観戦レポ

チェルシーにとっては既に消化試合。ですがポルトは絶対に勝たなければいけない試合です。
まずは勝利が絶対条件で後はPSGの結果次第、って流れですわ。
なので、試合前の状況で言うとモチベーションが高いのは勿論ポルトだろうし、ホームだし、ポルトが押す展開になるだろう、って思ってました。
しかしこれが蓋を開けて見ればビックリですよ。

ポルト駄目駄目。

全然得点の気配がありません。ペースは完全にチェルシー。
そりゃね、このグループを圧倒的強さで突破したチームですよ、プレミアでも独走モードのチームですよ。強いのはわかってます。
でもこの試合は違うだろう、と誰もが思うじゃないですか。
実際次のプレミアがアーセナルとの大一番なんで主力は温存してます。
そんなチェルシーに押されるポルト、全く良い所が出せないポルト。
こりゃ駄目だな、と思いました。
実際先制ゴールはチェルシー。
ダフにドリブルシュートを決められたんですが、このミドルはGK止めれたでしょ。
チームの士気、サポの士気も下がっちゃう様な失点でした。まぁダフには再三再四ドリブルで切り裂かれまくりだったんで、いつかはこういうシーンが産まれるってのは誰もが予想出来たでしょうが。
チェルシーの攻撃は主にダフのドリブルとドログバの動き出し。
これだけでした。でもこれだけ、2人だけに常に脅かされてたポルトDF。
もはやGL突破なんてのは夢物語です。

が、なんとここから逆転するんですよね。
いやはや驚き＆フットボールってのはホントに何が起こるかわからないスポーツです。
流れを変えたのはヂエゴの同点ゴールでした。
ルーズボールをボレーで豪快にエリア外から決めたんですけど、これはゴラッソでしたね。ヂエゴの才能を見せ付けられた。
いやはや、彼はやはり天才ですね。
稀にしかこういうプレーが出せない所も実に天才です。。。安定感が出てくればもうワンランク上のチームに移籍出来るでしょうな。
さてさて実質初めてぐらいにスタンドも盛り上がった訳ですが、ここからのポルトは違った。
前半は恐らく1本も無かったんじゃないのか？って感じのワンタッチパスが繋がりまくり、実に良いリズム。
こうなると逆転も現実味を帯びてきまして、クァレスマのクロスをベニーがヘッドで決めて遂に逆転。
いや〜、やっとこさ大喜びのサポ達。
でも客観的に日本でTV観戦してるコチラとしては手放しで喜べない内容ですね。
明らかに波がありすぎる90分間でした。逆転出来た大きな要因としてはクァレスマの投入とかが挙げられるとは思うけど、絶対通常のチェルシーだったらこの展開は無いですよ。
守りきれてますよ。
消化試合だったからこその2失点という見方で間違いは無いと思います。
どのチームにとっても難関だったチェルシー戦が最後で助かりましたね、ポルト。
GLはとりあえず突破出来てめでたしめでたし、さぁトヨタカップへ、ってな感じのポルトですが、GL6試合を見る限り、この内容では絶対に昨季の再現は無いです。
派手さは無かったけど、堅実的に強かった昨季とは全く逆のチームカラーに仕上がっております。
ポルトの場合は開幕前に時間が無かったので、仕上がってないと言った方が正しいかもしれませんが。
まぁ次のCLまで、たっぷりと時間はあります。どんなチームに変わっているのか楽しみです。

満足度：40％

MOM：ダフ