06-07 UEFAチャンピオンズリーグ R-16 2nd leg

2007.3.7 アリアンツ アレーナ
2
1-0
1
1-1
マカーイ(1分、サリハミジッチ
得点
ニステルローイ(83分、PK)
ルシオ(66分、サニョル  
メンバー
1 カーン(C)
GK
1 カシージャス
   
2 サニョル
  (85分 18 ゲルリッツ)
3 ルシオ
5 ヴァン ブイテン
21 ラーム
DF
38 M・トーレス
21 エルゲラ

4 セルヒオ ラモス
3 ロベルト カルロス
 
 
17 ファン ボメル
  (82分 退場
23 ハーグリーブス
20 サリハミジッチ
31 シュヴァインシュタイガー
MF
16 ガゴ
  (75分 10 ロビーニョ
6 M・ディアッラ
  (82分 退場
8 エメルソン
  (32分 14 グティ
 
 
10 マカーイ
  (69分 14 ピサロ
11 ポドルスキ
  (88分 6 デミチェリス)
FW
17 ニステルローイ
20 イグアイン
  (HT 18 カッサーノ
7 ラウル(C)
   
         カーン

サニョル  ルシオ   ブイテン  ラーム

      ボメル   ハグリブス  

 サリハミ           シュバイニ

      マカーイ  ポドルスキ 

布陣
        カシジャス

トレス  エルゲラ   ラモス  ロベカル

         ガゴ  

    ディアラ    エメルソン

 イグアイン           ラウル 

       ニステルローイ

sub
22 レンシンク GK GK 13 ディエゴ ロペス
7 ショル MF DF 2 サルガド
39 オットル   24 メヒア
24 サンタクルス FW MF 27 デ ラ レッド
ファン ボメル(×2)
ポドルスキ
イエローカード セルヒオ ラモス
グティ
M・ディアッラ(×2)
ファン ボメル(Y×2) レッドカード M・ディアッラ(Y×2)
出場停止選手
イスマエル 戦線離脱中選手 シシーニョ
レジェス
ベッカム
F・カンナバロ

FCハリウッドの底力

衝撃のキックオフゴール。
終わってみれば、これが全てだったのかも知れません。

開始10秒足らずでのバイエルンの先制ゴール。
サリハミジッチの猛烈なチェイシングに情熱が溢れていました。
この試合に懸ける気持ちが現れていました。
こういうプレーが出来るからこそ、ブラッゾは皆に愛されているんでしょうな。

1st legを2-3で終えたバイエルンにとっては、得点する事が勝ち上がる為の最低条件でした。
一方のマドリーは引き分けでもOK。
先発にディフェンシブな中盤の選手を3人並べてきた事からも、カペッロの最初から逃げ切ろうという意図は明白でした。
こういう試合前の意識の差が先制ゴールの形として出ちゃったんじゃないでしょうかね?

このゴールによってカペッロのプランは崩れました。
この後、カウンター狙いに徹したバイエルンは幾度と無く決定機を作ります。
マドリーのGKがカシージャスじゃなかったら、前半の内に試合は決していた事でしょう。
慌てたカペッロは早い時間帯にグティを投入し、中盤の構成力を上げてきます。
この作戦はある程度の成果を収めました。
しかしながらヒッツフェルトも黙って見過ごすようなレベルの監督では無く、後半に入ると直ぐにグティ封じにかかります。

グティが消されてしまったマドリーは、また以前のリズムが無いマドリーに逆戻り。
ベッカムがいないのでセットプレーでも期待出来ず、ロビーニョがいないので個人技も望めません。

そうこうしている内にCKからルシオに頭で決められてしまいました。
試合の流れから考えると、バイエルンに得点が産まれるのは自然な現象でありました。

これでマドリーは2点を奪わないと敗退。
こういう状況になって、ようやくカペッロはロビーニョを投入します。
そのロビーニョがPKを獲得し、1点を返したものの時既に遅し。
2点目を奪えばトータルスコアで逆転出来たマドリーでしたが、ロビーニョに与えられた時間が少なすぎました。
ディアラがつまらない事で退場しちゃったりしたのも、マドリーの混沌っぷりを明示していると言えるかな。

最終的にはトータルスコア4-4、アウェイゴール差でバイエルンの勝ち上がりが決まりました。
バイエルンは勝ちはしたものの、やはり良い時の彼等と比べると安心感が無さすぎます。
しかしそれでも結果を残すのが、らしいと言えばらしい。
悪いなりにも勝ち上がっていく雰囲気は消えていないので、この勝利が良い循環をもたらしてくれる可能性はありますよね。

マドリーは来季カペッロが指揮する事は無いだろうなぁ・・・・。

興奮度:80%

MOM:サリハミジッチ