07-08 UEFAチャンピオンズリーグ SF 1st leg

2008.4.22 アンフィールド
1
1-0
1
0-1
カイト(43分、マスケラノ
得点
O.G.=リーセ(90+4分)
メンバー
25 レイナ
GK
1 ツェフ
   
17 アルベロア
23 キャラガー
37 シュクルテル
12 F・アウレリオ
  (62分 6 リーセ)
DF
20 P・フェレイラ
6 R・カルバリョ
26 テリー(C)
3 アシュリー コール
 
 
14 シャビアロンソ
20 マスチェラーノ
18 カイト
8 ジェラード(C)
19 バベル
  (76分 11 ベナユン)
MF
4 マケレレ
13 バラック
  (86分 39 アネルカ)
8 ランパード
 
 
9 F・トーレス
FW
11 ドログバ
10 ジョー コール
  (63分 21 S・カルー
15 マルダ
   
          レイナ

アルベロア  カラガー   スクルテル  ファビオ

     アロンソ   マスケラノ 

 カイト    ジェラード    バベル

         トーレス   

布陣
         ツェフ

パウロ  リッキー   テリー  コール

        マケレレ

    バラック    ランプス

 Jコール           マルダ

        ドログバ

sub
30 イタンジュ GK GK 40 イラリオ
4 ヒーピア DF DF 33 アレックス
16 ペナント MF   35 ベレッチ
21 ルーカス   MF 12 ミケル
15 クラウチ FW FW 7 シェフチェンコ
イエローカード テリー
レッドカード
出場停止選手 エッシェン
アッゲル 戦線離脱中選手 クディッチーニ

メイク ヒストリー

やはり、この戦いはタダでは終わりませんでした。
それを再び強く印象付けたロスタイム4分、ラストワンプレーでのリーセの自殺点。
その数秒前までレイナが守るゴールのネットが揺れる予感なんて、1%もしていなかったのに。
モウリーニョマジックも、アンフィールドの魔力をも超越した両者の因縁を感じました。

試合自体は皆が予想していたであろう通りに、"質実剛健"な感じで進んでいきます。
準決勝の緊張感からか、両者非常にミスも多く、それに審判の神経質な笛が重なって、
リズムがあまり産まれないまま時間だけが進んでいく展開。
レッズの先制ゴールにしたって、マスチェラーノのシュートミスが上手い具合にカイトにコボレてきたものでしたからね。
運も味方にしないと、ゴール出来ない雰囲気でした。

特にチェルシーは攻め手が全くと言っていいほどに無かった。
負傷上がりのドログバは、本来のドログバに程遠く、キープ力も突破力も迫力も無かった。
(でもこれはドログバが悪いんじゃなくて、そんな状態の彼を使った首脳陣が悪い)
右のジョーコール、左のマルダもサイドを崩せず、ランパード、バラックは中盤で存在感無し。
かといって、パウロフェレイラやアシュリーがガンガン上がる訳でも無い。
これでは攻め手が無いのも当然で、終盤は「負けてるけど、これ以上失点しない」戦い方になったのも、当然っちゃぁ当然。
もし2点目取られたら、スタンフォードブリッジで相当キツくなりますからね。

一方のレッズも基本的な思想は、チェルシーと似たり寄ったり。
先制してからは、2点目を取るというよりはアウェイゴールを奪われたくない、という戦い方でした。
まぁ、こういうトーナメントを勝ち上がる為には必要な発想だし、実際そうやってレッズは勝ち上がってきた訳です。
だからこそのオモシロさもあるんです。
それでもトーレスに、もう少し落ち着きがあったならば2点目、3点目も取れていたかもしれない。
しかしながら、この日はトーレスの日では無かった。
ドログバの日でもジェラードの日でも無く、レイナの日でも無かった。
リーセの日だったのです。。。。。。
(皮肉を込めずに言ったら、マスチェラーノの日かな。シャビアロンソと共に中盤を完全に制圧していたからね。ディフェンスもパスも攻撃参加も、どれもこれもキレていたよ)

興奮度:60%

MOM:マスチェラーノ