06-07 UEFA チャンピオンズリーグ グループD 第3節

2006.10.18 スタディオ ゲオルギオス カライスカキス
0
0-0
1
0-1
 
得点
ペロッタ(76分、ロージ
メンバー
71 ニコポリディス
GK
32 ドニ
   
14 ジェブワコフ
32 アナトラキス
55 ジュリオ セザール
21 ゲオルガトス
DF
2 パヌッチ
21 フェラーリ
13 キヴ
22 トネット
 
 
1 カフェス
  (59分 8 マリッチ)
6 ストルティディス
7 カスティージョ
10 リバウド
  (83分 18 ボルハ
11 ジョルジェビッチ(C)
  (70分 9 オッカス)
MF
16 デ ロッシ
77 カッセッティ
  (66分 28 ロージ)
14 ファティ
  (77分 8 アクイラーニ)
20 ペッロッタ
11 タッデイ
  (90+2分 19 デフェンディ)
 
 
23 コンスタンチヌ
FW
10 トッティ(C)
   
       ニコポリディス

ゼブワ  アナトラ   ジュリオ  ゲオルガ

     カフェス   ストルティ

カスティジョ   リバウド    ジョルジェ

        コンスタンチヌ

布陣
           ドニ

パヌッチ  フェラリ   キヴ  トネット

          デロッシ

カセティ  ファティ   ペロッタ タデイ

          トッティ

sub
74 ブティナ GK GK 1 クルチ
2 パツァツォグル DF MF 18 ビルガ
3 ドミ   FW 23 ヴチニッチ
27 ワドゥー     35 オカカ
イエローカード トネット
レッドカード
出場停止選手
戦線離脱中選手 マルティネス
マンシーニ
メクセス
ピサーロ
モンテッラ

ローマのもう1つの顏

ここまで1分1敗のオリンピアコスにとって、この試合は絶対に落とせない試合です。この試合で半分が終わる訳ですが、残り半分の内2試合はバレンシア、ローマとのアウェイ戦なんですね。ホームで勝てなかった相手にアウェイで勝機を見い出すのは非常に困難なので、この試合は是が非でも勝ち点3が必要なんです。ローマは言うまでもなくドローでもOK。そういう気合いの入り方の差が前半に限っては出ていました。シュート1本に終わったローマに対して、オリンピアコスはコンスタンチヌをターゲットに、右からドリブラーのカスティージョ、左からクロッサーのジョルジェビッチ、そして中央からは「神」リバウド、という前線の4人が有機的に絡みます。ドニのファインセーブに阻まれたり、バーに2回当てたりと運もありませんでしたが可能性は充分感じさせた。しかしフットボールってのは解らないものです。結果的には得点の臭いすら感じなかったローマがアウェイ勝ちするんですからね。得点シーンに関してはローマの持ち味が出ていた。トッティから飛び出したロージにスルーパスが出て、その折り返しをペロッタが押し込んだ形。これが「0トップ」の特徴ですからね。トッティを起点に中盤からドンドン人が前に出ます。得点シーンではキッチリそれが出来ていたけど、90分の間で出来ていたのは数える程でした。このシステムのキーになるのは中盤の人間なんで、マンシーニやピサーロを欠いてると中々スムーズにはいかんもんやね。そんな訳でオリンピアコスにも充分勝機はあったんですよ。ただローマ伝統の「したたかさ」にやられてしまった印象です。悪いなりにも結果を残せたローマにとっては勝ち点3以上の収穫があった試合ではないでしょうか。まだ半分が終わっただけの段階ですが、ローマの突破、オリンピアコスの敗退は決まったも同然でしょう。

興奮度:60%

MOM:キヴ