06-07 UEFAチャンピオンズリーグ グループF 第6節

2006.12.6 オールド トラフォード
3
1-1
1
2-0
ビディッチ(45+1分、ギグス
得点
ネルソン(27分、シモン
ギグス(61分、ロナウド  
サア(75分、フレッチャー  
メンバー
1 ファンデルサール
GK
12 キム
   
2 G・ネヴィル(C)
5 ファーディナンド
15 ヴィディッチ
3 エヴラ
  (67分 4 エインセ)
DF
22 ネルソン
4 ルイゾン
33 リカルド ローシャ
5 レオ
 
 
16 キャリック
18 スコールズ
  (79分 20 スールシャール
11 ギッグス
  (74分 24 フレッチャー)
MF
6 ペチート
8 カツラニス
25 ヌーノ アシス
  (73分 26 カラグニス)
21 ヌーノ ゴメス
 
 
9 サア
8 ルーニー
7 C・ロナウド
FW
30 ミッコリ
  (64分 15 パウロ ジョルジュ)
20 シモン(C)
   
      ファンデルサール

ガリー  リオ   ビディチ  エヴラ

       キャリク

  スコールズ    ギグス

ルーニー           ロナウド

       サア

布陣
           キム

ネウソン  ルイゾン   ロシャ  レオ

          ペティ

     カツラ       アシス

         ヌノゴメス

      ミッコリ   シモン

sub
29 クシュチャク GK GK 31 モレット
6 ブラウン DF DF 3 アンデルソン
22 オシェイ     11 ミゲリート
27 シルベストル   MF  16 ベト
FW 9 マントラス
ルーニー
フレッチャー
イエローカード リカルド ローシャ
レッドカード
出場停止選手
朴 智星
スミス
戦線離脱中選手 ルイ コスタ

リベンジデイ

生きるか死ぬかの戦いです。
勝ち上がり条件はユナイテッドが「引き分け以上」。
ベンフィカは「勝利」です。
他会場の結果とか得失点差とか一切関係ありません。
簡単に言うと、この試合で勝った方が上に行けます。
この試合も「バルサ×ブレーメン」同様"ファイナル"な訳です。

ホームで戦える上に引き分けでもOKなユナイテッドが有利に見えますが、実はそうでもありません。
何故なら昨季の苦い想い出があるからです。
場所こそ違えどユナイテッドは昨季同じシチュエーションで敗れ、屈辱のグループリーグ敗退に追いやられています。
ベンフィカにとってはポジティブな想い出です。それにアンフィールドでレッズを倒したという自信もあるでしょう。
直前の"リスボン・デルビー"でも快勝を収め、シーズン序盤の不安定さは皆無です。
そんな訳でベンフィカの先制劇も驚く事ではありません。

でもシュートには驚きましたよね。
ネウソンは撃てる選手ではあるのですが、紛れも無い"スーペルゴラッソ"でした。
あんな弾丸ミドル、ファンデルサールに責任はありませんよ。
でもディフェンスには責任あります。
シモン1人に引っ張られ過ぎました。
このシーンに象徴される様に、ユナイテッドはシモンに翻弄されます。
この日はCF的なポジションでプレーしていたシモンですが、やっぱり得意の右サイドに流れる事が多くて、そういう場合はエブラがマークに付く訳なんですけど、もうヤラれまくってたからね。
スピードも止めれないし、フェイントにもかかるし。ボールの持ち出し方が上手いんですよねぇ。

さて先制を許してしまったユナイテッド。
ここで生きたのが4節、5節の経験でした。
自分達の気持ちの緩みから連敗を喫っしてしまった4節、5節。
しっかりやっていれば最後の最後で生死を懸けた試合なんてする必要無かったのです。
つまり自業自得でこんな事態になっている訳で、尚且つこの試合で負けたとあっては目も当てられません。
しかも昨季と同じ相手に!!今度はホームで!!!

ユナイテッドの選手達の目の色が変わりました。
「怒濤の攻め」という以外に言葉が見当たらない程の攻撃。
攻撃の分厚さ、スピードが桁違い。
何と桁が違うかって言うと、これまでのユナイテッドの戦いぶりと。
いや世界中探しても、中々この日ユナイテッドが前半終了間際に見せたスピード感を出せるチームは無いんじゃないかな?
画面に圧倒されてしまいました。
遠い日本でこの状態なので「夢の劇場」に足を運んでいる方々にとっては堪らなかったろうな。

この破壊的な攻撃が実ったのが前半ロスタイム。
ギグスのFKにヴィディッチが飛び込んで同点です。
まだ同点だったけど、正直決まったな、と思いましたよ。
それ程までにユナイテッドのLVが高かった。
最高の時間帯に得点を決めるあたりも流石です。

予想通り後半にも2点を追加して試合を決めたユナイテッド。
潜在能力の高さをまざまざと再認識させられた一戦でした。

興奮度:60%

MOM:ネビル