バルサが例え同点に追い付いたとしても、ユナイテッドに反撃する時間が豊富にあれば不味いと思ったからです。
このバルサに2点取るチカラは無いですからね。
ベティス戦しかり、レクレアティーボ戦しかり、リードした状態を保つ下手さっぷりを再三見せられてきましたので、とにかく"試合終了間際に同点に追い付いたら最高!!"と祈って観てました。
ユナイテッドが亀になればなるほど、期待を覚えました。
少なくとも0-2にされる心配が減っていった訳ですから。
しかししかし、まぁ世の中はそんな思い通りにならんっつうか、上手い具合に運ばないっつうか。
今季強かったのも、正しくチームを作ってきたのも、ここまで弛まぬ努力を続けてきたのもユナイテッドな訳で、そんなユナイテッドに勝利の女神が微笑むのも当然なのです。
店に到着した時は暗かった街も、店から出る頃には明るくなっていました。
私がユナイテッドサポで、今季のgoodユナイテッドが今季のgdgdなバルサに負けるという究極のアップセットが行われたならば、もうこんな朝日を観ても捌け口の無い怒りと悔しさで、もうキーーーーーーとなっていた事でしょう。
しかし、今季のバルサの敗戦に悔しさも怒りもありません。
予期していた事だから、っていう以上に当然の結果でもあるからでしょうね。
また来季イチからやり直しですよ。
昨季も同じ事を言ったし思いましたが、来季こそ大きく変わるハズ。
誰が監督になるかも、誰がチームの中心になるかも、まだ決まっていませんが、少なくとも今季の様に昨季の失敗を引きずったままのチーム作りは成されないでしょう。
下手に幸運で決勝進出し課題が先送りになるよりも良かった、と今は思うしかありません・・・。
P.S.朴智星には感動しました。
CLの準決勝ですよ。こんな大舞台で堂々と、しかも攻守に効くプレーを続けられるとはね。
いや、PSVでもCLセミファイナルは経験してるし、この時は得点も奪ってるけど、やっぱりユナイテッドですからね。
ただ単にユナイテッドに所属しているだけでは無いという事を証明してくれました。
興奮度:90%
MOM:テベス