05-06 UEFAチャンピオンズリーグ R-16 2nd leg |
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2006.3.8 ハイバリー
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0
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0-0
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0
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0-0
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得点
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メンバー
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1 レーマン |
GK
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1 カシージャス | ||
27 エブエ 28 トゥーレ 20 センデロス 16 フラミニ |
DF
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2 サルガド (84分 10 ロビーニョ) 4 セルヒオ ラモス 15 ラウール ブラボ 3 ロベルト カルロス |
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15 セスク 19 ジウベルト・シウヴァ 13 フレブ (87分 10 ベルカンプ) 8 リュングベリ 9 レジェス (68分 7 ピレス) |
MF
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16 グラベセン (68分 8 バチスタ) 14 グティ 23 ベッカム 5 ジダン |
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14 アンリ(C) |
FW
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9 ロナウド 7 ラウル(C) (73分 19 カッサーノ) |
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レーマン
エブエ トゥレ センデロ フラミニ セスク ジウベルト フレブ ユンベリ レジェス アンリ |
布陣
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カシジャス
サルガド ラモス ブラボ ロベカル グラベセン グティ ベッカム ジダン ロナウド ラウル |
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sub
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24 アルムニア | GK | GK | 13 ディエゴ ロペス | |
17 ソング | MF | DF | 11 シシーニョ | |
36 ジュル | 21 カルロス ディオゴ | |||
2 ディアビ | FW | MF | 6 エルゲラ | |
32 ウォルコット | ||||
アンリ | イエローカード | グティ ロベルト カルロス グラベセン ラウール ブラボ |
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レッドカード | ||||
出場停止選手 | ||||
アシュリー・コール ローレン キャンベル ファン ペルシ シガン クリシ |
戦線離脱中選手 | ウッドゲイト |
観戦レポ
壮絶な試合になりました。90分間片時も眼を離せなかった。1st legの「0-1」ってスコアがこれだけのおもしろさを産み出したのでしょう。
それとマドリーの現在のチーム状況ね。遂に会長が辞任し、いよいよ窮地に立たされたマドリー。直前のマドリードデルビーに勝利し何とかこの大一番に合わせてきました。焦点はロナウド。この試合も結局はロナウド問題が左右しました。退団発言で問題になりデルビーにも招集されなかったロナウド。会長も代わり「放出か?!」という中で先発出場。しかしこれはラストチャンスといえます。この後国内リーグでゴールを量産するよりも、この大切な大切な一戦で活躍する方がインパクトはとっても大きい。逆にここで駄目なら・・・。
結果を見ても判る通りロナウドは駄目でした。しかし途中交代は無かった。代えれなかったのか、代えるなと言われていたのか。そこはもう憶測しか入る余地は無いですが、普通の試合なら誰でも代えてる様なパフォーマンス。彼なりに頑張ろうとしている姿勢は見えたけどね。
彼とベッカムの動きが非常に悪く、マドリーの足枷になっていました。
それなのに滅茶苦茶おもしろかったよ、この試合。そういう興味もあったからおもしろかったとも言えるし。マドリーの破滅への危機感がそういう好ゲームを産んだ要因だろうけど、素晴らしくファンタスティックなゲーム。
なにせ開始直後から両チームのテンションが半端無かった。しかもこのテンションが最後まで途切れる事は無かった。それは途中出場の選手がホントの意味でゲームに入れなかった事が証明しています。百戦錬磨のピレスや悪童カッサーノが全くリズムに乗れなかった。
逆に先発出場した選手達、特に若い選手達はいつも以上の、実力以上のチカラを発揮していました。特にガナーズの若き最終ラインは確実にマドリーとのホーム&アウェイで飛躍したと言えます。フレブもこの日のパフォーマンスでやっとこさアーセナルサポの心を掴みました。ビッグゲームで選手は大きくなる、これは本当ですね。
ビッグゲームでチカラを発揮出来ない選手は堕ちて行くのか?セルヒオラモスを観てると心配で心配で仕方がありません。セビージャ時代のパフォーマンスが認められての入団ですが、セビージャでもスペイン代表でもビッグゲームが無かったのも事実。クラシコやこの試合の様な死闘は未経験でしょう。まだ19歳やし、全然これからの選手。ロナウジーニョやアンリに手も足も出なかった経験が今後活きる事を願います。
逆にサルガドやロベカルはこういう試合にホントに強いね。最近はシシーニョの方が良いかな?って思ってましたがまだまだサルガドです。気迫だけでレジェス、フラミニを圧倒してましたからね。戦うチームには必要不可欠な存在です。
ラウルもこういう試合では結果を残して来た選手でしたが惜しくもゴールならず。ポストに弾かれる不運もありました。90分間プレーさせてあげれば何かが起こっていた気がするのですがね。
さてさて敗れたマドリーですが、この後が心配です。目標を失い国内リーグでも低調なパフォーマンスに終始してしまうのでしょうか?個人的にはこれだけ美しく散ったんですから、歴史に残る様な好勝負を演じて散ったのですから何も恥じる事は無いと思うのですがね。最多優勝しているクラブのメンタリティとそのサポのメンタリティと私の考えとは大きく隔たりがありそうなので全く予想は出来ません。
最後にアンリを褒めてこの至福の90分間を締めくくりたいと思います。スター選手ばかりのこの試合。銀河系と謳われたチーム相手に真の銀河系である事をみせつけたのは紛れも無くティエリー・アンリでした。あれだけのタレントがいる中で格の違いを発揮出来るのですから大したもんです。アンリが来夏どこに行くのか?これはもう最大の注目ですよ。W杯よりもね。
興奮度:95%
MOM:アンリ