04-05 UEFA チャンピオンズリーグ グループA 第4節

2004.11.3 スタディオ ゲオルギオス カライスカキス
1
0-0
0
1-0
シュレール(84分)
得点
 
メンバー
71 ニコポリディス
GK
30 ローマ
   
14 マブロゲニディス
  (70分 21 ゲオルガトス)
12 シュレール
32 アナトラキス
30 パントス
DF
32 ジヴェ
19 スキラッチ
27 J・ロドリゲス(C)
3 エヴラ
 
 
6 ストルティディス
1 カフェス
11 ジョルジェビッチ(C)
  (65分 7 カスティージョ)
5 リバウド
MF
15 ジコス
6 プラシル
7 ベルナルディ
  (81分 5 ペレス)
8 カロン
  (61分 21 ファルネルド)
 
 
10 ジオバンニ
  (65分 8 マリッチ)
9 オッカス
FW
24 アデバイヨル
  (73分 10 チェバントン)
9 サビオラ
   
        ニコポリディス

マブロゲ  シュレル   アナトラ  パントス

        ストルティディス

   カフェス         ジョルジェ

          リバウド

     ジオバンニ     オッカス

布陣
        ローマ

ジヴェ  スキラシ  ロドリゲス  エヴラ

        ジコス

  プラシル       ベルナルディ

        カロン

  アデバイヨル    サビオラ

sub
34 ヤヌ GK GK 1 オダール
3 ベネティディス DF DF 4 モデスト
25 バッラス     13 マイコン
31 ゲオルギアティス MF FW 18 ノンダ
パントス
ストルティディス
ゲオルガトス
カスティージョ
イエローカード プラシル
エヴラ
スキラッチ
レッドカード
出場停止選手
戦線離脱中選手

観戦レポ

混戦のグループAですが、その中心的存在にいるのが実はオリンピアコス。
ホームでの絶対的な強さに加え、アウェイでもエンパテに持ち込める守備力を兼備しているのでグループ内に同居してるモナコ、レッズ、デポルにとっては厄介な存在です。
そんなオリンピアコスにモナコが乗り込みます。裏返しのカードでもある前節は競り勝ちましたが終盤は何とか逃げ切ったって感じでした。
その後味の悪さが確実に影響してましたね、この試合。オリンピアコス側から見ればアウェイであそこまで出来た自信が後押ししてた様に思います。
逆にデシャンはチョット弱腰やったかな。過去のデータから考えると引き分けでも充分と考えたんでしょうか、必要以上に引き過ぎてた気がします。
ジヴェとエヴラがオーバーラップした場面なんて記憶に無いぐらいですから。
点さえ与えなければOKだと考えていたのでしょう。また点を与えない自信もあったと思います。
自慢の4バックに加えて、ジコスを1ボランチ気味に置いた中盤も安定してましたからね。
特にプラシルとベルナルディの運動量とボール奪取、プレッシングは凄まじかったですから。
61分、カロンをファーネルードに代えた時点でピッチにも「無失点で行こう」というメッセージを送った様にも見えました。
しかしデシャンは忘れていたんでしょうか?サッカーという球技において「1点」っていうのはどんな弱小チームでも取る可能性はあるし、どんな堅守のチームでも取られる可能性があるという事を。
89分間得点の香りがしてなくても事故的に入る事は実際いくらでもあります。
かといってこの日のオリンピアコスの決勝ゴールは事故でもなんでもない必然ですがね。
多少不運な面はモナコにもありましたよ。ゲオルガトスのFKからのシュレルのゴールでしたが、モナコのクリアが絶妙にシュレルの足下に行っちゃうっていう不運がね。
しかし前半から良い場所で何度もFKを与えていたモナコが結果的には悪かったですよ。
84分まではそれでもジオバンニのFKがポストに当たったり、リバウドのキックが浮いたりして助けられてはいましたけど、いつまでもそれが続くとは限りませんからね。
与え過ぎちゃったモナコが悪かったです。それにオリンピアコスにはリバウドを筆頭に良いキッカーがいるんですから、より注意する必要があったと思うんですがね。
ロテン亡き後プレースキッカーが少し物足りないモナコとは違ってね。
さてこの勝利でオリンピアコスは勝ち点でもモナコを抜いたうえに更に直接対決の結果でも1勝1敗ながらアウェイゴールで勝っております。
まだまだ勝ち点差は1なので何が起こっても不思議ではないですが、現時点では優位に立ったと言えるでしょう。
しかも次節も得意のホームで戦えます。今季不調のデポルが相手なので、リバプール、モナコを撃破した勢いで臨めば充分勝機も見えてくるでしょう。

満足度:60%

MOM:プラシル