06-07 UEFAチャンピオンズリーグ グループB 第4節

2006.10.31 アリアンツ アレーナ
0
0-0
0
0-0
 
得点
 
メンバー
1 カーン(C)
GK
1 リカルド
   
30 レル
  (HT 19 ドス サントス)
6 デミチェリス
5 ヴァン ブイテン
21 ラーム
DF
12 カネイラ
13 トネル
4 アンデルソン ポウガ
11 テージョ
 
 
39 オットル
2 サニョル
20 サリハミジッチ
MF
27 クストディオ(C)
76 パレデス
  (52分 21 ファーネルード)
10 カルロス マルティンス
  (HT 18 ナニ)
28 ジョアン モウティーニョ
 
 
24 サンタクルス
  (80分 8 カリミ)
10 マカーイ
14 ピサロ
FW
31 リエジソン
20 ジャロ
  (78分 19 アレクサンドロ)
   
        カーン

レル  デミチェ   ブイテン  ラーム

        オットル 

    サニョル    サリハミ    

 マカイ    サンタクルス   ピサロ

布陣
         リカルド

カネイラ  トネル   ポウガ  テジョ

       クストディオ

   パレデス      カルロス  

        モウチニョ

    リエヂソン    ジャロ

sub
22 レンシンク GK GK 16 ティアゴ
32 フンメルス DF DF 24 ミゲウ ベロゾ
37 サバ     78 アベウ
36 フュルシュトナー MF MF  30 ロマニョーリ
34 マイアーホーファー FW
ヴァン ブイテン
デミチェリス
イエローカード クストディオ
リエジソン
レッドカード
シュヴァインシュタイガー 出場停止選手
イスマエル
ダイスラー
ゲルリッツ
ルシオ
ハーグリーブス
ファン ボメル
ポドルスキ
ショル
戦線離脱中選手

既定路線の引き分け

ここまでの3試合を全勝、しかも無失点という完璧な結果で乗り越えて来たバイエルン。この試合で勝ち点1でも取れればGL突破を決めれます。
しかし8人の主力を負傷で欠き、シュヴァインシュタイガーもサスペンションで出れず、ベンチにはプロ契約前の大きな背番号の選手達を入れなければ成り立たないチーム状態。
一方のスポルティングは1勝1分と悪く無い立ち上がりだったのに前節ホームでバイエルン相手に黒星。この試合を落とすと連敗になるので状況は厳しくなります。
ホームで負けた名門バイエルンにアウェイで勝てるのか?そういう気持ちが選手達に充満していました。
つまり「引き分けで充分」っていうのが両チームの共通認識だった訳です。

で、こういう状態の試合でおもしろかった試合ってのは過去に観た記憶がありません。そんな訳でこの試合も前例に漏れずテンションの低い試合でした。
まず私を失望させたのはスポルティングの意識。前述した通り「勝てる訳がない」って顏付きなのよね、どいつもこいつも。こんなに若いチームがチャレンジ精神まで失ってしまって何が残るというのでしょうか?自分達の持ち味さえ出せばバイエルンを困らす事は充分出来た筈なんですよ。
それなのに速いパス回しや細かな繋ぎが出来たシーンは数える程も無かった。他の時間帯はロングボール主体の攻めだったんですよね。足元に強いリエヂソンとジャロの2トップ目掛けて放り込んでいたんですよ。対峙するヴァンブイテンとデミチェリスにとっては空中戦はお手の物。結果は火を見るよりも明らかですよね。
ビビらずに平常心で戦えば結果は違ったと思うんですけどね。経験不足という一言で片付けてしまえるスポルティングの戦いぶりでした。
そんなスポルティングを経験値の多さがウリのバイエルンが料理するのは簡単な作業です。でも簡単が故に、だらしのないゲームになってしまったとも言えるでしょう。
終始ダラダラした感じで張り詰めたものが全く無かった。
サリハミジッチとカーンぐらいですよ、魂を感じさせたのは。でも今の若い連中は年配者の言う事を聞かないみたいですね。マテウスやエッフェンベルグが言ったとしても同じだったでしょう。
あまりの自チームの不甲斐なさに勿論サポはブーイングを浴びせました。第1節でも前半終了と同時に大ブーイングを浴びたバイエルンイレブン。その時はブーイングをキッカケに大爆発したのですが、この日はそうはなりませんでした。
やはりあの時とは状況が違うのです。「引き分けで充分」だったのです。
試合が終わった後に残ったものは、バイエルンがGL突破を決め、スポルティングは次節以降に希望を繋いだ、という結果のみ。ホントにただそれだけの試合。
MOM?正直該当者無しなのですが、強いて言うならマカーイかな。バイエルンのチャンスの殆どは彼絡みでしたから。自ら切り開くだけでなくチャンスメークでも抜群でした。ただセットプレーの精度がイマイチだったのと、結局1つも決めれなかったので強くは推せないのです。むしろそんなマカーイが一番輝いていた、っていう事実がこの試合の内容を物語ってると言えます。

興奮度:30%

MOM:マカーイ