07-08 UEFAチャンピオンズリーグ SF 1st leg

2008.4.23 カンプ ノウ
0
0-0
0
0-0
 
得点
 
メンバー
1 バルデス
GK
1 ファンデルサール
   
11 ザンブロッタ
4 マルケス
3 G・ミリート
22 アビダル
DF
4 ハーグリーブス
5 ファーディナンド(C)
6 ブラウン
3 エヴラ
 
 
24 トゥーレ・ヤヤ
6 シャビ(C)
20 デコ
  (77分 14 アンリ)
MF
16 キャリック
18 スコールズ
10 ルーニー
  (76分 17 ナニ)
32 テベス
  (85分 11 ギッグス
13 朴 智星
 
 
9 エトー
19 メッシ
  (62分 27 ボヤン)
8 イニエスタ
FW
7 C・ロナウド
   
          バルデス

ザンブロ  マルケス   ミリート  アビダル

          トゥレ

      チャビ     デコ

 メッシ             イニエスタ 

          エトー 

布陣
      ファンデルサル

ハグリブス  リオ   ブラウン  エヴラ

    キャリック スコールズ  

 ルーニー   テベス    朴智星

        ロナウド

sub
13 ピント GK GK 29 クシュチャク
16 シウビーニョ DF DF 19 ピケ
21 テュラム     22 オシェイ
7 グジョンセン FW   27 シルベストル
17 ジオバーニ   MF 8 アンデルソン
マルケス イエローカード ハーグリーブス
レッドカード
プジョル 出場停止選手
ジョルケラ
オレゲル
ロナウジーニョ
戦線離脱中選手 G・ネヴィル
ヴィディッチ
フレッチャー

ひきこもり

チャンピオンズリーグはね、欧州いや世界最高のクラブを決める大会な訳ですよ。
だからね、私はバルセロニスタでありながら、今回バルサは勝つべきではないと思っていました。
今季のバルサとユナイテッド、王者の称号がどちらに相応しいかと問われれば、これはもう文句無しでユナイテッドですわ、残念ながら。
なので、ユナイテッドが勝利すべきだと考えていました。
それが大会の質を、尊厳を保つ為には重要だ、と考えていました。

しかしながら試合が始まってみると、やはり私はクレでしたよ。
自然とバルサを応援しとる。
ヘタフェ戦、エスパニョール戦と怒りを示したスタンドも、今回は一致団結して熱い声援を送っとる。
そんなカンプノウの雰囲気に、こちらも熱くなる。
基本的に大人しいスタンドやからね、カンプノウは。
やはりこの1戦に懸かるモノの大きさを理解しているんでしょう。

バルサを応援したくなったのは、それだけが原因では無かった。
まぁまず開始早々のPK判定ね。
ここでいきなりチームが苦況に立たされたので、気持ちがバルサに傾き、更に栗坊がハズした事によって一気に盛り上がりました。
次にユナイテッドの戦い方。
もう完全に引き込もってたからね。
ビックリしましたよ。
先日のアーセナルとの"決戦"でも手堅いフットボールをしてたから、ある程度は予想していたけど、ここまでヒドイとはね。
ローマに勝った時も「イタリアよりもイタリア的」なんて揶揄されてたらしいけど、残念ながらそれは正しい。
最初先発メンバーを見た時は、ルーニーとテベスの2トップだと思ったのですが、蓋を開けてみれば、両者共にDFでした。
ロナウド1人を前線に残して、後の10人はひたすら自陣に待機。
もうなんじゃそりゃ??って感じですよ。
冒頭にも書きましたが、ユナイテッドはチャンピオンの資格があるチームだと思っていたのですよ。
でもこんなスタイル見せられた日にゃぁ、もう「ブチかましたれ!!!」ってなテンションになるのも至極当然でしょ?
最初から引き分け狙い。運良くカウンターで1点取れれば良いや、って感じ。
全世界がどれだけこの試合を楽しみにしていたかなんて、全然考えとらん訳ですよ。
誰かファギーにフットボールってのはエンターテイメントだ、って事を教えてやってくれ。

でもね、バルサはそんなユナイテッドの術中にまんまとハマってしまったのですよ。
これが今のバルサのチカラなんですよね、正直。
ドブレを達成した頃のバルサならブチ破っていた様な相手ゴール前の人壁が、今では難攻不落のアルカトラズになっちゃってるんですよ。
だから基本的な試合展開は、ヘタフェ戦やエスパニョール戦と変わっていませんでした。
内容は向上してる様にも感じられますが、ユナイテッドが打って出なかった事を考えると似たり寄ったりかな、と。
とにかく最後の崩しのトコロが上手くいかないんですわ。
リズムが出ないんですわ。
メンバーは揃ってきてるとはいえ、メッシ、デコ、マルケス、イニエスタは故障上がりだし、ヤヤも怪我を抱えながらのプレー。
最高の状態では無いからねぇ。

さて、2nd leg。
とりあえず希望は繋がった。カンプノウでボコられるかも、って不安があったからね。
消化試合にならなくて良かった、ってのが本音でもある。
ただ、やはり突破は厳しいやろうね。
バルサがアウェイゴールを奪えれば、有利に試合は進むだろうけど、相手はオールドトラフォードで勝利する絶対の自信があるからこそ、今回の様なプランを立ててきた訳だし、なんだかんだで"夢の劇場"やからね。

興奮度:70%

MOM:イニエスタ