観戦レポ

試合前は少し心配してました。昨季あれだけ良かったビジャレアルとはいえ、エバートンを予備予選で下しイングランド勢に対する苦手意識は無いだろうと予想出来るとはいえ、圧倒的に強いホーム（昨季は王者バルサを粉砕したりと僅か1敗）とはいえ、やはりユナイテッドには敵わないんじゃないだろうか？と。
しかしこの心配は杞憂に終わりました。いやむしろユナイテッドの方が心配になりましたよ。今までファーガソン・ユナイテッドはスペインの地では殆ど勝っていません。が、そんな苦手意識以上に内容が悪かった。
問題は中盤でしょうね。キーンが帰ってくれば問題無いかもしれませんが、構成力低過ぎ。スミスはそこそこコンバートに対応出来てるけど、やっぱCFでしょ。
ここが不安定やからスコールズも引っ張られて得意の豪快さが出て無いし、フレッチャーに至っては何が良いのかサッパリ伝わってこねぇ。スコールズは昨季のパフォーマンスが悪かっただけに今季こそはと期待してるんですが、このままだと終わっちゃいます。
パクチーにもキーンの代役はタイプ的にキツイやろうし、ちょっとヤバイかもしれません。中盤が悪いからルーニーは中盤まで下がらないと駄目やし、それによってビジャレアルに脅威を与えれないし、それによってルーニー自身が苛々して退場しちゃうし、っていう悪循環。
そしてニステルは孤立・・・。
ホントに前線で良かったのはロナウド君のドリブルぐらいですわ。その彼もエインセの即効負傷退場でリチャードソンが入った事によって文字通り足を引っ張られた格好。
ってな感じでこの日のユナイテッドはリオぐらいですかね、90分通して安定してたのは。
そんなユナイテッド相手に勝つチャンスは十二分にあったビジャレアル。実際数的有利に立った残り25分程はほぼワンサイドゲームだったし、それまでの時間も「1+2の男」ソリン、「逆襲に燃える」フォルラン、を中心にチャンスはビジャレアルの方が多かったし、決まっていてもおかしくなかった。
フィゲロアを後から入れる、ってのもプラン通りやったと思うしね。それでも無得点。
ファンデルサールのスーパーセーブと決定力不足とリケルメの負傷が最終的に結果論で言うとノーゴールの原因でしょうか？

満足度：70％

MOM：ファーディナンド