06-07 UEFA チャンピオンズリーグ R-16 1st leg

2007.2.21 スタディオ オリンピコ
0
0-0
0
0-0
 
得点
 
メンバー
32 ドニ
GK
1 クペ
   
2 パヌッチ
21 フェラーリ
5 メクセス
22 トネット
DF
2 クレルク
29 スキラッチ
3 クリス
20 アビダル
 
 
16 デ ロッシ
7 ピサーロ
11 タッデイ
  (86分 23 ヴチニッチ
20 ペッロッタ
30 マンシーニ
  (76分 4 ヴィルヘルムソン)
MF
28 トゥララン
21 ティアゴ
8 ジュニーニョ・ペルナンブカーノ(C)
 
 
10 トッティ(C)
FW
11 フレッヂ
  (74分 7 バロシュ)
14 ゴヴ
10 マルダ
   
          ドニ

パヌチ  フェラリ   メクセス  トネト

     デロッシ   ピサロ

 タッデイ    ペロッタ   マンシニ

         トッティ

布陣
           クペ

クレルク  スキラチ   クリス  アビダル

         トゥララン

     ティアゴ    ジュニーニョ

 ゴヴ               マルダ

          フレッヂ

sub
1 クルチ GK GK 30 ヴェルクートル
19 デフェンディ DF DF 5 カサパ
77 カッセッティ     12 レベイェール
14 ファティ MF  MF  6 シェルストレーム
28 ロージ     18 ベナルファ
  26 ファビオ サントス
メクセス
パヌッチ
ピサーロ
マンシーニ
タッデイ
トッティ
トネット
デ ロッシ
イエローカード ジュニーニョ・ペルナンブカーノ
ゴヴ
トゥララン
レッドカード
出場停止選手
キヴ
アクイラーニ
戦線離脱中選手 ベンゼマ
A・ディアッラ
ビルトール

FK合戦

「カターニャの悲劇」以来、イタリアのスタジアムは何処もかしこもあらゆる制限がかかっています。
サンシーロで行われた「インテル×バレンシア」も入場制限のせいで3万人弱の観衆で行われました。
しかしオリンピコは違いました。
ほぼ満員。
なのでイタリアのスタジアムで熱気がある状態、ってのは久しぶりな感じ。
試合前からティフォージ達は大盛り上がりで歌いまくり。
ええ雰囲気です。
そんな熱気に負けないぐらいの密度の濃い試合になりました。
いやスタジアムの雰囲気が良かったから、試合も盛り上がったとも言えます。
やっぱり大事な要素でしょ。
では、濃密な90分間を簡単に振り返りたいと思います。

この試合がおもしろかった要素の1つは、両チーム共にアグレッシブだったから。
人の動きが活発。だから攻守の切り替えも速い。つまりおもしろい。
それぞれオリジナルの型があるから、チームの方向性もブレません。
ローマはトッティを起点にして、2列目3列目がドンドン前に行くスタイル。
一方のリヨンの必勝パターンは、ジュニーニョによるセットプレー。
そのセットプレーはゴヴ、マルダの両ウィングの仕掛けによって稼ぎます。
この日のリヨンが試合を優位に運べたのは、審判の貢献も大きかった。
この日の主審は神経質なまでにファウルを拾ってくれたのでリヨンにとってはありがたかったでしょう。
ローマってチームは試合が上手く運ばないとイライラする傾向にあるので、そういう意味でもリヨンは余裕をもって戦えました。

逆に言うと、ローマにとっては巡り合わせが悪かったとも言えます。
でもファウルしてたのは事実やしなぁ。
トッティが相変わらずキレやすいので、自業自得な部分もあります。
現在のローマのファンタスティックなスタイルはトッティへの依存度が高いので、エースが実力を発揮してくれないとキツイ。
絶好調の時は、有り得ないぐらい2列目3列目からの飛び出しがありますが、この日はそこまでは行ってなかった。
つまりリヨンのトッティ潰しが効いていたと言えるでしょう。

それでもトッティはトッティでした。
見せ場は作ります。
破壊力抜群のFKを炸裂させクペを慌てさせました。
これだけでも入場料は取れる選手やね。
FKアーティストと言えば、ジュニーニョの代名詞でもあります。
勿論この日のペルナン君もトッティに負けてはいませんでしたよ。
前述した様にファウルが多かったので、何本か蹴れたのも良かったのでしょう。
普通のフリーキッカーなら射程圏じゃない距離からでもバシバシ蹴ってきますからね。
相変わらず凄すぎるわ。
この2人のFK対決も試合に華を添えましたよね。

さてさて結果はスコアレスドロー。
ローマからすればホームなので勝ちたかったでしょうがアウェイゴールを奪われなかったのは良かった点。
リヨンからすればアウェイで引き分けってのは良い結果ですが得点出来なかったので2nd legで失点してしまうと一気に苦しくなるという側面もあります。
つまりはこの時点ではどちらも優位に立っていないという事です。
運命の2nd legが楽しみですな。

興奮度:70%

MOM:ドニ