05-06 UEFAチャンピオンズリーグ グループB第3節

2005.10.18 スパルタ スタジアム
0
0-1
2
0-1
 
得点
アンリ(21分、トゥレ
  アンリ(74分、ピレス
メンバー
29 ブラジェク
GK
1 レーマン
   
4 ペルグル
  (70分 28 マツショビッチ)
11 ペトロウシュ
15 ルカシュ
23 カドレツ
DF
12 ローレン
28 トゥーレ
18 シガン
22 クリシ
 
 
19 ペトラーシュ(C)
20 ポスペホ
18 キセル
7 ゼレンカ
21 ポラツェク
MF
16 フラミニ
19 ジウベルト・シウヴァ(C)
15 セスク
  (89分 26 オブス アベイエ)
7 ピレス
 
 
10 スレピツカ
  (77分  9 ドセク)
FW
11 ファン ペルシ
  (73分 27 エブエ)
9 レジェス
  (15分 14 アンリ
   
         ブラジェク

ペルグル  ペトロウ   ルカシュ  カドレツ

         ペトラーシュ

ポスペホ  キセル    ゼレンカ  ポラツク

         スレピツカ

布陣
         レーマン

ローレン  トゥレ   シガン  クリシ

     フラミニ   シウバ 

  セスク           ピレス

    ファンペルシ  レジェス

sub
30 ビチーク GK GK 24 アルムニア
14 ロウチュカ DF DF 20 センデロス
2 ハシェク MF MF  17 ソング
12 ヘルザーン     29 ラーション
26 イェスリーネク FW
ルカシュ イエローカード ファン ペルシ
クリシ
レッドカード
出場停止選手
飛行機嫌い ベルカンプ
シマック
シボク
戦線離脱中選手 アシュリー・コール
リュングベリ
フレブ
キャンベル

観戦レポ

ここまで良い内容なのに勝ち点たったの1のプラハ。に対して悪い内容ながらも2連勝のアーセナル、という好対照の両チームの対戦。
数字だけで見ると苦しいプラハですが、こういう過程を考えると希望が持てますし、アーセナルは主力に怪我人が多過ぎなのでチャンスもあります。
ただ新監督ってのがなぁ〜。カンフル剤にはなるかも知れんけど、いきなりは難しいでしょ。アヤックス戦の制裁(サポーターによる人種差別発言)で半分無観客試合っていう微妙な状況もどう影響しますか。
ってな感じでキックオフ。序盤から前節までの内容通り、ゲームを支配するのはプラハ。アーセナルの脆い守備を揺さぶります。特に左SBのクリシがこの日は大穴。ここをボスペフが積極的に切り裂いてチャンスを広げます。カバーのシガンも全く頼りないしね。
そんなアーセナルにアクシデントが襲います。度重なるチャージでレジェスが負傷交代。まだ前半の15分という段階。ベンチにも大したメンバーを揃えれなかったガナーズはアンリを投入。故障明けで30分程度のリハビリ出場が予定されていたアンリですので、この段階では出したくなかった。勿論コンディションも100%には程遠いしね。
ですが、この交代は結果的に見るとアーセナルにとってはアクシデントにはならず、プラハにとってアクシデントになってしまいました。だってアンリさんが2得点ですからね。
いや〜恐れ入りました。実際にアンリ自身の出来も良く無く、キレも無かったし、集中力もイマイチだったんですが、それでも2ゴール。もう褒めるしかないですね。しかも先制ゴールは今季のCLの中でも上位に入りそうなビューティフルゴール。
実際ね、レジェスがフル出場しててアンリの出場が無かったとしても結果としては一緒だったかも知れないですよ。レジェスがハットトリックしてた可能性だったあるんだし。しかしこの先制ゴールは確実にレジェスじゃ産み出せない、っていうか世界でも何人かしか出来ない様なゴールでした。後方からのロングボールを後ろ向きで絶妙にトラップし、右足アウトサイドでコースを狙いつつ且つスピードも伴ったミドルシュート。これはホントにワールドクラスでしたわ。
トドメの2点目もピレスとの呼吸からなった「フレンチコネクション」ならではのゴールだったし。
「やっぱりアンリ!」と思わせてしまうアンリの力量は流石ですわ。
でも相変わらずガンナーズの試合内容は良く無い。プラハのアイディア不足や精度の低さに助けられた格好での無失点ですからね。強豪チームが相手なら大量失点もありえた試合でした。殆ど攻められっぱなしでシュートもロクに打てなかったからね。
そんな状況なのに、どうにも立て直せなかった守備陣、ファンペルシを筆頭にまるで存在感を示す事が出来なかった攻撃陣。ただただアンリにロングボールを放り込んでただけやからね。アンリの個人技以外で「おっ!」と思えるシーンは皆無でした。これは相当深刻なアンリ依存症ですよ。
う〜ん、リュンベリ、ベルカンプがいればまた状況は変わるとは思うねんけどなぁ。ですが、それでも勝つってのが今季のアーセナルらしくない所(笑)。いつもはこんな戦い方してたらヨーロッパじゃ結果残せなかったのにね。今季は逆にプレミアじゃ散々だそうで・・・。全くもって先が読めないです。
プラハは3試合を終えて勝ち点たったの1。次もハイバリーなので状況はかなり苦しいですが、ガナーズ以外はそんなに差が無いのも事実なので、まだチャンスはあるかもね。

興奮度:60%

MOM:ポスペホ