05-06 UEFAチャンピオンズリーグ　グループA　第二節
2005.9.27　アリアンツ アレーナ
バイエルン	1	1-0	0	ブリュージュ
		0-0
デミチェリス（32分）	得点
メンバー
1　カーン（C）	GK			1　ブティナ
2　サニョル 3　ルシオ 25　イスマエル 69　リザラズ 　　（52分　7　ショル）	DF			2　デ・コック 26　マールテンス 33　バンデラノイット
6　デミチェリス 31　シュヴァインシュタイガー 11　ゼ・ロベルト 13　バラック 　　（83分　16　イェレミース）	MF			14　デュフェル 8　アングレベール 　　（85分　31　ルーラント） 3　ヴェルマン 11　ブロンデル
10　マカーイ 33　ゲレーロ 　　（72分　24　サンタクルス）	FW			10　バラバン 7　ヴェルヘイエン（C） 　　（75分　34　ユル マトンド） 18　レコ 　　（68分　22　ポルティージョ）
カーン サニョル　　ルシオ　　　ｲｽﾏｴﾙ　　リザラズ 　　　　　　　デミチェリス　　 　シュヴァ　　　　　　　　　ゼロベルト 　　　　　　　　バラック 　　　　マカーイ　　　ゲレロ	布陣			ブティナ 　　　デコック　マルテンス　バンデラ デフェル　　アングレ　　ベルマン　　ブロンデ 　　ベルヘイエン　　　　　　　　レコ 　　　　　　　　　バラバン
sub
29　ドレハー	GK		GK	23　シュトイネン
20　サリハミジッチ	MF		MF	6　クレマン
26　ダイスラー				27　プロボースト
39　オットル				28　ブラーミンク
バラック サニョル	イエローカード			ヴェルマン バンデラノイット
	レッドカード
	出場停止選手
ラーム ゲルリッツ ハーグリーブス ピサロ	戦線離脱中選手			ランゲ ヴァルハーレン スピラル ヴァナーデナアーデ

観戦レポ

「このグループはバイエルンとユーベで決まりだろう。」2節を終了した段階で早くもそんな大方の予想が私の中で確信に変わるようなゲーム内容でした。
バイエルンが一度もギアをトップに入れる事無く勝利。
全く危なげなかった。全力を出さずに勝てる、ってのはなんと素晴らしい事か。新スタジアムも素晴らしいけど、それ以上にチカラの差を感じました。
バイエルンサポは1-0での勝利に不満なのか、全力を出し切らないチームに不満なのか、試合後はブーイングでしたけれども客観的に観ると横綱相撲の勝ち方でしたよ。100％で戦えば5-0ぐらいのスコアになったとは思います。しかしバイエルンはそれをしなかったし、したくても出来なかった事情もあります。
それは怪我人の多さ。まず前線。ピサーロを怪我で欠き、サンタクルスは復帰戦だしマカーイも怪我あがり。元気なのはゲレーロだけ、ってのはキツイ。案の定ゲレーロはスタメンから出るとまだまだ迫力不足だし、マカーイは明らかに本調子じゃなかったし、途中から出たサンタクルスは完全にリハビリ。
これで大量得点を望むのは酷ですよ。
続いて中盤。要のバラックも調整段階なんですよね。非常に惜しいFK、遠くからのキャノン砲もあったけど、全体的に観るとバラックであってバラックでなかった。更には残り7分で再び故障による交代。。。
シュヴァ坊もいつものキレは無く途中から左SBに下げられるし。
これで大量得点を望むのは酷ですよ。
左サイドを切り裂きまくったゼロベルトにしても70％ぐらいのチカラしか出していなかった。本来はもっともっとやれるからね。途中から出たショルがファンタジーを振り撒いてくれたり、ルシオがレバークーゼン時代の様に上がってくれたり、リザラズが最も元気に攻撃に絡んだり、と楽しめる要素はふんだんにあったけど、それでも流して勝ったバイエルン。
1点で充分と思わせる程にブルージュは弱かった。弱かったっつうか勝つ気あるの？って感じ。アウェイやからある程度守りに入るのは仕方無いし、途中からポルティージョ、ユルマトンドを入れてあわよくば勝ち点をゲット、ってプランは間違ってないと思います。思いますが、こんな戦い方で未来はあるんでしょうか？守ってるだけじゃ駄目ですよ。失点してからも全く変わる様子無かったからね。
そりゃバイエルンも「余裕」って思うわ。若い選手も多いんですからもっとアグレッシブに戦って欲しいよ。失点自体はイスマエルのハンド気味のプレーからデミチェリスが押し込んだもので不運な面もあったけど、正直これがゴールと認められなくてもその後バイエルンは確実に1点は取ってたと思う。1点取ってるから2点目は取らなかったけど、0点やったら1点は取ってたね。
ユーベ戦で好セーブ連発だったシュトイネンを使ってほしかったね。あっさりブティナを復帰させて、そのブティナのミスで負けてたら笑えないですよ。

興奮度：50％

MOM：ゼロベルト