05-06 UEFAチャンピオンズリーグ グループE 第5節

2005.11.23 シュクリュ サラコール スタドゥ
0
0-1
4
0-3
 
得点
シェフチェンコ(16分、セードルフ
  シェフチェンコ(52分、ジラルディーノ
  シェフチェンコ(70分、セルジーニョ
  シェフチェンコ(76分、ビエリ
メンバー
1 ヴォルカン
GK
1 ジーダ
   
30 セルカン
3 セルベト
19 オンデル
24 デニズ
DF
17 シミッチ
13 ネスタ
3 マルディーニ(C)
27 セルジーニョ
 
 
5 ウミト オザト(C)
21 セルチュク
  (28分 27 ケマル)
4 アッピアー
7 メフメト
  (56分 11 ノブレ)
10 トゥンジャイ
MF
21 ピルロ
8 ガットゥーゾ
  (80分 14 フォーゲル)
20 セードルフ
22 カカ
  (19分 10 ルイ・コスタ)
 
 
39 アネルカ
FW
11 ジラルディーノ
  (75分 32 ビエリ)
7 シェフチェンコ
   
          ボルカン

セルカン  セルベト   オンデル  デニズ

          オザト   

     セルツク     アッピア

  メフメト          トゥンジャイ

          アネルカ

布陣
          ヂダ

シミッチ  ネスタ   パオロ  セルジーニョ

        ピルロ

 ガットゥーゾ      セードルフ

        カカ

    ジラル    シェバ

sub
34 ルストゥ GK GK 16 カラッツ
6 マフムト DF DF 4 カラーゼ
17 ジャン     5 コスタクルタ
23 セミッヒ FW FW 9 F・インザーギ
29 オルカン  
デニズ イエローカード マルディーニ
レッドカード
ルシアーノ
マルコ アウレリオ
出場停止選手 スタム
アレックス 戦線離脱中選手 アンブロッジーニ
カフー

観戦レポ

フェネルバフチェは負けてしまえばその時点で敗退が決まってしまいます。ミランは勝っても負けても引き分けでも最終節まで何も決まりません。そんな状況。まぁだからと言ってミランは負けても良い、ってハナシでは無いですがね。
で、試合の中身ですが雨の降る中ミランが、っつうかシェヴァがフェネルバフチェを圧倒。「ストライカー」っていうもののチカラを改めて証明してくれました。
そんなに楽な立ち上がりでは無かったんですけれども、シェヴァが最初のカウンターを確実に決めてくれた事によって、非常に楽になったゲームです。
セードルフからの1本のロングパスを抜け出して決める、というシェヴァ最もお得意のゴール。ですが、実際はGKとの1対1もそうそう簡単なものでも無いし、雨のピッチでのドリブルは追いすがるディフェンスの方が有利な状況。まぁだからこそシェフチェンコの価値がある訳ですが。
このゴールによってカカーが早々に負傷退場しようがフェネルバフチェが超攻撃的にこようが一切ブレない軸が出来た訳であります。
トドメもシェヴァ。こちらの方が難しいミドルシュート。そこしか無いコースにワンステップの左足で蹴り込んだ離れ業。完全に個人のチカラですわ。
この2点目で勝負あり。これが決まった後の38分間はもうひたすらミランのお遊びゲーム。前掛かりになって手薄になったフェネルバフチェのバックラインをシェヴァが弄り倒すのみ。
結果的には4得点のシェヴァですがダブルハットトリック以上の結果を残していても全くおかしくはなかった。イージーなチャンスを外しまくるシェヴァを見ていて改めて集中力の大切さというものを感じました(笑)。
でも外したチャンスも殆どのシュートが枠内へ行っていたのは流石。ミラン全体で見てもトータル12本の枠内シュートを放ちました。枠外が6本なので、ここまで大きくなった数字で枠内の方が倍あるってのは結構珍しいんじゃないかな?
さてさてフェネルバフチェはアレックス不在による攻撃力の低さとトルコ特有のキレやすさ、という印象を残して大会から去ります。ディフェンスの主力2人が欠場ってのはこの試合に於いては負けの言い訳にはなるけど、結局出場停止処分を喰らってる時点で問題やからね。
ミランは次の試合に勝てば突破決定。
サンシーロでのシャルケ戦なので大丈夫だろう、って反面、万が一負けたり引き分けでもアウェイゴールの関係で脱落しちゃう可能性もあります。
最後の最後まで油断出来ない戦いを長引かせてしまった事が今後のセリエやCLにどう影響をもたらすでしょうか?

興奮度:70%

MOM:シェフチェンコ