04-05UEFAチャンピオンズリーグ　グループD第2節
2004.9.28　オールドトラフォード
ユナイテッド	6	3-0	2	フェネルバフチェ
		3-2
ギグス（11分、クレベルソン）	得点			ノブレ（46分）
ルーニー（17分、ニステルローイ）				トゥンジャイ（59分）
ルーニー（28分、ギグス）
ルーニー（54分、直接FK）
ニステルローイ（78分、フレッチャー）
ベリオン（81分、ルーニー）
メンバー
13　キャロル	GK			34　ルストゥ
2　G・ネヴィル 5　ファーディナンド（C） 27　シルベストル 4　エインセ 　　（82分　3　P・ネヴィル）	DF			4　ファティッヒ 2　ルシアーノ 　　（61分　9　セルハト） 24　デニズ 5　ウミト オザト（C）
15　クレベルソン 19　ジェンバ＝ジェンバ 12　ベリオン 11　ギッグス 　　（62分　24　フレッチャー）	MF			15　マルコ アウレリオ 30　セルカン 10　トゥンジャイ 20　アレックス 11　ノブレ
10　ニステルローイ 　　（82分　17　ミラー） 8　ルーニー	FW			17　ファンホーイドンク
キャロル ガリー　　リオ　　　シルベス　　エインセ 　　　　ジェンバ　　　クレベル ベリオン　　　　　　　　　　　　　ギグス 　　　ニステル　　　　　ルーニー	布陣			ルストゥ ファティヒ　　ルシアノ　　　デニズ　　オザト 　　　　　　　　マルコアウレリオ 　　セルカン　　　　　　　　　　トゥンジャイ 　　　　　　ノブレ　　　　アレックス 　　　　　　　ファンホーイドンク
sub
35　リカルド	GK		GK	1　ヴォルカン
22　オシェイ	DF		DF	6　ファビアーノ
7　C・ロナウド	FW			19　オンデル
14　スミス			MF	7　メフメト
				21　セルチュク
			FW	8　ムラト
エインセ	イエローカード			マルコ アウレリオ セルカン
	レッドカード
	出場停止選手			セルベト
フォーチュン サア スールシャール ロイ・キーン スコールズ ブラウン	戦線離脱中選手

観戦レポ

「チャンピオンズリーグでプレイしてみたいんだ。」
そんなニュアンスの事をユナイテッドへの移籍会見の時に語っていたルーニー君。
その念願の舞台。
CLに対する意欲がいつも以上のチカラを出させたのか？これ以上無いデヴューを飾りました。
CLにも勿論初登場だったルーニー君ですが、ユナイテッドの一員としてもこれがデヴュー戦。
いきなりのオールドトラフォードです。
ファーガソンもあえてこの試合に持って来たのかな？
たとえこの試合を落としたとしても、まだまだ取り返しがつきますからね。
しかしルーニーは期待以上のモノをやってくれましたよ。

まずはギグスがクレベルソンとの大きなワンツーからヘディングを叩き込み先制点をゲットします。
この時点でユナイテッドのゴールラッシュの予感はプンプンしてました。
それにCLのホーム初戦って、ユナイテッド大量点多いしね。
6分後、ルーニーがその予感を確信に変えます。
ニステルからのスルーパスを迷う事無く振り抜き、勢いよくネットを揺らしました。
デビュー戦で、いきなりの初ゴール！
ですが、これだけでは全然終わりません。
11分後、ギグスからのパスを受けると、これまた迷う事無く、豪快にミドルシュートを叩き込みます。
右でフリーだったベリオンには見向きもせず、初めから撃つ気マンマンでした。
でもこれがルーニーの一番良い所ですよ、常にシュートがファーストチョイスってのがね。
スタジアムに衝撃を残したままハーフタイムへ。

さて後半。
前半シュート0だったフェネルですが、開始直後いきなり1点返します。
CK崩れのコボレ球とはいえ、しっかり決めましたよノブレ（ex柏）。
良い時間帯に得点出来た事で追撃ムードのフェネル。

そんなムードを断ち切ったのは、やはりこの日の主役ウェインでした。
ゴール前でのFK。
通常ならギグスが蹴りそうな位置ですが、ルーニーが蹴る気配がも〜うプンプン。
入りそうな雰囲気そのままに蹴り込んでハットトリック達成です。
この18歳はなんなんでしょ？
ホントに18歳か？
唯一18歳らしさを見せたのは、この5分後でした。
中盤での何でも無いルーズボールを自陣に向けて豪快に大きくクリア。
これがCKとなり、またしてもコボレ球を押し込まれて2点目を献上します。
全く不要なクリアでした。
普通に味方にボール繋げれた筈でしたからね。
得てしてこういうプレーがあると失点するケースが多いですね。
何に苛立ってたのかわかりませんが、若さをみせてくれました。

再び2点差に戻したフェネルがこの後攻め続けます。
結構長い間主導権握ってましたよ。
この展開に決着つけたのが真のエース・ニステル様で御座いますよ。
ルーニーの爆発を横目で見て血が騒がない訳がありません。
前半は苛立ってる場面もあったしね。
ですがこの男、チャンスでは冷静です。
エリア内での心憎いまでの落ち着き。
胸トラップからシュートまでの一連の流れ、シュートの強さ、コースとどれをとってもパーフェクト。
ルーニーの様な勢いは無くとも確実に仕事をする男、それがニステルです。
3分後にベリオンも負けじとゴールを決めて、やっとこさピリオドを打ちました。
前半3-0のままで、あっさりと終わらない所がユナイテッドらしい（苦笑）というか。
でもそのおかげで90分間楽しめましたよ。
最後にこの試合地味に光ってたガリー・ネビルを賞賛して、このレポを終えたいと思います。
落ち着いたDFとタイミング良いオーバーラップだけで無く、随所に貫禄充分のプレイを披露。
リオの帰還も大きいですが、やはり彼もいないとね。

満足度：80％

MOM：ルーニー